邪気眼を持たぬものには分からぬ話 まとめ @ ウィキ

【エクス】4【天音】馬鹿【ルーチェ】旅【鎖時】紀行

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jyakiganmatome

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天音「……バス来んねー」
鎖時「30分待ちですからねー」
エクス「……お腹すいたー」
ルーチェ「エクスはさっき僕のえびせん全部食ったけどな」

バス停前にアホ面下げて佇むのは、天音、鎖時、エクス、ルーチェの四馬鹿である。
春休み時期を利用しての小旅行で、徒歩でシティ外へと出てキャンプ地に来たのだ。
しかしエクスが調子こいて遠くまで来すぎたせいで、同じ帰り道を徒歩で辿る気力は無かったのである。

ルーチェ「大体さ、何?なんでバスが1時間置きなの?馬鹿なの?死ぬの?」
天音「田舎はどこもこんなもんよ。だからディスティニーランドにしようって言ったやん」
エクス「おーなーかーすーいーたー」
鎖時「ちょっとエクス黙ってて、いい加減ウザい」

持ってきたおやつは行きの道中で殆ど食べきり、一泊して帰りのバスを持つ間を保たせる程の
備蓄は、もはやクソガキどもには残っていなかった。
待ち時間をつぶすような娯楽施設も近くには無く、しかたなく鬼ごっこなどして時間を潰している
内にバスを一本逃してしまったのだ。
もはや体力的にも精神的にも限界が来ている。

天音「っていうかルーチェはなんで魔術道具置いてくるん?転移できないんよ」
ルーチェ「そういうの萎えるからキャンプ道具だけにしようって言ったの鎖時じゃん!」
鎖時「天音は旅行計画担当だった割に文句ばっかりで建設的意見を言いませんよね」
エクス「あ、アゲハ蝶だ」

とてとてと蝶を追いかけ始めるエクスを見て、三人は溜息をついて争いをやめた。

天音「……まあ罵りあっててもどうにもならんもんな。もっとおもろい話でもして時間つぶそ」
ルーチェ「そうだねー、いい加減このぎくしゃくした空気嫌だ。泣く奴出てきそうだし」
鎖時「そういえばみんなは最近どうですか?こう、恋バナ的なのは」
天音「うちはまあ大して進展も無いかなぁ、相変わらずペットとご主人みたいな関係でー」
ルーチェ「天音はそこから下剋上プレイするのが楽しみなんだっけ?いやあ計画的だよね相変わらず
     相手の性癖分析してから挑むとか好感度インサイダー取引だもんね」
鎖時「相変わらず小学生にしては爛れた性事情の話になりますねこれまた」

エクス「あ、すげえ!バッタすげーでかい!」

天音「そういう鎖時は淫尿プレイにハマっているとか」
鎖時「おい手前誰から聞いた。一葉か?一葉なんだな?莟ちゃんから漏れたんだな?
   尿だけじゃ飽き足らず話も漏らしたんだなあの子は。福島原発かと」
ルーチェ「上手くもなんともないよっつーか汚い。こんな汚い言い回し初めて聞いた僕」
天音「そういうルーチェは知識も無い相手を丸めこんで事に及んでるもんな」
ルーチェ「僕が一番まっとうだよ。お前らに比べたら倒錯性癖なんか欠片もないよ」
鎖時「まあ言っても翔子には負けますけどねー」
二人『あー…………』

エクス「あ、蜂!蜂もめっちゃでかい何ここ怖い!ポケモン!?」

天音「あいつだけは小学生らしさを保ってるんなー」
ルーチェ「ちょっと精神年齢低すぎる気がするけどねエクスは」
鎖時「あっはっは、まあ子供のうちの方が幸せって事もあるんじゃないかと思いますよ」
ルーチェ「大人になると尿を呑ませるようになるからな」
鎖時「おいやめろよお前。いつまでそのネタ引っ張んだよ」
ルーチェ「肉便器肉便器ってあれ言葉のアヤであってマジで便器扱いする奴がいるとは恐れ入ったわ」
鎖時「おん前マジで」
天音「いやでも、さしものわても放尿は無いと思います」
鎖時「っせーよホモは黙ってろ」
天音「お?」
鎖時「あ?」

エクス「すーずーめー、かーもーめー、ちゅんちゅんちゅん」

ルーチェ「いやホモも尿も変態的には同点でドローゲームってとこじゃないかな」
天音「何一人常識人ヅラしとんじゃコラ。何が魔力注入じゃお前ヤっとるだけじゃろうが」
鎖時「お互い知識有って同意した上でしてる鎖時らと比べてお前は単なるレイプ魔と言っても過言ではないぞ」
ルーチェ「あらこれカチンと来たねこれ、やるか?お?やんのか?」
鎖時「おーおーおー上等だコラ生みの親でも見分けつかねーツラに整形してやんよ」
天音「やれるもんならやってみいや、粉にしちゃるけぇこの娑婆増共がッ!!」
ルーチェ「極道なのは所属組織だけで手前はただの会計担当だろうがクソ犬!!」
鎖時「自分で自分を魔法少年(笑)とか自称してる頭の可哀そうな奴に言われちゃおしまいですね(笑)
天音「ンッダァオ!?ッゾコラァ!!ダボォ!!」
ルーチェ「やんのかこら!?僕を!?君が!?悪知恵以外は運動神経パーフェクト駄目チルドレンの君が!?」
鎖時「相変わらず煽りのレパートリー少ないですねwwwおおwww怖いでござるwww
   魔法少年の暗黒魔法怖いでござるwwwwwwデュクシwwwwww」
天音「ッダァアアアラアアアグルルルルルルル!!ガウッ!!ウギャウガウガウガウガウ!!!」
鎖時「おおwww怒りのあまり先祖返りですかwwwww流石獣姦で生まれた半分犬人間は違いますなwwww」
ルーチェ「おいちょっとまて、エクスは」
二人『え?』



エクス「お腹すいたからかえろー」


天音「ちょ、なん!?あいつ空飛べたん!?」
ルーチェ「あんのガキマジで!ちょ、追え!!撃ち落とせぇえええええっ!!!」
鎖時「竹槍を!!あのクソガキのドテっ腹竹槍でド突いてやれ!!」


と、バスの車窓から3つの影を見下ろす少女が一人。

蝶子「……なにやってんだあいつら……」

バス停から走り出した3人を尻目に、バスはジャキシティへ戻って行った。
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