黒の書
色 |
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攻撃力 |
HP |
速度 |
能力 |
黒 |
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2 |
5 |
0 |
普通 |
■使用効果:黒ではないアタッカーのHPと攻撃力を1減らし、相手の黒でない手札をランダムに1枚破壊する 自分の手札の左端に黒のレベル6以上のカードがある場合、代わりに2減らし、2枚破壊する |
弱体化と手札破壊の2つの能力を持つカード。
リッチのお供。愛読書?
基本的には黒以外のアタッカーを対象としてHPと攻撃力を1下げる。
両アタッカーが黒でない時は、どちらかのHPか攻撃力が1でない限り(大抵の場合)戦闘の結果は変わらない。
基本的にはまず黒のクリーチャーを戦場に送り、それを補助する形で使うことになる。
黒アタッカーの補助としてはなかなか優秀。特に1ターン目に出したレベル1アタッカーを支援できるのが嬉しい。
単に
バーンと見るには1ダメージはやや物足りないが、赤の
先攻アタッカー相手なら悪くない。
サメに奪われても戦場への影響は有効で、クリーチャーの性能面も考えるとハンデス1~2枚分の被害で済む。
相手アタッカーが黒だと効果を発揮できないのが難点。
ホムンクルスや
森神の
無効や
ガーディアン・
エメラルドドラゴンの
一時無効で当然防がれる。
これに加えて、
カメレオンの
擬態による無効化にも注意が必要である。
仙人による
デーモンの付与で防がれることも無くはない。
なお黒以外を対象とするバーンは他に
バフォメットがいる。似たような使い勝手なので合わせて検討したい。
相手の手札を削る効果は、手札を読む材料にする、
霊媒で効果を利用する、といった活用ができる。
ハンデスというには貧弱で、その方面に期待するのはやや苦しい。
デスマスクから続けて使って追い打ちをかけると、後になって効いてくる可能性は高い。
また、上記のバーンを無効化されても相手手札がまっ黒でなければハンデスの効果は通るので他のバーンカードと違い無駄にならないのも特徴。
手札破壊をかけていても戦場で遅れをとらないのは魅力的と言える。
手札左が黒のレベル6以上なら効果が倍増する。
バフォメットの使用効果+
オルトロスの勝利効果というわけで、決まればかなり強力。
しかし条件に当てはまるカードはわずか4種類であり、その中でも
魔界樹は専用デッキ以外に採用するのは難しい。
実質的に
カオスドラゴン、
白虎、
リッチが相棒になるが、これらだけで確実な効果発動は期待しにくい。
人魚運び屋などで手札調整すればかなり狙いやすくはなるだろうが、そこまでする価値があるかは怪しい。
デッキ構築の段階で黒のレベル6以上を多めに入れておき、運よく手札左に来ることを期待する……くらいがいいかもしれない。
似たような効果条件を持つ
ギャンブラーと組んでみるのも面白い。
自身の攻撃力は高いものの、HPが0でありそのまま出しても戦力にはならない。
ところが
ピクシーで補助してやると5/5になり、ファッティサイズのアタッカーに化ける。
他の
HPを増やすカードでも攻撃力5はイニがあればかなり優位。
黒の書の使用効果でアタッカーを補助しつつ、いざという時には戦わせることができると効率が良いだろう。
ただ所詮は要補助なので
ラッパ妖精に消されりするし、だからといって待機所に置いておくと
人魚マダムが怖い。
赤黒なら
ゴブリン戦車や
錬金術師の生贄として活用するのも考えられる。
待機所に
ガーディアンがいれば、そのまま戦場に出せ
人魚マダムでも一応即死しなくなる。
シーサーペントなどのリセットカードを使うタイミングで戦場に出して処理してしまうのも手。
混沌に対しては黒なので元々影響がなく、ハンデスは無関係なので普通に通る。
一方
混沌の影響下で黒以外のアタッカーに対しては攻撃力とHPが1増えることになる。
比較的珍しい状況なのでややこしいが、あわてず良く考えてから使用しよう。
実際のところは他のカードとのコンボが前提になるため、単体で戦えないのはやはり厳しい。
大量に手札に入ってくるとプレイの幅が狭まってしまうことは避けられない。
入れるならそのことをある程度覚悟した上で、事故が起きにくいデッキ構成を考えたい。
リッチの効果で、アタッカーと指定したカードのレベルと同レベルの手札とデッキのカードが黒の書になる。
変化した黒の書はリッチの補助として使えるので、相手を弱体化しつつ連勝を狙える。
黒のカードを落とすことはないので、ハンデスしたのが
リッチで作った黒の書でガッカリ……なんてことがないのが嬉しい。
上記の通り、黒の書が他のカードとのコンボ前提になりがち。
そのおかげで逆に、対策の無いデッキでは使いづらくなる形なのが面白いといえる。
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黒の書の歴史 |
黒の書の歴史
まだ手札の左端によって強化される効果もハンデスは黒以外という条件も存在せず、そして リッチもいない時代。
推測ではあるが、ほとんど使われなかったのではないだろうか。
リッチ登場。当時は両者の戦場と手札のカードをすべて黒の書にするという効果で、 白虎の亜種のような扱いだった。
以後しばらく、黒の書はリッチのお供としてしばしば見かけられるようになった。
残念ながら黒の書単体で使われることはあまりなかったのだが……。。
リッチの効果が変更され、手札は選んだカードと同じレベルのものしか変化させられなくなった。
今の効果と似ているが当時はデッキには干渉できず、安定感の無さからあまり強いカードではなくなった。
同時にリッチのおまけだった黒の書もロビーから姿を消した。
リッチのHPが1上がり、デッキにも干渉できるように。
このバージョンでかなり強化されたリッチは 白虎とは異なる新たな地位を手に入れ、黒のリセットカードとしてしばしば使われるようになった。
おまけの黒の書もまた見られるようになった。
手札の左端が黒のレベル5以上なら効果倍増するようになり、ハンデスの対象も黒以外のみに。
黒の大型カードを多く積むデッキなら単体で採用できるようになり、新たなデッキタイプが生まれた。
またハンデスに黒以外という条件が付いたことで、 リッチの後に使ってもさっき生み出した黒の書が落ちるだけ……という悲劇が起きなくなった。
単体で便利に、リッチとの相性も向上とまさに至れり尽くせりの更新だったと言える。
さらに攻撃力が1上昇。
ピクシーや 錬金術師との相性向上で、黒の書はさらに強くなった。
他に突出したデッキタイプがなかったこともあり、黒の書と リッチはかなり見かけることの多いカードになった。
攻撃力が5に戻り、手札左端の条件が黒のレベル6以上になった。
しかし攻撃力が減ったとはいえ相変わらず ピクシー、 錬金術師との相性は良好。
黒のレベル5カードが条件の範囲外になったと言っても、その中で汎用性の高いカードは デュラハンか、せいぜい 黒ドラゴンくらいのものである。
弱体化が手痛いのは事実だが、未だ十分なポテンシャルを秘めているのは間違いない。
単体で使うにせよ リッチのお供として使うにせよ、そのトリッキーな性能を上手く生かせるように立ち回りたい。
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意見所
- ver0.52の変更内容を適応しました。また、それに合わせ本文の内容を変更しました。見落とした部分があれば追加で書き込んでおいてください。 -- 名無しさん (2016-01-05 14:47:43)
- 意外と使い道があるなとしみじみ -- 名無しさん (2013-03-14 20:47:25)
- カメレオンとのコンボがいい感じ。命を吹き込みつつ原住民忍者を連打したり、他色クリーチャーを黒の書バーンから守ったり。 -- 名無しさん (2012-12-10 20:10:27)
- リッチ以外で見ることが稀だから使ったら相手の虚をつけるところが強いよね -- 名無しさん (2012-05-15 04:13:15)
- イニ無し魔力2からの戦闘補助がかなり優秀で、安心してノコノコ出てきた相手を返り討ちにできたりする。スカされてもキッチリ手札を落とすし、自爆もない。サメられても戦場に影響はないし、手札一枚を犠牲に相手の待機にコイツを送りつけるという意味では十分勝負できる。いぶし銀的な強さのあるカード。 -- 名無しさん (2012-05-14 12:44:02)
- どうせ効果優先のクリーチャーは戦場に出さないし
- 色限定だが見習い魔女的な使い方も良いと思う
最終更新:2023年09月05日 11:33