合言葉は『うれしくなると、ついやっちゃうんだ』。


完全番外編のギャグ話なのだ。みんなもいっしょにやってみようよ。いくよ?

アンドルフおじさーん ロンシャン(作者)談)

ドジっ娘→オシリア
ツンデレ→ミナル(リプレ)
秀才→コダマ(三条こだま)
黄色い服着たあの人→見てのお楽しみ

初秋のコガネシティ。オシリア、ミナル、コダマの3人の少女はそこで季節はずれの猛暑に見舞われていた。

オシリア「暑いね・・・。」
ミナル「もう・・・9月のはずよね・・・暦の上じゃもう秋なんだけど・・・」
コダマ「今年の秋は、残暑が厳しいらしいですよ・・・」

コダマがメガネを外し、タオルで汗を拭いながら言った。現代っ娘な3人には、秋の残暑は堪える。まして、コガネシティはビルとアスファルトに囲まれた大都会である。その暑さは周辺よりも凄まじいものだ。

ミナル「雨も全然降らないし・・・草達がかわいそうだわ」

ミナルは花壇に植えられた萎れかけの草花を見て続けた。そして、暑さにとうとう参りだしたオシリアが、力なく言った。

オシリア「もうダメ・・・どっかで涼もうよー・・・」
ミナル「ぅー・・・と言われてもね」
コダマ「この辺りはコンクリートとアスファルトばっかりですから」
ミナル「正直言って、どこ行っても暑いわよ」
オシリア「そんなぁ・・・」

厳しい言葉に、オシリアは心底からがっかりした。しかし、そう厳しく言ったミナルコダマも、実際問題、暑さには参りきっていた。

ミナル「でもこの暑さ・・・正直言って私も参ってるんだけど」
コダマ「わたしも・・・このまま歩いてると熱中症になってしまうかもしれませんね」
オシリア「でしょー? だからどこかで・・・」

ミナルは汗を流し、疲れ切りだれた口調で、オシリアに言った。

ミナル「涼む場所があったらとっくに涼んでるわよ、状況読みなさいよ・・・」
オシリア「・・・だよね・・・」
コダマ「(2人の体力を考えるとこのまま歩くのは・・・どうしたらいいのかしら・・・)」

汗をかきながら息切れするオシリアミナルを見て、このまま歩くのは危険と悟ったコダマは、あることを思いついた。

コダマ「・・・そうだ、ポケモンセンターなら涼めるかもしれませんね」

コダマの一言に、ミナルオシリアは少しだけ元気を取り戻した。

ミナル「ポケセン! その手があったわね!」
オシリア「この近くのポケモンセンター、どこどこ!?」
コダマ「ちょっと待って下さいね・・・・」

コダマは手持ちのポケギアで近くのポケモンセンターの検索を始めた。しかし、検索されて出てきた最寄のポケモンセンターは電車で2駅先の場所。彼女たちがいる場所からは結構な距離があった。

コダマ「あ・・・これは・・・ちょっと遠いですね・・・」
ミナル「と・・・遠すぎ・・・」
オシリア「私こんなに歩けないよ~」

一番近いポケモンセンターでも結構な距離があることを知った3人は、途方に暮れた。最早、この暑さから逃れることはできないのだろうか。そのうち、オシリアが口を開いた。

オシリア「・・・もうお昼だね、ご飯どうしよう」

時刻は昼を回っていた。もう昼ごはんの時間だ。

ミナル「コンビニで済ますのもアレだし・・・近くに何かないかしら」
コダマ「こんな所にあるんですか・・・? あるのは大きな道路と、鉄道の高架くらいですよ?」

コダマがそう言った途端、オシリアミナルはほとんど同時に、高架下に「M」のシンボルのファーストフード店を発見した。

オシリアミナル「見つけたーッ!!!」
コダマ「え、でもあれって・・・」
オシリア「れっつごー!」
ミナル「この際涼みながら食べるわよ!」
コダマ「あの、ちょっと、待っ・・・」

暑さのあまり暴走したオシリアミナルは、コダマの言葉も聞かずファーストフード店の手前に直行した。2人は店に入る前から注文する物を決めようとしている。メニューを知り尽くしているようだ。

オシリア「私、チーズバーガーのおっきいの食べよっかなー」
ミナル「それよりとにかく飲み物よ、飲み物・・・水が足りないのよ・・・」
コダマ「あのー・・・」

何かを言いたそうなコダマに、2人はようやく気づいた。

オシリア「どうしたの、コダマちゃん?」
ミナル「さっきから何か言いたそうだけど・・・?」

止まったオシリアミナルに、コダマはある告白をする。

コダマ「わたし、ハンバーガーとかはあまり好きじゃないんです」
オシリア「えっ、そうなの?」
ミナル「あら、意外ね・・・あなたにそんな好き嫌いがあったなんて・・・」
オシリア「ポテトとかは?」
コダマ「じゃがいもの類もちょっと・・・」
ミナル「ポテトもダメなの? それじゃファーストフードとか来られないじゃない」
コダマ「わたし、油っこい物は基本的に苦手なんです」
オシリアコダマちゃんって、健康に気を使うんだね」
コダマ「いえ・・・単にわたし個人の好き嫌いですけど・・・」
ミナル「まぁ、私たちは強制はしないけど・・・」

その時、ミナル達の耳に、謎の声が響き渡った。

???「ハンバーガーが、嫌いなのかい? 残念だなぁ」
ミナル「!!?」

それは若い男の声だった。突如響き渡った謎の声。当然彼女らにはどこから聞こえてくるのか全くわからなかった。

オシリア「今の声、何・・・?」
コダマ「男の人の声でしたよね」
ミナル「まさか・・・空耳じゃない?」

ミナルは空耳だと思っていた。しかし、コダマはこう返した。

コダマ「いえ、確かに聞こえましたよ・・・空耳じゃないんじゃ」

コダマがそう疑問を抱くと、謎の声は彼女の疑問にこう答えた。

???「 もちろんさぁ!

いともあっさりと肯定した。空耳ではないどころか、明らかに会話が成立している。彼女らはただ驚くしかなかった。

コダマ「え・・・?」
ミナル「答え・・・た?」
オシリア「どうして?」

教 祖 様  「ドナルドは おしゃべりが だいすきなんだ!」

オシリアが言葉を発したその瞬間、何と店の前に立っていた、かの有名な黄色い服を着た道化師の立像が動き出し、3人の後ろに現れたのだ。本物の「ドナルド・マクドナルド」である。

オシリア「いやああああああ!!」
ミナル「きゃああああああ!!」
コダマ「きゃあーっ!!」

しかし、それがドナルドだとわからないオシリアミナルコダマは、赤アフロと白い肌のピエロを見て思わず絶叫した。

ドナルド「ドナルドはお化けなんかじゃないよ。怖くないよ? ほら、ランランルー・・・」

ドナルドは怖がる3人に弁解した。しかし、その瞬間白バイのサイレンが鳴り響き、ジュンサーが飛んできた。そう、いきなり出てきて驚かしたのが災いし、コダマの悲鳴を聞きつけて飛んで来てしまったのである。白バイは急ブレーキをかけて停止し、降りてきたジュンサーがドナルドに告げた。

ジュンサー「警察です。ちょっとあなた、失礼だけど署まで来てくれないかしら? 場合によっては町の迷惑防止条例違反の現行犯となりますので」
ドナルド「ドナルドはうれしくなるとつい・・・アラーッ!!!」

ドナルドは抵抗もできず、セリフ半ばでジュンサーに連れられ、白バイに乗せられて連行されてしまった。それを一部始終見ていたある客は、ドナルドのあまりのアホさに呆れていた。

ウドの大木「教祖・・・駅前でその格好で『ランランルー』してたらそりゃ捕まるよ・・・」

  • オシリア:伊瀬茉莉也
  • ミナル:釘宮理恵
  • コダマ(三条こだま):田中理恵
  • 黄色の服着たあの人(教祖様):ドナルド・マクドナルド(旧教)
  • ジュンサーさん(ジョウト):西村ちなみ
  • 客(ウドの大木):ロンシャン(作者)

<<作者は破壊神サガにカメェェェッー!>>