ダブルアーム・スープレックス

ダブルアーム・スープレックス(double arm suplex)とは、プロレス技のひとつ。人間風車とも呼ばれる。
前屈みの相手の前に立った体勢から相手の両腕をリバースフルネルソン(逆さ羽交い締め。相手の両腕を背面に「く」の字になるように自分の腕を絡めて曲げる。リバース・チキンウィングとも言う)にとり、やや腰を落とした後、相手を持ち上げながら後方へ反り返り、相手を背面から後方に叩きつける。

ヨーロッパスタイルとも呼ばれる本来のダブルアーム・スープレックスは、相手の頭を脇の下にはさみこんで固定することが多く、叩き付ける最後までクラッチをとかないため受身も取れない。
そのため頭部から首にかかる衝撃は計りしれないものとなる。
この投げる際の軌跡がまるで風車が回転するかのようであることから、日本では人間風車とも呼ばれることがある。

一方、アメリカンスタイルと呼ばれる投げ方は、自分の体の正面でリバースフルネルソンに極めてから、相手の頭部を固定せずに後方に投げ捨てる形をとる。
より軌跡が大きくなり見栄えがするため、現在のマット界ではこちらのアメリカンスタイルが主流となっている。
この技の原型は「反り投げ」と言われるショルダースルーの様な投げ技で、ギディオン・ギダと言う選手が使っていた。
当時このギディオン・ギダと一緒にサーキットしていた若手時代のビル・ロビンソンが彼流にアレンジしたのが、現在 のダブルアーム・スープレックスである。

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最終更新:2009年11月29日 18:46