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ほんのわずかな時間

君が優しさをくれた

薄暗い夜明け前

少し怯えた僕を背に

君は歩いていったのだった。

暗闇の中でだけ

君の姿は見えなくて

軟らかく響く声が

風に乗って運ばれてきたように

君自身を愛しているわけではなく

きっとこの限られた時間だけが

僕をその気にさせるのだろう…

海を航るのならば、

静かに手を振る。

『ありがとう』

そんな言葉は似つかない

切ない言葉だけが

雑踏を往来した。




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