レストランサービス
個別スタイルによる分類
アメリカンサービス
合理性と利便性を重視し、プレートサービスを基本としている。調理場でプレートに盛り付けられた料理をトレイに乗せて運び、ゲストのテーブル近くのサイドテーブルにおいてサービスするか、あるいはトレイを使用せず手で運び、そのままプレートを出す。
フレンチサービス
最も優雅で格調の高いサービスである。料理をゲリドンと呼ばれるワゴンを使ってサービスすることから、「ゲリドンサービス」又は「ワゴンサービス」とも呼ばれる。
ロシアンサービス
料理は調理場で完全に調理され、プラッターに盛り付けられた料理をサービススタッフが持ちまわりのゲストの皿に盛り付けをしていく。
イングリッシュサービス
レストランの個室などで行われることがある。プラッターに盛り付けられた料理と温められた皿がテーブルの角に座っている主人(ホスト)の側に置かれ、ホストによって切り分けられたり、盛り付けられたりする。その盛り付けられた料理をホストの左側に待機している給仕人、レストランではウェイターに渡され、主客から順に全てのゲストとホステスへサービスされる。付け合せやソース類は卓上に置かれ、ゲストが取り回すというサービス形態である。
サービススタイルによる分類
プレートサービス
今日レストランにおける最もポピュラーであり、かつスピーディなサービススタイルである。調理上で完全に調理盛り付けされ、サービススタッフがトレイや手で運びゲストにサービスする。
トレイサービス
調理上でプレートに盛り付けられた料理をトレイに乗せて運び、ゲストのテーブルの側のサイドテーブルに置いてからサービスする。効率のよいサービス方法であり、アメリカでは広く一般的に行われている。
プラッターサービス
主に高級なレストランや宴会で行われるサービスであり、豪華で格調高い雰囲気を保ちながらワゴンサービスに比べて迅速かつ容易にサービスが行える。料理は完全に調理場で調理され、プラッターに盛り付けられる。サービススタッフがゲストのテーブルまで運び、プレゼンテーションをした後にゲストの前にセッティングされたプレートにサーバーで取り分けてサービスを行う。
ワゴンサービス
最も高度なサービス技術を要し、格調の高いサービススタイルである。料理の仕上げはワゴンを使い、ゲストの目の前でフレミングやカービングを行う。
ビュッフェサービス
テーブルサービスとは異なり、セルフサービスを基本とする。