卒業研究2中間発表会 教員評価一覧
藤垣
- 精神科領域の疾患が本当に増えているのか。診断科基準の影響はどのくらいなのか
- 社会的偏見という外からの圧力と学内の内的状況(心身医学の境界ひき、診断基準の変化)とのせめぎあいをどう記述するか
- どこまで境界領域の問題として一般科できるのか
- インタビューの焦点をどこにおくか
- 教育カリキュラムから見えて来ることの追加
植田
データや資料を良く調べていると思いました。研究の根本的な問題(research issue)を明確にし、かつデータの解釈のあいまいさを低減させると、よりよい研究になると思います。
丹羽
大変面白い内容を多く含んでいます。何に(どこに)研究の焦点を絞るか、そして、そのために、今後何を調べたら良いのか確認するとよいと思います。
松尾
面白いテーマである。心療内科と精神科の境界領域がどう変化して来たかを検証することを目的としているが、さらにその理由にも考えを及ばせて欲しい。患者からのニーズ、社会からのニーズがあったのか?自分達の仮説をたて、それを証明する方向でのデータ集めが望まれる。
土井
議論でも出ましたが、最終的にどこを狙って明らかにするかだと思います。学問的な動向(学会誌)と診療の実態(受診者数)は同列には比較できないでしょう。また大学病院の実態を調査して全体を把握したと考える事にも、違和感があります。もし余裕があれば、精神科側の視点も入れられると良いなと思いました。
最終更新:2007年03月01日 17:55