オラ一生すわこ♪を手放さねぇだ
らん♪らんらら、らんらんら~ん♪らん♪らんららら~ん♪
らんらん♪らんらら、らんらんら~ん♪
ららら、らんらんら~ん♪
らん♪らんらら、らんらんら~ん♪らん♪らんららら~ん♪
らんらん♪らんらら、らんらんら~ん♪
ららら、らんらんら~ん♪
らんらんらんらんららららら~ん♪らんらんらんらんららららら~ん♪
らんらんらんらら、らんらんら~ん♪らんららら~ん♪らんら~ん♪
アベノバシ 「何にもないだべ!!!何にもないって言ってるだべ!!!あ!出てきちゃダメだべ!」
??? 「王、みしゃくじさまの幼生です。」
??? 「やはり、みしゃくじさまにとりつかれていたか。渡しなさい。
アベノ。」
アベノバシ 「いやだべ!何も悪いことしてないだべ!!!」
??? 「みしゃくじさまとポケモンとは、同じ世界には住めないのだよ。」
アベノバシ 「ああっ!お願いだべ!殺さないでケロ!お願いだべぇぇぇぇぇ!」
(泣き声)
(水が流れる音)
アベノバシ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
アベノバシ 「・・・・・。不思議なところだべぇ・・・・。」
??? 「やあ。気分はどうだい?」
アベノバシ 「ここはどこだべ?」
はるか♪ 「まずお礼くらいいったらどうなの?あたしは、三途の川の渡し守の
はるか♪。」
アベノバシ 「あんたが助けてくれただべか?ありがとうだべ。礼をいうべ。」
はるか♪ 「実は、何もしてないんだけどね。あんたがここに転がってただけ。ところであんた誰なの?」
アベノバシ 「オラ、
R団きっての策略家
アベノバシだべ。」
はるか♪ 「ふ~ん。なるほど
R団ね。」
アベノバシ 「ここはどこだべか?」
はるか♪ 「あんた察しが悪いね。あたし三途の川の渡し守って言っただろ?つまり、ここは三途の川の此岸側だよ。」
アベノバシ 「オラ死んだんだべか。ところであんた、ひょっとして
女王じゃねえだべか?」
はるか♪ 「いいや、別人だよ。あたしはあいつとは違う。」
アベノバシ 「そうだべか。」
はるか♪ 「で、さっさと渡し賃払いな。あんたのこと、まんざら知らないわけでもないから、9文にまけといてやるよ。」
アベノバシ 「阿漕な商売するだな・・・。
しかし、あいにくオラ持ち合わせがねえだ。」
はるか♪ 「あんたもロクな死に方しなかったんだね。じゃあ、一生あたしの下で働きな。」
アベノバシ 「ここで一生働いたら、一生あの世に逝けねえべ。」
はるか♪ 「あれ?ん~?あんた・・・・。」
アベノバシ 「なんだべ?」
はるか♪ 「ふふん!」
アベノバシ 「だから、なんだべ?」
はるか♪ 「帰りな。」
アベノバシ 「え?」
はるか♪ 「だから、帰れって言ってんだよ!」
アベノバシ 「え?でもどうやって帰るだべ?」
はるか♪ 「あたしが蹴り返してやるよ。それーーーーー!!!」
アベノバシ 「ひえぇぇぇぇーーーーーーー!!!」
はるか♪ 「ふん。この世から、神さまが必死で呼び戻そうとしてんじゃん。迷ってんじゃねえよ。」
はるか♪ 「あと、まだこっちに来なくてもいい
魂が迷ってるみたいだから、そいつらも蹴り返しますかね・・・・・。」
【ロッコー山リゾート地】
ガラガラガラッ!!!
チコ♪ 「ふえ~ひどい目にあった。で、
はるか♪さん大丈夫ですか?」
はるか♪ 「ふえ~。あたし生きてるよ!」
チコ♪ 「よかった!!!」
はるか♪ 「ふえ~。命があっただけでも奇跡かね。」
チコ♪ 「すぐに助け出しますから!」
はるか♪ 「しかし、思いっきり誰かに蹴り飛ばされた夢みたよ。まさに踏んだり蹴ったりだね。」
【イコマ山山頂】
イスズガワ 「
やつも神通力を失ってしまったようじゃの。」
カシコジマ 「ふむ。これで、またキキョウに平和な日々が戻ってくるの。」
オシリア (・・・・なんか、私たちが単に引っかき回しただけって気がするんだけど・・・・)f(^_^;)
ウジヤマダ 「ククピポ♪」
ケロケロケロケロケロケロケロ♪
ぐわっぐわっぐわっぐわっ♪
げろげろげろげろげろげろ♪
げこげこげこげこげこげこげこげこ♪
このころ3大神官は、あやめ池に大量生息する半神半獣たちの存在をすっかり失念していたのであった。
<<オラ一生すわこ♪を手放さねぇだ>>
(2010.9.11up byはるか♪)
<<阿部野橋物語・完>>
最終更新:2010年09月11日 11:22