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508 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:42:19.15 ID:r1uxglDdO じゃあ、グロダメな方はあぼんしてください。 地獄編 始めの日。 彼女は僕を縛り上げた上で性行為をした。処女だった。 「男さんは私だけ見ていて!ずっと!ずっと!」 そう叫びながら彼女は何度も何度も僕を犯した。正直、幸せだと思ってしまった。彼女は表現が過激なだけ。そう思うとなんだか彼女を愛せそうだと思った。 しかし、まだ地獄のドアは開かれてもいなかった。 509 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:44:38.87 ID:r1uxglDdO 2 数日間、天国のように思えたがすぐにそれは序章に過ぎないことに気付いた。 幾日か過ぎた頃、彼女は見慣れない器具を持ってきた。 「それは何だ?」 尋ねる。 「男さんが私無しには生きられなくなる魔法の道具です☆」 奴は無邪気に言った。 その道具はペンチに近い形をしていた。 僕は歯を抜かれた。すべて。わめいた。さけんだ。だが奴は僕の歯をすべて抜いた。 笑顔で… 510 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:46:55.14 ID:r1uxglDdO 3 それからは食事になると奴が租借をして口移しで食べさせられるようになった。 最初こそ不快感の為に嘔吐したりしたものの数日経つと生きるために体は受け入れはじめた。奴は 「私が居ないと男さんは食事すら出来ないの……うふふ。まるで鳥の親子みたいですね☆」 と言って楽しそうにしていた。確かにそうだ。 僕はもう租借も出来ない。 511 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:48:25.76 ID:r1uxglDdO 4 さらに数日が経つ。 奴は僕の両足をきつく縛り、目隠しをした。 「少し痛いけど我慢してくださいね☆ワシタチガサラニヒトツニナルタメデス。」 声に抑揚がない。いやな予感がした。 そして……………奴は僕の両足を切った。 痛みは、もはや一定以上は感じなかった。 「これであなたはもっと私が必要になります。お手洗いに行きたい時は言ってくださいね☆」 もう、声は出なくなっていた。 512 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:50:08.03 ID:r1uxglDdO 5 それから数週間は一日に3回の食事、トイレ以外は奴は僕の上。つまり、性行為に耽っていた。 もはや快感などはないただの結合。肉と肉のぶつかり合い。 僕はかつて足という機関があった場所に力を込める。虚しくも幻覚だけが奴を蹴りあげる。 手は縛られたままで使い物にならなかった。 いや、切り取られるのが恐くて使えなかったと言うのが正しい。 縄は緩かった。 513 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:52:41.27 ID:r1uxglDdO 最後 何年が経ったか分からない。 だが、随分と長い時間が経った。その間に、手が無くなった。 彼女は子を産んだ。そして殺した。その後、こう言った。 「ここは私と男さんふたりの世界☆邪魔は許しません♪ダレニモ。フフフフ」 僕はそっと目を閉じた……二度と開かないことを祈りながら。 ---- 552 :悲しい一人暮らし:2006/11/23(木) 11:15:54.06 ID:r1uxglDdO では。 1 女が死んだ。 自殺だった。僕と幼は喜んだ。 「これで二人の邪魔をされない。彼女の嫌がらせを受けなくて済む。」と。 しかし、葬式が終わった後僕達は彼女の両親に呼び出された。 そして遺書を読んだ。 男さんと幼さんへ。 この手紙を読む頃、私はこの世に居ないと思います。私は、男さんに振り向いて欲しかった。私だけを愛してほしかった。 なのに、二人は私の見てる前(正確にはモニター越しである)で愛し合った。何度も。私は決めました。 死んで、あなたを幼の手から守ります。男さん、愛しています男さん、愛しています男さん、愛しています……… 553 :VIP足軽の子:2006/11/23(木) 11:17:08.09 ID:r1uxglDdO 2 その後はもはや字になっていなかった。 辛うじて読めた部分はすべて、僕への告白と幼への恨み、つらみだった。最後にはきれいな字で 「男さん。待っていてください。幼を殺したら迎えに行きます☆」 と、書いてあった。僕は、恐怖で目眩がした。彼女は狂っている。いや、狂っていた。 僕達は凍り付いた。さっきまでの嬉しさ、解放感、1ミリの罪悪感はいつの間にか恐怖にすり替えられていた。 そして、夜が来た。 554 :VIP足軽の子:2006/11/23(木) 11:18:22.97 ID:r1uxglDdO 3 女は青白い顔で微笑みかけてきた。 僕は恐怖で失禁してしまった。叫ぼうにも声が出ない。やっとの思いで呟く。 「なんで…。死んだはず……。」 彼女は微笑みを崩さずに言う。 「手紙、読みました?あの通りです。幼さんを殺したら迎えに来ます。今日は挨拶に来ました。では☆」 そう言うと彼女は消えた。 555 :VIP足軽の子:2006/11/23(木) 11:19:37.64 ID:r1uxglDdO 4 その後数日は何事も無いように思えた。 そして、数日ぶりに幼に合った。幼はかなりやつれていた。 「どうしたんだ!?何があった?」 問う。 「女さんが…毎日来るの。」 幼によると、女は毎日幼の所に現われてこう言繰り返すらしい。 「男さんを返せ。殺してやる。殺してやる。」 そして、彼女の顔は赤黒く浮腫んでいるらしかった。 556 :悲しい一人暮らし:2006/11/23(木) 11:20:54.36 ID:r1uxglDdO 5 僕は、すぐに対策を取った。 部屋に札を張り、塩を撒いた。そこで幼と二人で寝ることにした。 その夜さっそく彼女は現われた。だか、僕には姿が見えずに声だけが聞こえた。 「男さん。無駄ですよ。私にはこんな物、意味がありません☆」 張ったはずの札が僕の方に飛んできた。そして、 「明日から妙な真似をしたらすぐに幼さんを殺します。ご家族も。」 そう言うと気配が消えた。 幼は泣いていた。 557 :悲しい一人暮らし:2006/11/23(木) 11:22:27.37 ID:r1uxglDdO 5 翌日。 幼が自殺した。 遺書等は見つからなかったそうだ。彼女だ。次は僕だ。 その夜、彼女はさっそく来た。 「約束です。行きましょう☆」 僕は静かにドアノブに掛けたタオルに首をくぐらせた。 幼の元へ、彼女ではなく幼の元へ行けるように。 「ようこそ☆待っていましたよ、男さん。これで邪魔な人は居なくなりました☆」 終わり。
508 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:42:19.15 ID:r1uxglDdO じゃあ、グロダメな方はあぼんしてください。 地獄編 始めの日。 彼女は僕を縛り上げた上で性行為をした。処女だった。 「男さんは私だけ見ていて!ずっと!ずっと!」 そう叫びながら彼女は何度も何度も僕を犯した。正直、幸せだと思ってしまった。彼女は表現が過激なだけ。そう思うとなんだか彼女を愛せそうだと思った。 しかし、まだ地獄のドアは開かれてもいなかった。 509 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:44:38.87 ID:r1uxglDdO 2 数日間、天国のように思えたがすぐにそれは序章に過ぎないことに気付いた。 幾日か過ぎた頃、彼女は見慣れない器具を持ってきた。 「それは何だ?」 尋ねる。 「男さんが私無しには生きられなくなる魔法の道具です☆」 奴は無邪気に言った。 その道具はペンチに近い形をしていた。 僕は歯を抜かれた。すべて。わめいた。さけんだ。だが奴は僕の歯をすべて抜いた。 笑顔で… 510 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:46:55.14 ID:r1uxglDdO 3 それからは食事になると奴が租借をして口移しで食べさせられるようになった。 最初こそ不快感の為に嘔吐したりしたものの数日経つと生きるために体は受け入れはじめた。奴は 「私が居ないと男さんは食事すら出来ないの……うふふ。まるで鳥の親子みたいですね☆」 と言って楽しそうにしていた。確かにそうだ。 僕はもう租借も出来ない。 511 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:48:25.76 ID:r1uxglDdO 4 さらに数日が経つ。 奴は僕の両足をきつく縛り、目隠しをした。 「少し痛いけど我慢してくださいね☆ワシタチガサラニヒトツニナルタメデス。」 声に抑揚がない。いやな予感がした。 そして……………奴は僕の両足を切った。 痛みは、もはや一定以上は感じなかった。 「これであなたはもっと私が必要になります。お手洗いに行きたい時は言ってくださいね☆」 もう、声は出なくなっていた。 512 :VIP足軽roop:2006/11/23(木) 01:50:08.03 ID:r1uxglDdO 5 それから数週間は一日に3回の食事、トイレ以外は奴は僕の上。つまり、性行為に耽っていた。 もはや快感などはないただの結合。肉と肉のぶつかり合い。 僕はかつて足という機関があった場所に力を込める。虚しくも幻覚だけが奴を蹴りあげる。 手は縛られたままで使い物にならなかった。 いや、切り取られるのが恐くて使えなかったと言うのが正しい。 縄は緩かった。 513 :VIP侍:2006/11/23(木) 01:52:41.27 ID:r1uxglDdO 最後 何年が経ったか分からない。 だが、随分と長い時間が経った。その間に、手が無くなった。 彼女は子を産んだ。そして殺した。その後、こう言った。 「ここは私と男さんふたりの世界☆邪魔は許しません♪ダレニモ。フフフフ」 僕はそっと目を閉じた……二度と開かないことを祈りながら。

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