邪気眼を持たぬものには分からぬ話 まとめ @ ウィキ 門番日誌・5日目

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【門番日誌・5日目】



 この『門番日誌』も、今日で五日目になります。
 これで、わたしがこの家に来てから、一週間とすこしになります。
 少しずつ、門番のお仕事にも慣れてきました。


 朝は、いつもの郵便屋さんと少しだけお話しました。
 どこも不景気で大変だよ、と話してくれました。

 その後は本を読みました。『テイクバック』という本を読み終わって、手持ちの本を全部読み終わりました。
 明日、またどこかで買って来るか、貰ってこようと思います。


 今日は髪留めの調子が悪くて、何回か朝から落ちそうになってたけど、お昼になってうっかり髪留めを落としてしまいました。いつも三つ編みにしている髪の毛が、解けてしまいました。
 わたしだけだと三つ編みにするのにとっても時間がかかって困るので、その時もやっぱり困りました。

 わたしがそこそこ途方に暮れていると、丁度座繰さんがやってきました。
 3日目でも書いたけど、座繰さんはとっても優しい黒い獣人さんです。ただ、同じくらいエッチなのが玉にキズだと思います。

 えっちなのはいけないとおもいます><

 座繰さんはわたしに飴をくれて、(座繰さんはいつも飴を咥えていて、必ず会うたびにわたしにもくれます)髪を編んでくれました。
 黒くてツヤツヤしてて綺麗な髪だね、と褒めてくれて、わたしは嬉しかったです。

 一緒に、髪留めもきつめに留まるよう幅を直してくれました。とっても調子が良くなったので、座繰さんは手先も器用だと思います。
 そういえば絵を描くのが大好きだと言っていたので、座繰さんは芸術的なヒトなのかもしれません。

 座繰さんは、またなぞなぞしようよー、と言ってきましたが、私は遠慮しました。
 この間ボロ負けして襲われてしまったので、今回は戦術的撤退です。
 座繰さんは残念そうにしてました。少し悪い気がしましたが、すぐに自分で演技だと白状したので、危ないところでした。

 一緒に飴を食べながら、少しお話して、座繰さんは帰っていきました。



 夕方、昨日すいほうさんから貰った名刺を読み返してみました。
 住所の場所を仙花さんに聞いたら、わたしが歩いてもいける場所だとすぐに分かりました。

 何だか、すいほうさんにされた事を思い出すと変な感じがします。ちょっとだけだったのに、すごく覚えてます。
 座繰さんと似てるけど、全然違う感じです。思い出すと、何だかお腹の奥が熱くなってきます。

 明日は夜の門番はお休みの日なので、こっそりすいほうさんに会いに行こうかと思います。
 もう一度会えば、何か教えてもらえるかも知れないです。
 ついでに、面白い本も教えてもらいたいと思います。



 明日も、どうか平和な一日でありますように。

 おわり。