結び目がほどけないような心
いくら器用な私でも解けない
大きな木の下で独り考えるの
誰かの手で飾られる前に
あなたの家で夜を明かしたら
『仕事がある』と出掛けるの
あなたと共に今日過ごすから
『仕事があった』と謝るの
ほんのわずかな時間の中で
もう一人の私になるつもり
愛と恋の間で揺らぐ心を
少しずつ解き放てば…!
二つの幸せを手に入れることが
許されないことぐらいわかってた
違う場所で流れる同じ時間が
かけがえのないものになってゆくよ
気が付けば窓の外は白い世界
独り考えていたあの木は今
たくさんの光に彩られて
街中を幸せにしてゆくんだね
一番大切にしたかったものを
置いてけぼりにしたみたいで
どうしても忘れられないことが
心の中で渦巻いているから…
後悔してもいい、今だけでいい
暗い部屋に独りにさせてほしい
淋しさも哀しさも知らない私に
何か教えて欲しい…
自分のわがままさを実感しました。クリスマス誰と過ごすのか。前から約束していたAさん。今一番逢いたいBさん。欲張りな私ははじめ迷いませんでした。時間をずらして逢えばいい。一方に逢って、急いで帰って着替えて、もう一方に逢う。一瞬で私は心まで変身できるか!?イルミネーションに包まれた街では、誰もが一番大切な人と過ごしている。結局私はどちらとも逢わないという選択をして、独り淋しく過ごすことにしたのです。(一部フィクション)
最終更新:2007年01月04日 13:16