火の鳥
色 |
画像 |
レベル |
攻撃力 |
HP |
速度 |
能力 |
赤 |
|
2 |
3 |
2 |
普通 |
■使用効果:アタッカー1体に「敗北時に待機所に戻る能力」を与え、攻撃力とレベルを1増やす ■敗北効果:このクリーチャーを朱雀に変えて自分の手札に戻す |
復活を司る霊鳥。他者を生き返らせ、自らも生まれ変わる。
軽いパンプアップ能力と、復活する
敗北効果に関連する能力を持つカード。
相互にシナジーを持つ効果ではなく、多機能という考え方が近い。以下では個別に述べる。
この手のカードの常としてやや器用貧乏な感じはあるが、使いどころが多彩でコンボを形成しやすい。
1つの効果をメインに据えるよりも、手札と戦場の状況に応じて柔軟に使っていくほうが活躍の場が多くなるだろう。
イニ有りで先に付与しておくことが多いが、敗北効果持ちにはイニ無しでのカウンターとしても機能する。
登場時はレベル3の4/3であり、攻撃力+1しつつ待機所に戻る敗北効果を付与するカードであった。
ver0.24で付加されver0.25で消え去った幻の復活能力は、カードコマンダーにおける一つの語り草となっている。
詳しくは「火の鳥デッキデス」にて。
ver0.25で3番目の能力である
朱雀に変身する敗北効果が追加。
ver0.31で攻撃力に加えレベルを上げる効果がつき、
ニワトリと同様のシナジーが発生。
ver0.33でコストが下がり、一回りサイズが小さくなった。使用効果の使い勝手の向上を狙ったものと思われる。
アタッカーとしてのパワーは下がったが、序盤から火の鳥→
ウィザードとつなぎやすくなり、また
サラマンダーの対象にもなった。
炎の魔女がアンチカードになったという側面があるものの、総合的には上方修正と見てよいだろう。
1.レベルと攻撃を1増やす
攻撃力アップ効果としては最小値。
ダメージが1足りないケースはたまに発生するため、そのような状況で使えば相手の計算を狂わせることができる。
赤ゴーレムに使えば攻撃力が10に届き、
力石を動かすことができるようになる。
レベル操作の恩恵を大きく受けられるカードは
ソードマスターと
クマが代表格。
クマの攻撃力とレベルを上げつつ、待機所の火の鳥を餌にして戦線を維持できるといいだろう。HPが2であることがわりと大きい。
他に、レベルを上げることで
ウミガメや
首長竜の
バウンス、
征服王の
破壊から逃れることも。
相手アタッカーに使って
ゴブリン剣士、
ソーサラーの効果範囲に届かせるといった使い方もある。
強化効果だけで見ると
ニワトリの下位互換であり、コスト2の割には刺さるシーンが多いとは言えない。
またバウンスメタではもっと直接的で対応範囲が広く、さらに同等の強化効果を得られる
ウィザードがいる。
この効果だけを目的とするのであれば、火の鳥よりもそれらを優先的に採用した方がいいだろう。
2.敗北時に待機所に戻る能力を与える
アタッカー1体に退避能力を付与する。
待機所に戻ることでステータスが初期化され、復活した状態で再度戦場に出すことができる。
大型アタッカーを出すコストを踏み倒せば、魔力を強化にあてることで有利に戦闘を進められる。
シスターの隙を緩和する、待機所のアタッカーを増やして
騎兵や
ケルベロスに繋ぐといったことも。
待機所を埋める効果との相性はあまりよくないものの、敗北効果を付与することで
招き猫の使用条件を満たすことができる。
敗北効果であるため
イソギンチャクや
ラッパ妖精には大きく劣り、自アタッカー限定の
ミミックに近い。
待機所が満杯だと戻れない、引き分けにされると発動できない、
カニに強制退去させられてしまうといった欠点がある。
強アタッカーが登場するころには既に待機所が埋まっていることが多く、実際にはなかなか効果を活かせない。
上手く再利用できればラッキー程度に捉えて、相手を牽制するような使い方をしたい。
敗北効果を上書きして消すような使い方もできる。
堕天使に使用するのは、
曽祖父さんも長年愛用のコンボなので知らない人はいないだろう。
ミイラや
ナーガをはじめとする相手の敗北効果持ちに使って効果を発動させない、といったことも可能。
特にイニなしの
ハエトリ老婆や
カニナーガに対しては敗北効果を暴発させて1勝取れるので、積極的に狙う価値がある。
相手の待機所に空きがない場合はそのまま墓地に行くので、状況によっては大きく勝ちを引き寄せられる。
単純に付与する敗北効果の強さという観点で見るなら、
バンシーというより強力なカードが存在する。
コストの低さ、相手に付与するデメリットの少なさといった点では優れるので、用途としては一長一短。
色の違いもあり一概には言えないが、敗北効果の付与を重視するなら火の鳥、コンボを重視するならバンシーといったところだろう。
3.敗北効果・朱雀に変えて自分の手札に戻す
ver0.25で追加された、敗北すると
朱雀に変身して手札に戻ってくる能力。
この効果により、火の鳥を戦場に出すことは他のカードにはないメリットを生む。
一見大味な能力だが、実際には朱雀をデッキに入れるのと大差なく、発動によって戦況をひっくり返せるような効果ではない。
朱雀を出せるのは大抵は中盤以降なので、火の鳥を序盤に出していくデッキであれば火の鳥=朱雀として計算できる。
他の有用なカードを採用しつつ朱雀によるリセットも狙えるようになり、戦術の幅が広がるだろう。
レベル2の比率が求められるL2バーンデッキにおいては、デッキを圧迫されることなく朱雀を得られるのはありがたい。
ただでさえ読まれやすい上にさらに警戒されるという側面はあるが……
朱雀をちらつかせて
翼竜や
バーンで裏をかく、
ホムンクルスを出すなどして、読み勝負に利用できれば理想的と言える。
手札の枚数が増えるので、
炎使いや
火竜の底上げにもなる。
ウィザードで
不動を付けた状態で負けると、手札に戻らずその場で朱雀として復活する。
不動は消え使用効果も発動しないが、計5コストで
先攻5/5のアタッカーが現れるのはなかなかのインパクト。
相手が対処に手間取っている間に次の手を仕込む、
無効を付与して擬似無効朱雀、
ネクロマンサーで再利用するなどして有効活用したい。
敗北効果に共通する発動の不安定さ、ライフを失うデメリットには注意。
たとえ不動を付与したとしても、
即破壊や引き分けだとそのまま消えてしまうし、
クラーケンだと不動ごと奪われてしまう。
また勝てる戦闘でわざと負けるのは実質ライフ2の差がつくということであり、そこまでして朱雀を戦場に置くメリットはまず無い。
先に付与してプレッシャーをかける、もしくは敗北が確定的なときにコスト3で先攻5/5を出す、といった狙いで使うのが運用の線だろう。
フレーバーに近い能力であり、この能力を軸にしたデッキ構築は少々無理がある。
火の鳥ウィザードは動きこそ派手だが、デッキのメインコンセプトに据えるにはやや力不足。
火の鳥やウィザードを他で利用するデッキにおいて、別の流れとして組み込むことを考えたい。
同色の低レベルカードコンボながら、展開によってはそのまま勝利に繋がるパワーを秘めている。
+
|
昔話「火の鳥デッキデス」 |
火の鳥は昔からこの能力だったのではなく、何度か仕様変更されている。
それ自体は珍しいことではないのだが、このカードは、そこに小さからぬエピソードがあったりするのである。
初めは「攻撃を1増やす」「敗北時に戻る効果を与える」の二つしか能力がなかった
前述の通りこれは地味な能力。
それでも敗北効果上書きとして見れば当時は希少な能力であり、 堕天使のサポートでこつこつがんばっていた。
ところがある時(ver0.24)作者さんは不死鳥としてのイメージを高めたかったのか、
「墓地にある場合、ターン開始時に、自分のデッキの一番上に戻る」という能力を与えた。
だがこれは、大変恐ろしいコンボの可能性を持っていたのであった。
すべてレベル3以下で火の鳥を2枚だけ入れたデッキを作り、 漁師で一気に消すことで高速デッキデスが出来るようになってしまったのである。
具体的手順を書くと、
1ターン目 漁師出す デッキ消える 火の鳥がデッキに戻って2枚になる
2ターン目 何もしない(魔力貯める) デッキ残り1枚になる
3ターン目 深海魚を出す 相手のデッキ0
勝利!
最初に揃わなくても 漁師と 深海魚が来ればいつでもコンボ開始可能。
時間稼ぎとサーチの得意な赤青と言う組み合わせもあり、成功率は高かった。
また普通のレベル2バーンデッキなどとも組み合わせることも可能だったため当時異常な勝率を誇った。
これが有名な火の鳥デッキデスである。
もちろんバランスブレイカー級であり、その次の更新で当然のごとくこの能力は消されてしまった。
その代わり、ここで朱雀に化ける能力を与えられたのである。
ハデな能力のようだが前の活躍の方がハデだったよ・・・!(笑)
|
関連項目
意見所
- 2ターン目マグマ男やクマに対する有効な補助になれて、両者がこなかったときの初手にもなれる。 -- 名無しさん (2015-09-22 14:21:43)
- 敗北効果なので、引き分けと同様に即破壊でも復活しない。ver0.33でHP-1がHP2になり炎の魔女で焼き切られる -- 名無しさん (2011-11-23 01:21:38)
不動付けても引き分けにされると復活しない
最終更新:2023年09月05日 11:23