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魔装甲冑

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jyakiganmatome

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魔装甲冑とは主に紅蓮が開発した変身装置である。
外観からは解りにくい物の、いわゆる「強化外骨格」ではない。

コンセプト


魔装甲冑は端的にいえば「手軽に魔術が使えるようになるアイテム」である。
その開発思想は元々は「身体能力の強化」であったが、結局第一世代においてはそれは実現できず、ただのお手軽簡易魔術出力機であった。

魔装甲冑を使用する際に「変身」と掛け声を出す者が多いが、魔装甲冑使用者は言葉通り実際に「変身」している。
つまり、「身体にヒーロー然とした甲冑を着こむ形で装着」しているのではなく、「身体の組織そのものを次元的に組み替えて、魔装甲冑へと変身している」のである。
つまり、攻撃により魔装甲冑が破損する際には実際に壊れているのではなく、そこのみ過度なダメージを受けて変身が解けているのである。
よって戦闘により甲冑が破損しても、体力回復後に再度変身すれば甲冑は元通りになる。
もちろん巫術等での回復も有効である。

また、大きな特徴としてプライムベスタのスキャン能力があげられる。
これは悪魔のデータを二次元化したものであり、魔装甲冑を通すことによって魔術として出力することができる。
魔力を持たずとも簡単に魔術の仕様が可能だが、代償として威力は相当に低いものとなっている。
その代り魔術の複合が容易であり、戦況に合わせて多彩な戦術を展開することができる。


第一世代魔装甲冑

眼の力を動力源として展開されるタイプの魔装甲冑。

魔装甲冑レイヴンクロウ

最も初期に造られた試作型甲冑。
基本的な魔術を多々使用可能で、多少ながら身体強化機能もある。
反面、長時間使用するとオーバーロードを起こし、仕様者がダメージを負ってしまうという致命的な欠点がある。
本来は紅蓮専用に造られていたが、フォルテの眼をコアとし、仕様者もそれに準ずる。

魔装甲冑リシアンサス

完成型の魔装甲冑であり、レイヴンクロウに有った問題点を克服している。
コアに装着者の「悪意」を溜めて動力とするため、菖蒲が使用しているうちは身体強化能力が非常に乏しく、殆ど魔術の出力ツールとして運用された。
紅蓮の眼をコアとし、変身には紅蓮が健康体でいることが求められる。
一度、プレデの仮面により増幅された菖蒲の悪意を吸収して暴走したが、月面戦にてロストしている。

魔装甲冑シルフィード

特殊な魔装甲冑であり、身体強化能力はほぼ皆無。
代わりに対幻想種相手への戦闘力が向上しており、幻想種に対してなら無敵と言って良い性能を誇る。
コアには「セイレーン」という魔物から収集した眼が埋め込まれており、僅かながら感情を持つ事が確認されている。

魔装甲冑ルナゴースト

第一世代の中では最も完成された機体である。
リシアンサスの純粋強化型であり、悪意を力に変える機構も装着者の仙花と相性が良く、4機の中では最強を誇った。
時間加速の魔術に対応しており、10秒間のみの超高速移動を可能にする。
が、装着者にかかる負担も甚大であり、連続かつ制限時間を超えた高速移動は危険である。

第二世代魔装甲冑

キャロル式 永久機関とマキナと同型の核融合炉を動力源としたシリーズ。
共通して光魔粒子翼(ルミナスフェザー)を装備しており、物理法則を無視した高機動性を獲得。
機体全身を魔力で満たすことにより攻撃力、防御力の強化、魔術発動時間の簡略に成功し、音声認識によって簡単な魔術を即座に発動できる。
また、素材としてアルビオン・マテリアが使用されており、如何なる異世界においても瞬時に環境に適応することができる。

魔装甲冑ソルアイリス

菖蒲の新しい愛機として専用に開発された魔装甲冑。
動力であるキャロル式 永久機関の稼働には心のエネルギーを必要とし、他人の感情の波に触れるほど性能は強化される。
瞬間的な最大パワーに優れた炎、光属性の魔力で満たされており、一撃必殺の格闘戦を得意とする。

魔装甲冑クレメンティス

仙花専用に開発された魔装甲冑。
ソルアイリス以上の出力を誇る動力と光魔粒子翼によって、全体的な性能は全機中最強である。
レスポンスと安定性に優れた氷、闇属性の魔力で満たされており、スピードとテクニックで相手を翻弄する戦闘を得意とする。

その後の時代で


大戦以後の時代で魔装甲冑の名前を聴くことは珍しいが、その技術自体は様々な組織に受け継がれているようだ。
例えばリヴァルの義足には第二世代甲冑の近縁技術が使われており、音声認識による簡易魔術の発動等は魔装甲冑のそれと近い。
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