TREASURES OF CARDOLAN / カルドランの財宝
トボルド・リーフカッター(Tobold Leafcutter)との会話
「ああ、なにか見つけたようじゃな! 多くのページが失われとるが、たぶん残った部分からなにか探り出せるじゃろう。
なんと! 恐ろしすぎて読めんぐらいじゃわい。著者であるカルドランの男は、生き残ったほんの一握りの者たちが、凄まじい疫病をもたらす東からの暗い雲と対峙し、いかにして死んでいったかを語っておる。すぐに、堕落した精霊が北からやって来た。著者は、それから見るようになった恐ろしい悪夢、アングマールと呼ばれる場所の夢について書いておるな。そしてすぐに、死者が再び地上を歩くようになった。最後の記述では、著者は彼自身も疫病に屈し、己が身体は永遠に安らぎを知らない羽目になるのでは怖れておる。
この呪われた土地について、知らないままであればどれほど良かったか。だが、いまやわしはもっと知らねばならん。もしこの記録のさらなるページを見つけたら、持ってきておくれ。恐らくこの知識のなかにこそ、あの堕落した精霊から身を守る術が学べるはずじゃ」
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「COLLECTING HISTORY / 歴史収集」へつづく
最終更新:2009年08月25日 04:22