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06年11月18日の「52回らいぶら」

8月9〜11日の「全国学校図書館研究大会」(福島県郡山市)についての発表

八雲町立八雲中学校の伊庭日出樹教諭の発表から

テーマ①学校図書館は公共図書館とどう連携するか
総じて、学校という組織としての連携ではなく、教諭個人の連携の発表が中心
例えば、ブックトークの講師派遣を個人で交渉するなど
テーマ②教科と連携した読書指導
ここの2つの発表では、読書指導と連携した教科は「国語」に限られていました。
国語、総合的な学習の時間、あとは読書感想文を書く際など

この発表を聞いて、先駆的な取り組みをしている学校が発表をするのではなく
適当に割り振られた学校が発表するのかなと思った。どの事例をみても、目を
見開くような真新しい取り組みはされていないのだ。
また、テーマ②について伊庭教諭は、国語以外の他の教科との連動の取り組みが
知りたかったとコメントしたが、具体的にこれ以外の教科でどういった連動が可能
なのか、教育について素人の私には想像できなかった。

函館・湯川小の新沼誠子教諭の発表

  • 「情報・メディアを活用する学び方の指導体系表」の解説書について
2年に1度、全国学校図書館協議会(SLA)が制定した表が配られるが、
小学校低、中、高学年、中学校、高校に分類されて事細かに書かれているが、
範囲が広すぎる上、解説書もないため実際に取り組んでいくのは難しい。
  • 埼玉県川越市立南古谷小学校の事例について
学校図書館の教育全体計画があり、組織についても校長を中心とするリーダーシップ、
情報教育主任らによるバックアップなど体制が整っている。
学校図書館の年間の活用計画もある。これは、学級担任を受け持っていない独立した
専任の司書教諭がいないと実現は難しいらしい。
  • パスファインダーの話題
道内の高校教諭が作成したツール「パスファインダー」
機能としては、まず第一に図書館内にある本を整理することになるので、
どんな本があるのかを教師自身も把握することに繋がる。
さらに、自分が調べたい本について登録された情報を元にパソコン画面で検索する
ことが可能となる。
パスファインダー
  • 山形県鶴岡市立朝暘第一小学校の事例について
全校をあげて取り組んでおり、他校からの見学者も多い

新沼先生の発表の中では総じて、「羨ましい」が連呼されていた。
確かに、全校挙げての取り組みやシステムがそろっているのは望ましいこと。
新沼先生は、自分の学校で取り組みをしているらしいが、その通り今ある状況で
個人でできるレベルからコツコツを取り組んでいく必要があるのだと思う。

質疑応答から〜函館・高丘小で図書館の父母ボランティアをする岩崎さんの話

読み聞かせのボランティアをしており、その中で学校図書館の本の古さや汚さが目についた。
「押しかけボランティア」として、物置と化していた図書準備室で、図書の整理をする日々。
徐々に、図書館に調べ学習で訪れる児童の姿を目にするようになるが、資料をうまく探せない
子供たちが目につく。慢性的に、必要な本が不足している上に、教師も何があるのかを把握していない
状況。いわば、子供の調べ学習に関する問題点を感じている。また、何年もの前の新刊本が準備室に
山積みされている状況。現在、子供は小6で、中学に行っても図書室が今のような状態なのかと思うと
不安。

現場の実践家からの、非常に具体的で明快な質問でかなり興味深かった。
岩崎さんのコメントにもあったが、「らいぶら」自身がやや「鳥の目」的な視点で
具体的に何ができるかのアクトがなされていない状況だと思った。各々の先生は個人レベルで
取り組んでおられるであろうが、2言目には、「予算が足りない」「専任教諭がいない」「システムが整っていない」などと、組織内にいるだけにかなり身動きがとれていない状況にあると感じた。

今後の展開

この日話し合われた、函館市内の「学校図書館」の問題点を今一度整理すると共に、
予算面や人的資源の不足、現状などの基本情報を、まとまった形で整理することの必要性。
何が問題なのか、を皆が共有できる基本情報作りが先決。
その上で、今行われている活動、例えば、高丘小の父母の図書館ボランティア、「らいぶら」のような
勉強会、道教大函館校の内藤先生らが共著で出版した「学校図書館・教師・学習」について。
今後の展開、函館市内の資源を用いて、学校図書館の問題点について解決策はないか。
例えば、システムに強い未来大学のプロジェクト学習の一環として取り組めないか。時間を持て余している専業主婦の人に図書館ボランティアとして活躍してもらえないか。など。
まずは、このwikiのシステムを作って、基本情報の構築をしていきたいと思う。
さらに、学校図書館に限らず、函館の問題点についても同様の方法で何かアプローチができないかを考えて行く。地域情報メディアに携わる者として何ができるのか。