分霊とは
神、悪魔、天使などが、自らの力を割いて生みだした存在。
これに対して、生みだした側を『本体』という。
分霊と一言で言っても様々であるが、大抵は本体のある一面を表現した分身と言ってよい。
これに対して、生みだした側を『本体』という。
分霊と一言で言っても様々であるが、大抵は本体のある一面を表現した分身と言ってよい。
つまり分霊とは、本体の手足となって働く存在である。
分霊らしい分霊
本体と同じ名を持つ者。
まさに分身のような存在。
まさに分身のような存在。
独立した分霊
本体とは違う名を持つ者。
その多くは本体の子供、子孫であり、本体と分霊の性質を併せ持つ。
本体と再び融合することはほとんどなく、更にそのまま、力を子孫へ受け継いでいく。
その多くは本体の子供、子孫であり、本体と分霊の性質を併せ持つ。
本体と再び融合することはほとんどなく、更にそのまま、力を子孫へ受け継いでいく。
分霊の性質
悪魔が何かに対して分霊を送るとき、本体にとってそれが重要な事柄であればあるほど、送り込んでくる分霊は強く本体に近い性質を持つようになる
逆に言えば、本体の霊格に比べて弱かったり、本体とは似ても似つかない性格だったりした場合、その分霊は本体にとってどうでもいいか、あるいは不本意にそこにいる分霊であるということになる。
高名な魔王や神が、たいしたことのない霊格で現れたとしたら、それはまず間違いなく低位の分霊である。
逆に言えば、本体の霊格に比べて弱かったり、本体とは似ても似つかない性格だったりした場合、その分霊は本体にとってどうでもいいか、あるいは不本意にそこにいる分霊であるということになる。
高名な魔王や神が、たいしたことのない霊格で現れたとしたら、それはまず間違いなく低位の分霊である。
分霊は色々と異物が混ざっている事が常であり、かなり属性が変わっている。
そのため、強さは本体に劣る
それは大抵の高位悪魔に共通する事である。
そのため、強さは本体に劣る
それは大抵の高位悪魔に共通する事である。
本体の存在
しかし、魔王の『本体』などが現れれば、人間におよびもつかない戦闘力で顕現している事になる。
バカみたいに強く、やりたい放題である。
バカみたいに強く、やりたい放題である。
だがそれは同時に、倒されればこの世界から完全に消滅してしまうということを指す。
すなわち、『本体』の弱点は一度撃破すればそれでよい。
……弱点の内に入らない気もするが。
すなわち、『本体』の弱点は一度撃破すればそれでよい。
……弱点の内に入らない気もするが。
分霊のメリット
本体の保護
本体の降臨はリスキーである。
高位悪魔になればなるほど、(特に人間界へ)本体で直接現れる事はほとんどありえなくなる。
うっかり本体が死んでしまえば、その悪魔は消滅してしまう。
それ故ほとんどの高位悪魔は、人間界に現れるとき、自分の分霊を顕現させている。
高位悪魔になればなるほど、(特に人間界へ)本体で直接現れる事はほとんどありえなくなる。
うっかり本体が死んでしまえば、その悪魔は消滅してしまう。
それ故ほとんどの高位悪魔は、人間界に現れるとき、自分の分霊を顕現させている。
そして、過半数は組織に属したり、召喚師に使役されている。
使役されるメリット
召喚そのものに対する対価
召喚には生体エネルギー(魔力のようなもの)が必要である。
その時召喚師が消費した力は、そのまま悪魔のものになる。
その時召喚師が消費した力は、そのまま悪魔のものになる。
地上で活動するために人を襲って生体エネルギーを奪えば、すぐに討伐の対象にされてしまう。
人間の食事だけでは、強力な力を維持する事が難しいのだ。
また、召喚師からの報酬にキャッシュや情報を要求する事もある。
人間の食事だけでは、強力な力を維持する事が難しいのだ。
また、召喚師からの報酬にキャッシュや情報を要求する事もある。
地上の情報を得ることが出来る機会
とは言うものの、情報取得に関しては、直接分霊を送らなくとも色々方法はある。
自分の神族に属する低位悪魔に情報を報告させるなどである。
自分の神族に属する低位悪魔に情報を報告させるなどである。
低位の堕天使を呼び出してあれこれ使役した後、魔界に返したら、その堕天使の系譜を上に遡った上位悪魔には、その召喚師が何をしたか全て筒抜けって事がザラにある。
召喚師に随伴する事による地上執行権の取得
というわけで、これが最重要である。
具体的には、
たとえば、法や秩序を嫌い混沌とした世界を望む召喚師がいるとする。
こうした召喚師が、今の秩序を破壊するために行動を起こそうとする時、そうした破壊活動を望む高位悪魔がその召喚師に召喚されれば、地上で自分の望む活動が出来るのと同じ事、というわけである。
召喚師の制御がキッチリしているかどうかに関わらず、自分の望みを叶える事が可能である。
たとえば、法や秩序を嫌い混沌とした世界を望む召喚師がいるとする。
こうした召喚師が、今の秩序を破壊するために行動を起こそうとする時、そうした破壊活動を望む高位悪魔がその召喚師に召喚されれば、地上で自分の望む活動が出来るのと同じ事、というわけである。
召喚師の制御がキッチリしているかどうかに関わらず、自分の望みを叶える事が可能である。