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ドワーフ

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jyakiganmatome

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ドワーフ


小柄で筋肉質な体躯と、犬に似た容姿を持つ獣人の種族。「ドワーフ族」とも呼ばれる。
とても長寿であり、平均寿命は500年ともいわれる。また怪力も持ち、素手で洞窟を掘って生活しているとされる。
性格は総じて豪快、傍若無人。しかし言語習得能力はとても高く、頭も良い。

また、魔石から『サイファー』を造り出す技術を持った唯一の種族でもある。

特徴


  • 『眼』を持つものは希少
ドワーフは生物としての生まれ持った能力が高いためか、眼の能力を持った者がほとんど生まれない。
そのため稀に生まれる天然の眼持ちは大切に育てられ、狩りなどではその能力を生かしてリーダーを任される事が多い。

  • 筋肉・骨格
ドワーフの持つ筋繊維は特殊なもので、”筋力と筋断面面積が比例しない”という特徴を持っている。
そのため、どれだけ筋力があっても人間のように肥大する事がほとんど無く、ほぼ無制限に筋力を上げる事が可能とされている。
また、生まれ持つ筋力も人間のそれを遥かに凌駕している事がほとんどで、赤子でも人間の大人程度の腕力がある。

骨格の構造は一般的な獣人とほぼ同じだが、強度が恐ろしく高い。
これは彼らの特殊な筋肉の発達に関係していると思われるが、時間と共に骨の密度が上昇し、強度が上がってゆく。
100年生きたドワーフの骨は、ほとんど鉄と同じ硬度とも言われている。

  • 『真の名』
ドワーフは一般的な人間と同じように名づけを行う(ファーストネーム・ミドルネーム・ファミリーネーム)が、
その名前と別に、一匹一匹が『真の名』と呼ばれる”隠された名前”を持っている。
この『真の名』は多く神や精霊の名前がつけられ、それはその神たちの加護がその子へ降り注ぐように、という意味を持つ。
ドワーフたちはこの『真の名』に種族と同じかそれ以上の誇りをもっており、彼らが『真の名』を名乗る時は、「命を懸けるとき」と「死ぬ時」である。

  • 暗視能力
ドワーフは古くより洞窟を掘ってその中で生活をしていたため、人間に比べて非常に暗視能力が発達している。
物体の発している微弱な電磁波や赤外線を捕らえる事により恐るべき暗視能力を発揮するが、逆に人間ほど正確に色相を知覚できない。

(↑※ドワーフの視界の例。上が人間、下がドワーフの視界である)

弱点


ドワーフの最大の弱点は、フラッシュのような瞬間的で強い光。
その暗視能力の高さ故、瞬間的に強い光が目に入ると目が眩み、暫く視界が使えなくなってしまう。
また聴覚も人間以上に鋭いため、大きな音にも弱い。
そのため、最も厄介な武器はフラッシュバンなどの閃光手榴弾であろう。

言語形態


ドワーフが話すのは人間と同じ言葉であるが、訛りが強いのが特徴である。
基本的に、老若男女一人称は「わし」(「俺」などは気取った言い方だとされる)、語尾に「~じゃ」など、老人のような喋り方をする。
これは種族全体が長寿であるせいで、言語形態そのものが老人のような喋り方で固定されてしまったせためではないかと言われている。

生態


彼らの生態は古来より、模範的な「狩猟民族」の形態をとっていたとされる。
剣・斧・鎚などの武器を持ち、1~3匹ほどのチームで大型の獣を狩り、その肉を主食として生活していたという記録が今も残っている。
彼らの中では、どれだけ大きな相手を狩ることが出来たかによって上位関係が決まったともされている。

また、ドワーフは非常に誇り高い種族であり、それは上記の狩猟方法にも関係している。
知能も技術力も非常に高い彼らが近接武器ばかりを極め、造り、使用し続けていた理由は、そこに自分たち種族の誇りを持っていたからなのだろう。
この「種族愛」とも言うべきドワーフの本能は、仲間と連携し助け合う必要がある『狩り』においてこそ培われたものだと思われる。



このドワーフは、数百年前に生存が確認できなくなり、現在は絶滅したと考えられていた。
しかし実際は「幻想界」において50匹ほどが未だに生き延びており、隠遁するように暮らしている。
衰退の原因は不明だが、一説には、種族の生き方を守ろうとした余り環境の変化に適応し切れなかったためと言われている。

種族の伝統を守ろうとした故に滅んだこの種族を知る者は、愛と皮肉を篭めて『傷んだ誇り』と呼ぶ。
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