クジラ
色 |
画像 |
レベル |
攻撃力 |
HP |
速度 |
能力 |
青 |
|
5 |
4 |
5 |
普通 |
■使用効果(消費魔力1):相手の使用したカードを手札に戻す 戻せなかった場合、このターンの戦闘は行われない |
相手の使用カードをバウンスするカード。バウンス出来なかったときは戦場が止まる。
同時に相手が出したカードは再び手札に戻ることになる。
コストこそ非常に高いが、使用効果を防ぐ方向では全カードで最も優秀な効果を持つ。
赤マントより1ターン早いのがポイント。
一方で、相手のカードを戻せなかった場合は戦闘が起こらなくなる。
人魚メイジや
夢魔に似た、相手に読むことが必要な上級者向けの効果である。
イニシアチブ有りで使うことで相手の使用効果を妨害するのが基本的な使い方。
使用効果妨害カードとしては、青には他に
サメや
プリンセスがある。
雪女などの場に干渉するカードに対して使用効果で対応できるのはクジラだけ。
溶岩魔人、
カオスドラゴンといったライフ1で使われると負け確定のカードも防ぐことができる。
ゴブリン王や
イビルアイ、
デュラハンなどの条件が整った場合に対象を選べないカードにも強い。
クルスルーを破ることもできる。
一方で、コストは
サメ・
プリンセスより高い総コスト6と気軽に使えるレベルではない。
また、相手がカードを使用しなかった場合に戦闘が起こらないという独特の不確定さを持つ。
仮に相手がカードを使ってもver0.31の新カードである
狂戦士や
人魚予言者に止められる可能性もある。
とはいえ、いずれも先出しが必要でかつ条件も厳しい。
よほどクジラ頼みな戦い方をしていなければ大丈夫だろう。
クリーチャーの出足を止める効果も大きい。
相手のファッティに合わせれば戦力増強を防ぎつつ魔力を無駄に消費させることになり、イニに関係なく効果は絶大。
例えば
コロポックルで予備を作ったり
キメラなどの生贄にする、出撃即
森神といった真似もできない。
朱雀は場のクリーチャーを全滅させる効果もそうだが、その後に先攻5/5の大物を出すことにも大きな意味がある。
ここにクジラで横槍を入れれば、空っぽの場にこちらは4/5、相手は出るはずの先攻5/5が出ず無人。
また相手アタッカーが
踊り子の場合、これによる入れ替えも阻止できる。
入れ替えのタイミングは両者の使用効果が発動した後なので、その前に相手の使用カードを戻せば入れ替わる相手は不在。
戦場には弱い踊り子だけが取り残される。
こちらを狙うなら、対象はやはり高コストクリーチャーだろう。
クジラのコストも計6とかなり高いので、それに見合った獲物を仕留めないと割に合わない。
ただし、クリーチャー奪取だけなら
サメで事足りることである。
コスト的にも
サメの方が優れている。
イニ有りで使うことがクジラの本分であり、デッキ構築の時点で用途に合わせた選択をした方がいい。
また、1ターン目
ウィッチから2ターン目にクジラを出すコンボは非常に強力。
相手が出そうとしたレベル3~4のクリーチャーを押し戻せば相手は魔力の足りない状況で戦力はゼロ。
こちらはクジラが待機所にいる状態になり、あらゆる面で大きく有利な状態に持ち込める。
さらに
トラバサミで相手クリーチャーを足止めしてしまえば相手は何もできなくなる。
後続を出そうと苦労している間に一気に追い詰めることができるだろう。
スカイドラゴンやイニ無しでの
ゴブパラなど、一部止められないカードは存在するが。
ただし、先述からの通り、相手がカードを戻せなかった場合に注意が必要である。
これは、以前の「戦場はこちら有利でイニ有り、相手の残りライフ1。クジラ使用で完封」という安牌が通じなくなった。
同じ状況で相手がカードを使用すれば、以前と同じように手札を戻して終わりである。
しかし、相手がカードを使用しないと戦闘が行われない。結果、相手は次のターン手札と魔力が増える。
そうなると次こそ手に入れた
死神や貯まった魔力で
マジシャンや
朱雀を使うかもしれない。
もちろんもう一度クジラが使えるなら使いたいがこちらは一度クジラを使い魔力も減っている。
従って逆転負けの可能性が出てきてしまう。
相手がそこまで読んでカードを使わないかもしれない。単純に使えるカードが無いだけかもしれないが…
と、完全な安牌であった「イニ有りクジラ」に読み合いが発生することになった。
もちろんクジラを使わないときに相手がカードを使ってくるかもしれない。
また、イニ無しの場合、相手がカードを使ってもクジラの効果で手札に戻らなかった場合も戦闘が起こらないことに。
例えば相手が
煙を使って壊れてなくなる、あるいは
ゴブパラなどで
即座に戦場へ飛んで行った場合なども戦闘が起こらない。
いずれにせよ、「とりあえず」クジラを使って相手にスカされると不味いことになりがち。
以前のようなゲームセットを確約してくれなくなってしまった。
とはいえ、相手もライフ1で劣勢のときに「何もしない」という選択をするのは難しい。
これは、「何もしないこと」が難しいのではなく、心理的に「何もしない」のはなかなか決断を要するという意味。
そのままだと終わってしまうことが目に見えている場面で、使えるものを使わないとはわかっていてもできない。
どちらかというと「使えるカードではほとんど役に立たない」場合に、待つのがせいぜいである。
トドメを盤石にする手段としては、依然強力だといってよい。
効果は確かに強力だが、問題となるのがやはりコストの高さ。
手札のクジラで勝ちを確定させるチャンスが来た、という時に限って魔力が足りないというのはよくある話。
仮に使えたとしても、クジラを使ったターンこそ有利になるものの以降のターンが動きにくくなってしまう。
イニも相手に行くので、クジラで得たアドバンテージはすぐに失われてしまうことが多い。
戻したカードが低コストであったり、そもそもカードを使わなかった場合にそのような事態に陥りやすい。
また手札に戻すだけなので、次のターンに同じカードを使われると結局は発動を許してしまう。
あくまで優位を確実なものにすることに特化した効果であり、劣勢を覆すことは難しい。
劣勢時に使用し、魔力を使った上に相手にスカされてしまうと死期が少し延びただけ、というになる。
クジラ自身のステータスもそれほど高くないため、積極的に使っていいことはあまりない。
特にイニ無しで使う場合は、相手のファッティを的確に仕留める読みが重要となるだろう。
それができるなら、やっぱり
サメで良かったりもする。
大逆転を狙うのなら他のカードの方が優れているため、有効に活用するには優勢を築く計画とプレイングが重要である。
小粋で安定した効果に目を奪われがちだが、意外と使うリスクは大きい。
トドメ以外の場面で使うつもりであれば、
エルフなどで魔力をブーストするデッキの方がいいだろう。
タイミングさえ合えばあらゆるデッキに対して強力に働くカードであり、汎用性はかなり高い。
他方で、「戦闘は行われない」ことも有利に使う方法も検討したい。
これは、いわゆるデッキデスなどを合わせるとこちらの面を活かすこともできる。
同様に「戦闘は行われない」効果には
雪女と
青龍がある。
魔力的に
雪女のように気軽に使えない。
しかし、相手の反撃を封じるかターン延長かのどちらかが達成できればいい状況が作れれば安定する。
終盤のトドメとして使うのではなく、中盤に戦場の有利を維持して試合を引き伸ばす目的には最適となる。
上記の
エルフなどで魔力ブーストしつつ、
水使いや
電気イカまでの繋ぎに使う。
クジラ自身のステータスも、レベル5としてみると不安だが、デッキデスを狙う際の戦力としてはそこそこの価値がある。
極端な話、相手のデッキが0のターンにクジラを使用すれば、デッキデスはほぼ確定する。
また、クジラを見せておいて相手が警戒していそうなら、
夢魔を当てることもできる。
場合によっては
サメや
プリンセスで十分なこともあり、これらを混ぜながら使うのもいいだろう。
他の読み合いが発生するカードと合わせることで、相乗的に活躍させることもできるだろう。
ver0.37で更新され、「戻せなかった場合、このターンの戦闘は行われない」が追加された。
これは弱体化の一種と見て間違いないだろう。
「戦場はこちら有利でイニ有り、相手の残りライフ1。クジラ使用で完封」が不確定になったのはイタい。
読み合いが発生するのはクジラ使用側からしても心臓に悪い。
おそらくその最大の理由はカードコマンダーのBBSのhozo氏から書き込みから読み取れる。
書き込みによると、更新前の2012/12/16 11時時点でクジラは勝率2位の好成績であった。
つまり、「クジラは強すぎる」と判断されたのだろう。その結果、下方修正されたと考えられる。
ちなみにこのときの勝率1位は
ワーエレファント。こちらもver0.37で露骨に下方修正されている点からも間違いないだろう。
もちろん以前までの使い勝手がなくなったとはいえ、全く役立たずになったわけではない。
相手の頭の中にクジラがなければ相手はとりあえずカードを使ってくるだろうし、それならクジラは以前のように活躍できる。
またあえて戦闘を長引かせることで手札を得てことなる流れを作ることもできるかもしれない。
ver0.37で登場した新カード
催眠術師に象徴されるように青特有の読み合いが推奨されているようである。
読み合いを楽しめるようになりたい。
関連項目
意見所
- このページだけじゃないが、プリンセスをクジラやサメの類似効果として扱うのはおかしい。 -- 名無しさん (2013-02-27 17:35:38)
リッチは本人だけを抑えても、相手側に強いサブがいる場合は有利とは限らない。
黒ドラは負け前提の時に使うのが普通なので使用効果はプラスになりにくい。クジラの追加メリットとするには少し弱いかと。
イニシアチブが相手にあるときに手札に戻しちゃうと使用効果がまた使えちゃうから、どうしてもサメの方が使いやすいと思う。
最終更新:2016年02月27日 19:21