邪気眼を持たぬものには分からぬ話 まとめ @ ウィキ

季紫 虎徹

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jyakiganmatome

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名前:季紫 虎徹(ときむら こてつ)


種族:生き人形
性別:人形は少女を模して造られているが、当然ながら中身の魂魄はおっさん。
年齢:享年四十九歳

一人称:儂(わし)
二人称:お主、貴様
三人称:彼奴
口調:ぶっきらぼうで古めかしい言葉遣いをする
口癖:「此処で逢うたが百年目」

好きなもの:妖刀、死合 / きんつば、酒、肴
嫌いなもの:死力を尽せぬ事

容姿:
 現在、彼本人が生前に愛玩していた性具人形「奇子(あやこ)」の中に魂魄が宿ってしまっている。
 偶然が重なった結果だが、彼にしてみれば非常に複雑な気分である。

“外見の齢五、六歳にして容貌いたわしく、髪烏の濡れ羽色にて頬やや紅し。
 されども鈿女命狭く中熱き名器なる。”

 という宣伝文句にて、季紫家御付きの人形師であった伊達機巧斉が作製。
 平たく言うと「すげー可愛くて具合の良いジャパニーズロリダッチワイフ」。
 買う方も買う方であるが、実際に非常に可愛らしく作られている。
 全身余す処なく球体関節が実装されており、本物の人間と同じように動くことが可能。


 ちなみに、生前の虎徹は『容貌魁偉の偉丈夫』と史実にある。
 つまりでかくて強面なおっさんであった。



戦術:
『隙の線』による攻撃予測と、妖刀による確実な攻撃。
 そして何よりも、生前その命を外道に堕としてまで手に入れた剣術。

 彼の扱う独自の流派『牙虎流』は、虎徹一代にて完成され、そして封印された。
 この牙虎流は、一般的な太刀の流派とは全くの別物である。
 それは既に、物理的に太刀を振るうための技術ではなく、『呪術』や『妖術』に近い。

 即ち、『妖刀を振るう為だけの技術』。
 牙虎流は、“自らは妖刀の持つ瘴気に中てられぬまま正気を保ち、その上で妖刀の持つ邪気を完全に引き出し己の力とする”技術の総称である。
 妖刀と刀我一体となり戦う牙虎流剣術は、得物が強力な妖刀であればある程に強くなる。

 逆に、当然ながら単なる太刀ではその真髄を半分も引き出せず、更に、得物によって自らの戦闘力が大幅に上下するという欠点も持つ。
 正に虎徹で有ればこその剣術である。
 勿論生前の虎徹は純粋な剣術に置いても右に出る者は居なかったが、現在の身体ではやはり全力で戦う事はできない。


職業:蒐集家
所属組織:季紫組 白虎会

キャラクター:
 おっさん。
 外見がいくら可愛かろうと中身がおっさんなので、そのあふれ出るおっさんを隠せない。
 むしろジジイと言っても差し支えないように見えるが、しかし享年49なのでギリギリおっさんだろう。

設定:

 季紫家の数代前のご先祖様。
 恐らく、生前は江戸時代初期頃に生存していたものと推察される。

 死して尚、妖刀・名刀の持つ魅力に取り憑かれ霊魂となって季紫の家に存在していた。
 だが、何の因果であるか、この時代になって突然明確な意思を持って悪霊となり、季紫剣に取り憑こうとする。

 ……が、剣の策略によって生前愛でていた性具人形の中に憑依、魂魄が囚われてしまう。
 以来、完全に人形の身体と結合してしまい、生き人形となる事を余儀なくされる。


 本人としては、死なない身体に成れたと言って喜んでいる節がある。
 魂魄が砕かれない限り、身体さえ修理すれば何度でも蘇るので、確かにある意味便利。
 しかし男性器が無いせいで男の本分に励めないのが玉に瑕と申しておられる。

 今後は、恐らく死なない身体を引っ提げ、全国へ散り散りになった自らの妖刀を捜し歩くつもりであろう。
 現在はひとまず身体に慣れるまで季紫の屋敷に居るらしい。



 余談だが、生前は妖刀を求めると同時に、腕試しと称して全国行脚しながらありとあらゆる神仏妖怪を斬って斬って斬りまくっており、方々から怨まれている。
 転生してもその魂魄を求めて妖怪が寄ってくるはずなので、季紫はまたしても厄介者を増やしてしまった事になる。合掌。



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