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363 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/14(木) 15:58:51 ID:p6LKmA6/
娘「おとーさーん!だきつき攻撃ー♪」
男「こらこら娘。重い、重い」
娘「む、お父さんひどーい!乙女心を傷付けた責任として一緒にお風呂に入ること!」
女「もう、何言ってるの娘。もう中学生なんだからいい加減親離れしてわたしの男くんに触るなクソガキ」
娘「えー、そう言うお母さんこそ毎晩お父さんに甘えてるじゃん年増」
女「わたしのは愛し合う夫婦の営みだからいいんです殺すぞ」
娘「だったらあたしのだって現代っ子には貴重な親子のコミュニケーションだもんね死ね」
女「お前が死ね。あーあ、まさか娘がこんなファザコンになるなんて……男くんを強姦する時に知ってたらちゃんと避妊してたのに」
娘「本当、お母さんみたいな雌犬がお父さんの童貞奪ったってだけで万死に値するよね」
女「あら、そのおかげで娘は今ここにいるんだから感謝してお前に受精した男くんの精子を返せ」
娘「できるか腐れマ○コ。ところで、初めてお母さんがお父さんを襲ったのって今のあたしと同い年ン時だよね?」
女「………………やってみなさいよ絶壁娘」
娘「望むところだよ化石女」
キィン!ガッキィィィン!パタラララララ!ズガガーーーーン!!
男「やれやれ、喧嘩するほど仲がいい……か」
カポーーーン
ほのぼのを目指してみました。
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368 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/15(金) 13:38:50 ID:fuzv1VjU
そんな事より、ちょっと聞いてくれませんか。
昨日、男くんの家に行ったんですよ。男くんの家。
そしたら男くんはお留守のはずなのに人の気配がするんです。
で、窓から覗いてみたらなんか例の雌犬がいて、お部屋の片付けとかしてるんですよ。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、幼馴染みだからって気安く男くんの家に来ないでくださいよ、ボケが。
幼馴染みですよ、ただの幼馴染み。
なんかベッドメイキングなんかしてます。あとで男くんを誘惑ですか。ブッ殺しますよ。
男くんの布団抱きしめて匂いとか嗅いじゃってますし。もう見てられません。
お前、ロープ買ってあげますからすぐにその首括れと。
男くんはね、わたしと結ばれる運命なんですよ。
一つ屋根の下に同棲していつ妊娠してもおかしくない、
嫁入りカウントダウン、そんな甘い雰囲気がいいんじゃないですか。こ汚い売女は、すっこんでいてください。
で、やっと掃除が終わったと思ったら、どうせだからご飯も作っちゃおうかなー、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、男くんは一生わたしの料理しか食べないんですよ。ボケが。
頬なんか染めちゃって何が、作っちゃおうかなー、ですか。
お前は本当に掃除のついでに料理を作るのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、男くんに誉められたいだけじゃないんですかと。
前世で男くんのお嫁さんだったわたしから言わせてもらえば、男くんに誉めて欲しいならやっぱり、
邪魔者は徹底排除、これですよね。
恋敵は即刻抹殺、悪い虫がつかないように男くんは拉致監禁。これが真の恋人の務め。
恋人の務めには二人っきりの時間が多めに入ってます。その代わり離れてる時間はごく僅か。これ。
で、さらに愛の営み。これ最強。
でもこれをやると社会的にちょっと困ったことになるかも知れないという危険も伴う、諸刃の剣。
わたし以外には成し得ません。
まあお前みたいな泥棒猫は、八つ裂きにしてやるからじっとしてなさいってことです。
コピペ改変に挑戦してみました。
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373 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 00:30:00 ID:h+Jo7rP6
わたしを好きになってとは言いません。
わたしの傍にいてとも言いません。
わたしのことになんて、気付いてくれなくてもいい―――だから。
あなたを好きでいることを、許してください。
あなたを見つめていることを、許してください。
この小さな胸がドキドキというのを、笑わないでください。
わたしはただ、ただそれだけで、幸せなのだから―――
ずっと見つめてきたから、あなたのことなら何でも知っています。
例えば、朝。寝ぼけて目覚まし時計を止めちゃって、あとで慌てて着替える様子がなんだかとっても可愛くて。
例えば、授業中。数学はいっつも寝ちゃってますよね。先生、見てますよ。
例えば、昼。ほっぺにおべんとくっつけて、ああ、そのご飯粒を食べられるなら、他には水一滴いりません。
例えば、放課後。部活で頑張るあなたはとってもかっこいいです。わたし、あなたの汗を拭くタオルになりたいな。
例えば、夜。―――わたしなら、あなた専用になって、何をされても構わないのに。
本当はコソコソしないで、もっと間近で見つめていたいのだけれど―――それは、贅沢ですからね。おやすみなさい。
あなたは知らないだろうけれど、わたしはもう、あなたのものなんです。
きっと、新しい制服に袖を通した始まりの日、
靴箱で立ち尽くすわたしに声を掛けてくれたその瞬間から―――わたしは、ずっとあなたを見つめてきたんですから。
あのときは、泣いてしまってごめんなさい。
あんなに優しくされたのは、本当に久しぶりだったから。本当に、嬉しかった。
あれから一度も声を掛けてくれないけど、あの時の感じたぬくもりにわたしは囚われてしまったのでしょう
ああ、そうか。それじゃあ、あなたのせいなんですね。こんなに苦しいのは。
辛くって、痛くって、触れたくて、もう一度、優しくして欲しくて―――
ねぇ、あなたのせいなんですよ。責任、とってくださいね?
わたしを好きになってとは言いません。
わたしの傍にいてとも言いません。
わたしのことになんて、気付いてくれなくてもいい―――だから。
どうか、わたしの前からいなくならないで。
ねえ―――どうして、女の人と手をつないで、歩いているんですか?
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375 名前: 名無しさん@ピンキー [sage ] 投稿日: 2007/06/16(土) 04:15:27 ID:S3EzZS44
息子「えぇ~い母さんから離れろ!クソ親父!!」
男「…これはどう見てもお母さんの方がくっ付いてるんだと思うが」
女「もう息子ちゃんたらお父さんにジェラシー感じるなんて…いけない子ね」
息子「母さん、さっき母さんの部屋から睡眠薬を見つけたよ
きっとこの男がこれを使って嫌がる母さんを無理やり中出しレイプされたんだね
それで僕を孕んだ母さんに結婚しろって脅迫されたんだね…なんて汚いブタ野郎だ!!」
男「(まるでコナンくんのような正確な推理力…ただ睡眠薬を使ったのが女だという事以外)」
女「お母さんの部屋に勝手に入るなんてなんて悪い子なの!
人のプライベートを侵害する行為は屑野郎のすることよ…もう息子ちゃんには再教育が必要ね!!」
男「…お前が言うな!!」
>>363を見て息子ver作ってみたけど
男の嫉妬ってほのぼのとしてていいね
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379 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 21:12:18 ID:iYJiO7E1
どうしてこんなことになったのかわからない。
一筋の光さえ届かない闇の中で、私は何度目になるかわからない溜息をついた。
ことの始まりはさて、いったいいつのことなのか。
あの少女と出会ったのは、私がまだ木っ端の小坊主だったころのことだ。
和尚様に連れられて熊野に参詣しに行く旅の夜に留まった、和尚様が贔屓にしているという宿の娘が彼女だった。
始めのうちは襖の陰に隠れてじっとこちらを観察していた彼女だが、私とは歳の近いせいでもあったろう。すぐに打ち解けて、仲良くなった。
「アンちゃん、アンちゃん」と呼ばれるのはなんだかこそばゆくて、しかし、私も憎からず思っていたのは確かだ。
それなのに。一年に一度の参詣であの宿に留まり、幼い少女が再会する度に大きくなっていくのにつれ、
少しずつ瞳に色を帯びてきたのを、どうして私は見逃してきたのだろう。
どうして他の客に比べて私の待遇が異様にいいことに、何の疑問も抱かなかったのだろう。
もう少し気をつけていれば、きっとこんなことにもならなかったろうに。
しかし、今更悔やんでももう遅い。彼女が私の寝床に忍び込んできたあの夜に、もう手遅れなのだとわかっているはずじゃないか。
私がいくら修行中の身で、しかも参拝の途中ですからと説得しても聞く耳を持たず。
私の胸元にすがりつき、大好きです、と甘い声で囁くのみだ。こちらも一応煩悩多き若造なので、本当に、困ったことになった。
仕舞いには一糸纏わぬ姿となって迫ってくるので苦し紛れに「か、帰り道、また寄らせてもらうから!」と逃げ出してきてしまったが。
……それがまた、事態をややこしくしたらしい。
彼女はどうも、私のあとをつけてきていたらしいのだ。
まだ少女とも言える細足でそんな馬鹿な、とも思うが、そうでないとこうもタイミングよく私の前に現れるわけがない。
無論、私は例のでまかせを守る気などさらさらなかった。ああ、嘘をついたことに関しては謝ろう。罰則も受けよう。
しかしそれは、夜道の真ん中で待ち伏せされ、悪鬼のような形相で追いかけられるようなことなのだろうか?
何事か喚き散らし、着物も身体に引っかかっているような状態で、血走った眼はまるで蛇のよう。
いや、よう、ではない。アレは最早ヒトではない。妄執に取り憑かれた人間は妖魔と化すと聞くが、アレがそうなのか。
正直、怪異というものはすべからく裏があると思っていたが、よもやその私が怪異を体験するとは。冗談にしても笑えない話だ。
彼女の情念は凄まじかった。隠れてやり過ごそうにもたちまち見つけ出し、変装しても一目で見破り、
さらには和尚直伝、虎の子の札を用いて結界縛りにかけてもそれを打ち破って追いかけてきたのだ。
密閉された狭い空間では熱がこもる。段々暑くなってきたが、ここからのこのこ出て行く訳にもいくまい。
誰かが彼女を追い返して、もう大丈夫だと言ってくれるのをただひたすら待つのみだ。
溜息が、またひとつ。
380 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 21:13:34 ID:iYJiO7E1
わからないのは、何故に私なのだというところだ。
色男だと言われたことは、まぁ無いことも無いがあちらは旅の宿。客の中には私なんかよりよほどいい男もいるだろうし、
昔からの知り合いといっても一年に二度、会うか会わないかの間柄である。
そりゃあ、昔は和尚の目を盗んで夜を語り明かしたりしたものだが、仏に誓ってやましいことは何もしていない。本当だ。
それに、近年では彼女も客相手に働けるような年頃になってきて忙しいようで、長い間話し込むこともなかったし。
ここまで慕われている理由がわからない。それとも女性というのはこういうものなのだろうか。
そういえば夜這いをかけられた時、約束がどうのこうの、とか言われた気がするが―――
「何の約束だよ」
思わず口にする。まぁ、嫌がる私を追いかけて妖魔と化すような女の言うことだ。まともに取り合わないのが吉だろう。
それにしても暑い。まるで外から炎で燻られているような暑さだ。
妖魔に追われているとこの寺に駆け込んで梵鐘の中に隠れさせてもらい、どの位時が過ぎたのだろう。
この寺の人たちはうまくあの妖魔を言いくるめてくれただろうか。あれはかなり鼻がきくようだから少し心配ではある。
「安珍殿、安珍殿。もう大丈夫ですよ」
いい加減暑さに参ってしまう、といった時、鐘の外から声がした。
よかった。もう安心だ。しかし酷い目にあったものだ。ところで、来年からの参拝はどうしようか。
溜息を、今度のは安堵からくるものだが大きく息を吐いて重い鐘を持ち上げ、外に出た。ああ、涼し―――
―――暑い。いや、熱い。
どうしたことか。辺りは火の海に包まれている。ごうごうと天を突く炎の中に、一匹の巨大な大蛇が―――
「ご苦労様です。では、さようなら」
「ひっ!」
蛇が咥えていた男――さっき私を呼び出した修行僧だ――を放り投げる。断末魔を残して、男は炎の中に消えた。
なんだこれは。これが、これが、これが彼女か。こんなに恐ろしい、醜い大蛇があの少女だというのか。
間違いない。蛇の頭部が変化してヒトの形を作る。
現れたのは、あの夜私に見せた一点のしみも無い白い肢体。私を好いていると囁いた唇。珠のように潤んだ瞳。絹糸より滑らかな黒髪。
なんて、おぞましい。ああ、なんて、美しい。
「――――――清姫―――」
「お慕いしています、安珍様。身を焦がすほどに」
清姫の唇が私のそれに重なる。私の口を割って入る舌と、焼け付く炎。
これが、キミの想いか。
私は最後の瞬間に、彼女がどれほど私を求めていたのかを悟った気がした。
星明りと、虫の声。少年少女の、秘密のお喋り。
「アンちゃん、アンちゃん」
「どうしたんだいキヨちゃん」
「あたしねぇ、大きくなったらアンちゃんのお嫁さんになりたいなぁ」
「いいよ!僕、キヨちゃんの旦那さんになってあげるよ!」
「ほんと?わぁい!」
月だけ見ていた、幼い約束。少女に灯った、淡い火の種。
―――トントンお寺の道成寺
釣鐘下ろいて 身を隠し
安珍清姫 蛇に化けて
七重に巻かれて 一廻り 一廻り―――
381 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/16(土) 21:18:09 ID:iYJiO7E1
日本でもっとも有名なヤンデレ、清姫さまのおはなし。
伝承モノって話によって微妙に細部が違うのでヤケになってアレンジを加えてみました。
said清姫ver.って誰か書きませんか?
396 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/06/18(月) 09:34:34 ID:sv02pEou
女「男くん、み~つけったぁ~」
男「わっ!女ちゃん!!………戦隊物の女幹部みたいな格好してるの?
っというよりなぜここにいるってわかっ…ゲェェェ!いつの間に俺の背中に小型盗聴器が!!」
女「男くん、いままで騙してたけど…実は私、妖怪だったの!…そして結婚して下さい!!」
男「な・なんだって!!…ってうち一応、家が神社だから妖怪と結婚って宗教的にまずいよ」
女「ウフフ…男くん、おかしいと思わない?なんで神主さんが妖怪の経営してる宿に
定期的に泊まりに来るのカナ?カナ?」
男「確かに………ま・まさか!!」
女ちゃんいわく、うちの一家と女ちゃんの一家は昔からの付き合いらしい
で、親同士が勝手に俺と女ちゃんを婚約させるという話になってるらしい
…神社で盛大にクリスマスパーティ開くようなチャランポランな一家だとは思っていたが
まさか仮にも神に仕えるものが妖怪と仲良くしてたは…世も末だ………
女「それに…男くんにファックされたあの夜………」
男「ちょ・ちょっと待て!あの夜、夜這いをかけたの女ちゃんの方じゃん!!」
女「ひ・酷いよ!アタシはただ昔みたいに一緒に二人でお話し合いしようと思っただけなのに…」
それを男くんが獣のように襲い掛かってきて…アタシ、妊娠しちゃってるよ…きっと
男「え?妊娠だって!!」
女「中出し5回、口に3回、お尻に1回やられたら精通してない幼稚園児でも妊娠しちゃうよ…
だからね…責任とってね♪」
397 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/18(月) 09:52:15 ID:sv02pEou
ほどなくして俺は全てを受け入れ女ちゃんと結婚した。式はうちの神社で行われた。
クラスメイトの連中からは白い目で見られたが…まぁ気にしない事にした。
女「男くん、小さい頃の約束通り男ちゃんのお嫁さんになったね
これから二人で…ううん、三人で幸せの家庭を築こうね♪」
っとウエディングドレスを着た女ちゃんは、嬉しそうに小さい頃の話をした。
…
……
………あれ?ウエディングドレスってここ神社ッスよ?
>>379-381を
コメディ色多めに書いてみた。
見返してみたら間違えて主人公を神職にしてしまった…
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382 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/17(日) 02:17:08 ID:ryiqQ28h
プレゼント
「ちーわーっ、宅配でーす」
僕は少し駆け足になって荷物を受け取り、サインをする。
男「えっと、お疲れ様でーす」
何々……女さんからか…。随分とでかい――熊のぬいぐるみだ
とりあえず、部屋に置くか……。一応、女さんに連絡をしてみるが全く繋がらない
ついに逮捕でもされたのかな?
男「しかし、重いなぁ……。まさか女さんが入っていたりしてね…。よっと。」
ビクッ
恐る恐る、ぬいぐるみの顔を持ち上げると中からはにかんだ女さんが出てきた。えーと、何で裸なのかな…?
女「こ、こんにちは、男君」
えーと、何故部屋の鍵を閉めてるのかな?何故カーテンを閉めてるのかな?電気は……ちょっと点けとくんだね。
その手錠は何に使うのかな?その謎の錠剤は?
女「まーま、少しゆっくりしましょうよ」
そう言いながら彼女は僕をゆっくりとベットに倒した。
あ、ちょっと首わっ、わ、ああ―――
続かない。
おいらが一生懸命書いてたのが身を結んだなぁ
誰も見てないと分かってても頑張ったかいがあったよ…。
このままどんどん活気付いてほしい(ヽ'ω`)
385 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/06/17(日) 17:42:12 ID:koJv/Ijp
「ちーわーっ、宅配でーす」
僕は少し駆け足になって荷物を受け取り、サインをする。
男「えっと、お疲れ様でーす」
何々……また女さんからか…。厚手の封筒に入った――DVD、かな?
いくらなんでも封筒の中に入ってるってことはないだろうし、今回は襲われることもないだろう。
一応、女さんに連絡をしてみるが全く繋がらない。逮捕…いや、期待するのはよそう。…されないかなぁ、そろそろ。
男「一応見てみるか。身の危険はなさそうだし」
カチャ。ウィーン……
どうも女の子の部屋の様子らしい。なんか、すっごく嫌な予感がするんですけど。
ああ!やっぱり!女さんが出てきた!ってなんで裸なんだよ!あんたプライベートでは全裸がデフォなのか!?
女『こんにちは、男君。ユア・スィートハート、女です。えーと、わたしはいつも男君を影から見守ってるんですが、
それじゃあ不公平じゃないかと思ってわたしも見守ってもらうことにしました』
しましたじゃないよ。どうして女さんはいつもそう……
……えーと、なにその体操服と上履き。僕の名前が書いてあるんですけど。
っていうかそれ僕のじゃん。薄々気づいてたけど犯人はやっぱり君かよ!お巡りさーん!
女『ああ……男君の匂いがするよぅ…』
うわぁ完璧に投稿裏ビデオじゃないかコレ!!
え、ちょっ、わ、そんな、ひとりでそんな………。
………………………………………………………………………。
………………………………………………。
………………………。
女『男くぅん、男く…ン♪』
男「…………………屈したわけじゃない!屈したわけじゃないからなぁ!!」
>>382に敬意を表して勝手に続き。
387 名前: 382 [sage] 投稿日: 2007/06/17(日) 23:40:42 ID:ryiqQ28h
>>385、僕はお前に敬意を表するッ!!
「ちーわーっ、宅配でーす」
僕は少し駆け足になって荷物を受け取り、サインをする。
男「えっと、お疲れ様でーす」
何々……"また"女さんからか…。厚手の封筒に入った――CD、かぁ?
いくらなんでも封筒の中に入ってるってことはないだろうし、今回はDVDじゃないみたいだし安全だな。
一応、女さんに連絡をしてみるが全く繋がらない。逮捕…いや、期待するのはよそう。…されないかなぁ。されないんだろうなぁ。
男「一応見てみるか。身の危険はなさそうだし」
カチャ。ウィーン……
女『ハァハァ、男君…聞こえますか……?』
ああ、もう駄目だ…。嫌な汗が出る…が、何故か"聞かない"という選択ができない。
女『今から…私の恥ずかしい音……いっぱい…聞いて下さい』
ピチャピチャ、クチャクチャ
クチャクチャクチャ……んっ…あっ
クチャピチャクチャ…おと、こ……くん
ちっ畜生!自然とアレが反応してしま――
女『―――どうでした、男君?私のガムを噛む音は?とっても恥ずかしいんですよ?
――あれ、何かと勘違いしちゃいました? まさか、私に欲情してしまったとか…?ウフフ♪』
プツ…
……ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
390 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/18(月) 03:02:52 ID:p7FCQMkI
ふふふ、女さんめ。始めは生で、次に映像で、それぞれエッチな印象を持たせておいて、
続けて似たような音を聞かせてこっちを挑発するとはなかなかやるじゃないか。
だけど、僕はくじけない。泣くのは嫌だ笑っちゃおう。すっすめ~~♪
「ちーわーっ、宅配でーす」
僕はいつもよりゆっくり歩いて荷物を受け取り、サインをする。
男「……お疲れ様です」
よし、僕にはまだ余裕がある。二度も三度もやられっぱなしでたまるかってんだ!
何々……京都に住んでるバアちゃんからか…。小包の中身は僕の好きなしば漬。
ククク、甘い。甘いよ女さん。どうせこの発送先はフェイクで、この漬物を食べたが最後、
身体がマカビンビンなことになって苦しむ僕の元へ襲撃に来るってハラだろう!
そんな見え透いた手に引っかかる僕だと思うかい!?舐められたものだ!!フハハハハハハハハハ!!
母「たっだいまー。あれ、もう届いてたの」
男「ハーッハッハッハッハッハ!!……何が?」
母「(無かったことにしたわね)朝、お義母さんから電話があって、漬物は届いたかって」
男「………あ、そなの?」
母「ええ。届きましたからって電話しなくっちゃ」
男「……………くそぅ。女さんを意識しすぎて冷静さを欠いていたようだ。
ウソをウソと見抜けない人は宅配サービスを使うことは難しい……肝に銘じておこう。
さて、反省しながらまずは一口。ンまぁ~~~い!!」
ポリポリポリ………
女「おっとこく~~~ん、あ・そ・び・ま・しょぉ~~~♪あっれぇぇぇぇ?
うずくまって男君、オナカ痛いの?」
男「ハァハァ!ハァハァ!ウゥ………ッ!ハァハァ!」
女「それとも、痛いくらいなのは別のところですかぁ?ちょっと見せてください、
ナデナデしたら収まるかもしれませんから♪」
ビクゥ!
男「僕のそばに近寄るなああ―――ッ」
「ちーわーっ、宅配でーす」
母「あら、お義母さんからお漬物だわ。ふたつも送っちゃったのかしら?」
なんの、ならばこっちは>>387のさらに続きだ!
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394 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2007/06/18(月) 04:00:46 ID:0M85iwky
友1「男、誕生日おめでとう」
友2「男君、おめでとー!」
友3「ほら、みんなからプレゼントだよ」
友4「ケーキもあるぞ!」
友5「さあ、どんどん食おうぜ!」
うれしい。俺の誕生日にみんな集まって祝ってくれるなんて。
男「ありがとうな、みんな・・・(持つべきものは友達だな)」
ガチャリ
ん、玄関から音が?誰か来たのか?
ドアの方向に目をやると、そこにはデカイ熊がいた。
男「(な、なんだあれ、く、熊のき、着ぐるみ?)」
と、その熊の頭が回りこちらの姿を確認すると、俺に向かって一直線に歩いてきた。
男「おい、ちょ、勝手に家に上がるんjy」
友1「みんな、取り押さえろ
ドガッ バキッ グシャ
友1、2、3、4、5「~~~~~~ッッッッッッ!?」
取り押さえようとした、友達はみんなあっという間に熊の着ぐるみに瞬殺されて動かなくなってしまった。
着ぐるみを着た状態でなんて強さなんだろう。
するとその熊さんは自分の頭を掴み投げ捨てた。そ、その顔は・・・
女「男君ッッッッ。何故ッッ、何故私を呼んでくれないんですかッッッッ!!」
餓女伝。 >>382の熊のぬいぐるみで思いついた。
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400 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 09:49:39 ID:2miIky2b
『都市部ではカラスや野良猫になどによる、ゴミを荒らすといった被害が増加しており――』
母「いやぁね、カラスって。そういえば最近ウチのアパートの近くでも見るようになったし。
ネットか何かしなくちゃいけないのかしら」
男「ん……そだね」
母「でもとなりの棟のゴミ捨て場では結構いるのに、ウチの棟だけはまだ荒らされてないわね。なんでかしら?」
男「さぁね」
実を言うと、僕は知ってるんだ。どうしてウチのゴミ捨て場にだけカラスが寄り付かないのか………。
女「薄汚い畜生どもが……男くんちのゴミをあさっていいのは私だけですぅ………!!」
カラス「カ、カー!!」バサバサ!
ノラネコ「ふにゃー!」シタタタタタ!
女「わかればいいんですぅ……わかれば。くす、いいコ」
ガサゴソガサゴソ
女「燃えるゴミ、燃えるゴミ………あった!使用済みティッシュ!!ひゃっほぉぉぉぉう!男くぅぅぅぅぅん!!!!ハァハァ!ハァハァ!」
母「不思議ねぇー」
男「(いい加減逮捕されないかなぁ。これだから日本の警察は自転車チェックしかできないって言われるんだ)………はぁ」
402 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 20:01:27 ID:MlTF9HWp
>>400
使用済みとかw
男も確信犯だろ
405 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/19(火) 21:15:33 ID:2miIky2b
みんなありがとう。
>>402、それに気付いちゃいけない。気付いたら、きっと男が変な趣味に目覚めて
それこそスレ違いになっちゃうから。
男「ハハハ、気持ち悪い。女さん、人のゴミ漁って何が楽しいの?」
女「あぁ……!ごっ、ごめんなさい男くん!お願いです、嫌いにならないで!いい子にするから、もうしないから――!!」
男「あれ、やめちゃうんだ。別に続けてくれてもいいのに」
女「え?」
男「君がここを縄張りにしてるおかげでさぁ、カラスが集まらなくて道が汚れないんだよね。
ま、馬鹿も鋏も、変態趣味のビョーキ女も使いようってところかな」
女「あ、あぁ――!ありがとう、ありがとう!わたし、がんばるね!」
男「フン。そうだ、カラス除けのお礼にいいものあげようか」
女「え?そ、それって、も、もしかして……使用済みじゃない、本物の男くんのせい」
男「そら!これが欲しかったんだろ?僕の使用済みティッシュだよ。どうせゴミだし、好きにしなよ」
女「あっ!」
男「僕の使用済みじゃない……なんだって?勘違いしないでよね。君はカカシと同じなんだから。
そのカラッポの頭にティッシュでも詰めて自分の立場、よく考えれば?」
女「そんな………」
男「ああソレ、ゴミ捨て場に這いつくばる薄汚れた君を想像して出したものだから。
ま、一応ご褒美もやらなきゃね。ははは!ご褒美がゴミだって!安上がりな女だよホント!
あははははははははははは!!」
女「男くんが……笑ってくれてる………私のこと見て笑って……嬉しい。嬉しいよぉ………。
ああ、このティッシュ、男くんの匂いがするよ……いつもより、濃いよぉ……」
…………………みたいな。あれ?これはこれでよくね?
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413 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:34:52 ID:kFtOnpm+
最近は少々過疎気味ではあるけれど、少し……まぁここ一ヶ月ぐらい前ぐらいから徐々に賑わいを見せて居り、このスレッドの住人としては活気付き始めると中々に慮る感が有るのだ。
男「こうして読み物としては多種多様で、雑多なモノとか取扱ってるのとか観てるとなぁ……」人の想像と妄想やら現像というか狂想とでも言うのであろうか。
作者の方達や住人共々、一種の徒然感を無くしたいが為にこのスレッドを保守して居るのを眺め続けていると、奇妙な連帯感が生まれて沸き出すのを確認出来てしまうのだ、自分の中に。
男「そういえばこのスレを気にかける一端は『アイツ』に在るんだよなー」。
そう『アイツ』……(幼)が「面白い掲示板が有るのっ! 一緒に楽しもうよっ!」。
414 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:36:46 ID:kFtOnpm+
……と、学校での休み時間に唐突に話題を振られ、帰宅して少し用を済ませた後にその話しを思い出し、
「そういえば幼が何か面白い掲示板が有るっつってたっけか?
えーと『2ch』(2ちゃんねる)っと」その中の『エロパロ&文章創作板』の中のスレッドにその話題に出されて居た物が有ると言っていた。
415 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:37:53 ID:kFtOnpm+
男「『新ジャンルほのぼの純愛』っと~、――おっ、有った有った♪」どうやらこれらしい。
男「……ほほう、……ふむふむ、」。「これは面白いかもしんない♪」。
男「しかしな……」言葉尻だけで想像して居たのと、今こうして実際覗いて観てからでのこのスレッドに対する印象がガラリと変わってしまう。
男「これは狂気地味てるな、まぁ読み物としてはニヤっと来るものがあって楽しいけどさ」。
等とそれを読みつつそろそろ一旦区切りを付けて御飯でも食べようかとした時に呼び鈴が鳴り始めた。
416 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:38:58 ID:kFtOnpm+
『ピンポ~ン♪』……と、まぁ聞こえて来るのはどこにでも有る様な音色だけれど、何てどうでも良い事を考えつつも早く応対をせねば。
来客者「ごめんくださぁ~い♪」。何やらヤケに明るい声に気を遣られつつも「今開けますので少し待って居てください」と言いつつドアノブを捻り、玄関の戸を開ける。
来客者「どうも、こんばんわ、初めまして。今度向かいの家に引っ越して来た『○○ 女です」。
と、挨拶を聴きながらも相手の『女の子』を眺めつつもボーっとしていると、「あのぉ~」と話しかけて来て居るのに気付き体裁を取り繕いながらも
「はい? なんでしょうか?」と誤摩化す様に返事をしておく。
417 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:39:45 ID:kFtOnpm+
女「礼儀としてと言うのでしょうか、あのですね? 両親共引っ越しの後片付けでにまだ掛かるみたいなので私が代わりに挨拶回りにこうして方々お伺いをさせて頂いてるんです。それでこれをその証としてお受けして貰いたいのですが……」。
何やら妙にかしこまった感じのする『女の子』である。
それはそれとして、そろそろ待たせっきりも何なのでその『証』とやらの品物を引き取る事にしよう。
男「いえいえそんなこんなご丁寧に、何かすいませんね」。
少々自分的にはこういう形式張ったやり取りは余り好めない質なので素早く受け取る事にする。
女「では、これをどうぞ」。
表面の部分はごくごく有り触れた包装がされており、少々重たいもののまぁ片手で持つのには支障がない程度の大きさである。
418 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/21(木) 05:40:32 ID:kFtOnpm+
男「これはなにが入っているのですか?」と大きさの割に妙に手応えというか持ち応えが有る中身に何が入れられて入るのかが気になりつい質問を問い掛けてしまう。
女「それは家に持ち帰ってご家族の方々と確認して視て下さい。実は、私も中身を知らないもので……」。
どうやら挨拶周りに持たされているその中身の内容を両親からは聴かされていないらしい。
ま、それはそれとしてそろそろ陽が暮れ始めて居るので、彼女の安全を考えここで会話を打ち切らせて貰おう。
男「変な事訊いちゃってすいませんでした。まだ他の家を廻られるのですよね?」。
女「ええ、まだ何軒か挨拶回りには行こうとは思ってはいますが」。
男「時間的にここで打ち切ってそろそろ他の家に行かないと遅くなると思いますからここで一旦お別れしましょう、こうして隣近所にこれからなるんですからこれから色々と機会は有ると思うし。 どうでしょうか?」
女「そ、そうですね。ごめんなさい、長々とお引き止めして」。
男「では、……ありがとうございますねホント」。
女「いえいえ、ではさようなら♪」。
男「こちらこそ、ではおやすみなさい」。
と、丁寧に深々とお辞儀ををこちらに向け、その動作に軽く会釈を返し自分の家へと足を向ける。
こうして女さんとの第一接触は終了したのだが、この時はまだ相手に対し何も思う処は何も無かった。
――彼女との出会いが後々に於いて深く関わる事を。――
――そうして彼女の去り際に見せた歪んだ表情を。―――
448 名前: 413~420 [sage] 投稿日: 2007/06/24(日) 10:32:20 ID:dhiWntd0
車内から外の景色を眺めて居るとついつい呆然としてしまう。
父の仕事の都合上新たな土地への赴任と相成ってしまう事となり、今まで一緒に日常を共に過ごして居た私と母を引き連れこうして余り見慣れない……。
そう、乗り心地が良いとお世辞にも言い表せない引っ越し会社の運送車(トラック)に相席させて貰いながら引っ越し先へ向かっている。
普段、トラック等は見掛ける機会があり、その時に見て取れる車内の景観はとても広々としたモノではなく、せいぜい1人2人…多く見積もっても3人程度が乗れるぐらいだろう。
だが、引っ越し会社のこうした車は人がある程度乗ると想定して有るのか、4・5人は楽に乗れるのでは無いかという佇まいを醸し出している。
だけど、(やっぱり居心地が悪く感じるよねぇ……)なんてそんな解決しそうに無い、くだらない事をつい頭の中でごちてしまう。
それに、(これからの生活は今迄とはガラリと変わるのだろうなぁ~)と、新天地で過ごして行く新しき日常と、今迄過ごして来た日常との差異についてを深々と思案してしまう。
449 名前: 413~420 [sage] 投稿日: 2007/06/24(日) 10:34:30 ID:dhiWntd0
引っ越しが決まる前迄の生活は、私と母の2人暮らしで成り立って居り、父は遠方の単身赴任先で日々働きつつも、私達の生活を陰ながら支えてくれて居た。
そんな生活がが数年続けられて居たのだが、父の会社の方で今まで赴任地で頑張った功績が認められ、私が高校二年に上がって間も無い頃に昇進したのだ。
それなりに大きな規模を誇る会社での出世と言う事も有り、その話しを聞き付けた親戚縁者や友人等に祝福の言葉や賛辞を貰う機会が多くなって来ていた。
そういう気恥ずかしい言葉等を承る事が沈静化して来た頃に――。
母から話しが有ると呼び止められたのである、何かを見計らうかの様な感じで。
母「女ちゃん、お風呂上がってからで良いから少しお話しがあるの。構わないかしら?」。
勉強が一区切り終え、そろそろお風呂にでも入ろうとして居た時にである。
女「うん、大丈夫だけど何か遭ったの?」。
何やら申し訳無さそうな表情と、何かを考え抜き、決意を決めた――と言う様な雰囲気を漂わせて居るのを感じ取る事が出来る。
母「そうね……何か遭ったと言えばそうとも言えるし、無いとも言えるのかしら。詳しい事は後に話しをきちんとしてあげるから早くお風呂済ませていらっしゃい」。
女「はぁーい、それじゃまた後でね」。
母「はいはい、いい加減早く済ませていらっしゃい」。
そういって自分の中で何かしらの修まりがついたのか、じぶんの中で整然と収まりを施す事が出来たのか。
どちらの意味合いにしても……。
明るい面持ちに態度を変え、結局の処何を話そうとしたのかが気になりはしたが、後に色々とわかるだろうと思いお風呂へと向かう事にした。
450 名前: 413~420 [sage] 投稿日: 2007/06/24(日) 10:38:21 ID:dhiWntd0
そんな生活が数年続けられて居たのだが、、、でしたw
間違えてる……。OTL
451 名前: 413~420 [sage] 投稿日: 2007/06/24(日) 10:46:28 ID:dhiWntd0
そして入浴後、脱衣所で着替えてからは一旦自室に戻っていたのだが、母に呼ばれ居間に降り立つ。
(階段の軋みが妙に響くなぁ……)と普段気にも留めていない、くだらない事に何故だか思考を巡らしてしまう。
途中で転けそうになったのは自分の中の秘密として留めておきつつも、居間に着いた。
母「お帰りなさい、っていうのも変かしらね。お水でも飲む?」。
と、まだ私の顔が赤らんでいるのを視てそう問い掛けてくる。
女「ううん、大丈夫よ。ところでどうしたのお母さん?」。
母「……」。
少しの間が母に生まれているのを観ていると何か相当に話し辛い事を言おうとして戸惑って居るのだろうと考えてしまう。
母「ねぇ……」。
女「なぁーにお母さん」。
母「ねぇ、女ちゃん。今度お父さんが昇進するっていう話しをしたわよね?」。
そう、お父さんが昇進するという話しは母から聴かされたのである。