おもてなし事典.com β版

リキュール

最終更新:

humanasset

- view
だれでも歓迎! 編集

リキュール(Liqueur)


 リキュールとは蒸留酒を原料に、果実や香草、糖類などを加え、別のタイプの酒に再製したもの。色鮮やかで多彩な味わいが楽しめるのでカクテルの魅力を大きく左右する。




アブサン(Absinthe)

 一度。浸漬したものを蒸留して造った代表的なリキュールの一つ。スピリッツに、にがよもぎ、アニシード、フェンネル、レモン、コリアンダー、アンジェリカの根、ビター・アーモンド、月柱、丁字などの香味を配して造られる。現在では全面的に製造、販売が禁止された。代用品として、「ペルノ」がある。

アドボカード(Advocaat)

 卵黄と種々の香料をベースにしたどろりとして粘りのあるオランダ産リキュール。アドボカードとは弁護士という意味。17度。

アマレット(Amaretto)

 あんずの核を原料にして造るリキュール。風味はアーモンドの香りなので、アーモンド・リキュールと思われているが、実はあんずの核蒸留液にスパイス抽出液、アルコールを配し、熟成させて造る。28度。

アニゼット(Anisette)

 アニス・シーズで風味をつけた甘口のリキュール。25~30度。

アップル・リキュール(Apple Liqueur)

 青リンゴなど香りの高いりんごの果汁を配したリキュール。16~22度。

アプリコット・ブランデー(Apricot Brandy)

 杏をスピリッツに浸漬して造るリキュール。ヨーロッパの主要メーカーはたいてい手掛けており、カクテルにも多く使われるが、ブランデーではない。20~35度。

クレーム・ド・バナーヌ(Creme de Banane)

 バナナを中性スピリッツで溶かすか、人工風味料を使って造られるリキュール。

クレーム・ド・カカオ(Creme de Cacao)

 焙ったカカオ豆を煎じたものと蒸留したものを混合sて造ったリキュール。マロン(褐色)とホワイトがある。

カンパリ(Campari)

 イタリアのアペリティフのなかでも、最もよく知られたリキュール。一般にソーダ割りをオン・ザ・ロックで飲むが、カクテルではアメリカーノとネグローニが有名。非常にドライで、キナ皮の風味が特徴。24度。

クレーム・ド・カシス(Creme de Cassis)

 ブラック・カランツ(黒すぐり)の実を原料とした暗褐色のリキュール。ブラックカランツの実をスピリッツに浸し、滓を取り除き、甘味を加えて造られる。

コアントロー(Cointreau)

コニャックにオレンジの皮や葉のエキスを浸して抽出した高級リキュールのひとつ。ホワイト・キュラソーの一種だが、フランスのアンジェ市にあるコアントロー社の製品で社名がそのまま製品名になっている。40度。

ガリアーノ(Galliano)

 イタリアのミラノ地方で造られているオレンジとすみれの香りの強い、大変に個性的な黄色いリキュール。30度。

グランマニエ(Grand Mamier)

 コニャックをベースにした、最高級のオレンジ・リキュール。フランスの一流メーカーの製品。キュラソー島のオレンジと同じ品種を使っている。35~40度。

カルーア(Kahlua)

 メキシコ原産のコーヒーリキュール。香りづけにバニラや月桂などが用いられている。26.5度。

キルシュ(Kirsch)

 発酵させたサクランボを原料にして、連続して2度蒸留して造るリキュール。主産地はフランス、ドイツ、スイスが国境を接する地方。キルシュはさくらんぼを意味するフランス語。ドイツに入って、これに水や酒を意味するドイツ語のヴァッサーが加わった。45度。

キュンメル(Kummel)

 キャラウェー(姫ういきょう)を主な原料としたリキュール。16世紀の末頃からオランダで造られたが、有名にしたのはラトビア共和国の首都、リガの近く、アラッシュ城の蒸留所で造られてからである。本来は辛口の酒だったが、現在では甘口が主流になっている。34~45度。

クレーム・ド・マント(Creme de Menthe)

 はっかの香りと味を持った甘口のリキュール。緑色のほうが趣を感じるが、白いのも質的にはなんら変わらない。25~30度。

クレーム・ド・ノワヨー(Creme de Noyaux)

 桃、アプリコット、その他の果実の種の仁をブランデーに浸して造ったアーモンド風味のリキュール。25~30度。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー