迎賓と客席案内
1. 丁重な挨拶で迎える
入口では姿勢を正し、礼儀正しく、親切、丁寧に、心からの微笑みを持ち、落ち着いた態度を保つ。
2. 人数の確認
挨拶後すぐに「何名様でいらっしゃいますか」と人数の確認をする。
3. 予約の確認、団体客の確認
高級レストランの場合、お客様のほとんどは予約をしてレストランに来るので、お客様が来たときには必ず予約の確認を行う。予約客であることが分かっている場合は「○○様、お待ちいたしておりました。お席にご案内いたします。どうぞこちらへ」と指定の席へスムーズに案内する。
4. 席への案内
お客様の2~3歩前を相手の歩調に合わせて進む。キャプテンだけ先につくことのないようにする。
<案内の留意点>
<案内の留意点>
- 小さな子供連れの家族客…騒いでも他のお客様の迷惑にならないようなテーブルへ案内する。
- 美しく着飾った婦人連れのお客様…他のお客様から見えるテーブルへ案内する。他にも同様なご婦人の組がある場合はそれぞれを少し話した方がよい。優劣の競争心理を起こさせないためには距離が必要である。
- 新婚夫婦と思われるお客様…なるべく窓側などの2人だけのコーナーのテーブルへ案内する。
- 男性1人、女性1人のカップル…コーナーのテーブルへ案内する。センターテーブルは嫌われる。
- 服装や態度などが好ましくないお客様…目立たないテーブルへ案内する。
- 歩くのも大変そうな老年者や足の不自由なお客様…入り口近くのテーブルへ案内する。
- 顔の右に傷がある方、右手のないお客様など…さりげなく壁面を右にするような席へ案内する。
- 3~4人のビジネスマンなど…中央席でも、どこの席でもあまり気にしないので空いているテーブルへ案内する。
5. 着席時のサービス
お客様が席に座りやすいように椅子を引き、掛けるときに前に戻す。
- お客様がコートやカバンなどを持っている場合はクロークで預かる。
- レディーファーストを心がける。
- 椅子を動かすときは静かに音を立てない。
- お客様の動作に合わせタイミングよく行う。
- テーブルとお客様の間隔は10cmくらい。(にぎりこぶし一つ分)
- 左側から椅子に掛けるのが原則である。ただし、お客様が右から来たときは右側を開いて、席につきやすいようにする。