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500万円新証言 "新札で確かに用意した"

石原親子深まる疑惑

  石原慎太郎東京都知事と三男・宏高衆議院議員(自民党)が、「政商」とされる水谷建設元会長、水谷功被告=巨額脱税事件で公判中=と、宏高議員当選祝いの料亭会合を持ち、その準備のなかで水谷氏側が用意した「500万円」が消えた――。日曜版10日号の報道が、マスコミで反響を呼んでいます。編集部のその後の取材で、一連の経過にさらに疑惑が深まってきました。
  会合は、昨年9月の衆院選直後、東京・銀座の高級料亭「吉兆」で開かれました。糸山政経塾塾長の糸山英太郎元衆院議員の呼びかけで、石原父子、水谷被告、同塾生で埼玉県の石材業者らが参加しました。

  この会合に関連して、当時、糸山氏の秘書室長を務めていた人物が編集部の取材に、「当選祝い」として500万円を用意するよう水谷被告側に依頼し、会合当日、「紙袋」が届けられた――と証言しました。

  その後、編集部はこの「紙袋」を届けた人物の証言を得ました。

  それによると、「紙袋」の中身は、「ピン札(新札)」の500万円で、糸山氏の秘書室長(当時)に間違いなく渡した、といいます。500万円は料亭会合に向け、糸山氏側の要請で準備したもの。水谷被告と相談した結果、自分で立て替えた、と語ります。

  しかし、宏高議員側の政治資金収支報告書にはこの500万円の記載はありません。

選挙支援も

  さらに、宏高氏が当選した衆院選で、水谷被告側が宏高議員の選挙支援をした疑いもこの人物の話で浮上してきました。

  これによると、糸山氏側からの依頼で、宏高議員の集会や街頭演説に、水谷被告が大株主の企業や水谷建設と取引のある企業などから社員などを動員し、名簿も提出した、といいます。

  この人物は水谷被告ときわめて親しく、水谷被告の事件で東京地検特捜部の捜査や事情聴取をうけ、その際、料亭会合についても聞かれた、といいます。

  宏高議員は、編集部の取材に、水谷被告側からの金の授受について全面否定しています。選挙支援も、こちらから要請したことはない、としています。糸山氏も秘書を通じて「お金を依頼したことはない」としています。

  政治資金収支報告書によると、この人物が経営する会社は2005年、宏高議員が支部長をつとめる「自民党東京都第3選挙区支部」に125万円を献金しています。料亭会合に参加した石材業者も05年、10万円を同支部に献金しています。

  また、東京都知事選があった03年、糸山氏の政治団体から石原知事の資金管理団体「石原慎太郎の会」に3千万円が献金されています。



  「石原慎太郎都知事VS日本共産党都議団」――。テレビ(フジ系「とくダネ!」)がこんなタイトルで都議会のやりとりに注目しました。豪華海外出張や、都事業への四男重用に批判が高まる石原知事。日本共産党都議団が代表質問(7日)、一般質問(8日)で追求しました。

  代表質問した吉田信夫都議は、スイスで2004年に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への知事出張を取り上げました。

  この期間中に知事が主催したパーティー「東京ナイト」には出張総額の半分近くを占める約1700万円の公費が使われました。そのなかに知事の四男・延啓氏の旅費もふくまれていました。旅費は、太鼓の講演の舞台背景となる「鏡板」を延啓氏が製作する契約のなかにふくまれていました。

  吉田都議は、都の参与で知事肝いりのトーキョーワンダーサイト官庁の今村有策氏と都の担当者とのメールの内容などから、この疑惑を追及。知事は「必要なら身内も使う」「適正な手続き」と居直りました。都の答弁で延啓氏が国内でもワンダーサイト事業に関連して公費出張していたこともわかりました。

  翌8月には清水ひで子都議が一般質問。知事の豪華海外出張を厳しく批判、知事と延啓氏が海外出張で2回合流(スイス・ダボス、台湾)している事実などを明らかにしました。

  日本共産党の追求のなかで、「石原都知事 親心が過ぎませんか」(朝日・9日社説)「都民の税金 慎太郎家臣団が食い漁る」(アエラ・12月18日)などの報道が広がっています。「他の追随を許さないのが日本共産党都議団の調査」(日刊スポーツ・11日)「存在感を強める」(東京・9日)と評価するマスコミも。前出の「とくダネ!」では、リポーターが「追求したのは共産党が主で、民主がちょろっと。自民と、公明はしなかったんですね」と指摘しました。