森本ユウヤが体調を崩して家で寝ていると、
「ユウヤ、大丈夫?」
「ミ、ミカ?」
突然、隣に住む吉田ミカがやって来たのに戸惑い、
「体を拭いて上げるわよ」
「ベ、別に良いよ」
「遠慮しないの」
「で、でも」
ミカがユウヤの体を拭くためにパジャマを脱がすと、胸の辺りが腫れており、
「ど、どうしたのよ?」
「じ、実は?・・・」
ユウヤが事情を説明すると、
「そういう事か」
「僕だって好きで女になった訳じゃ・・・」
「それよりも治ったら一緒に行かない」
「ど、どこへ?」
するとミカはユウヤにチラシを見せ、
「温泉か」
「母さんも一緒だから心配ないわよ」
数日後、ユウヤがミカの家に向かうと、
「あ、あの・・・」
「ユウ君、元気になって良かったね」
「エッ?」
「ミカから聞いたわよ」
ユウヤはミカに近付き、
「黙って欲しかったのに」
「別に良いじゃないの」
「ユウ君、せっかくの旅行を楽しまなくちゃ」
「は、はい」
最終更新:2011年08月22日 18:33