デザーム♪「(単なる
ネイティオがこの私と互角とは・・・奴は一体何者だ)」
H.イコマ「神を滅するなど愚かなことはやめ、故郷に帰ってはいかがですか」
デザーム♪「そうはいかぬ・・・
R団の愚か者共に
はるか♪様の真の力を思い知らせるためにも、神には消えてもらわねばならぬ!」
H.イコマ「神は直接関係ないではありませんか!」
デザーム♪「いや、ある。貴様らが神を手中におさめ、神の力で我々を壊滅させるのみならず、このジョウトを支配するのではないかと、
はるか♪様は危惧されていた!」
H.イコマ「そんな言いがかりを鵜呑みにして、それだけのために神に刃向うのですか!」
デザーム♪「黙れ!貴様らの言い訳になど、耳を貸す価値もない!!」
H.イコマ「神の力でジョウトを支配する・・・?そんなバカげた野望を
ロンシャン様が抱くわけがないでしょう!それに、我々が崇拝する神は、この地の生きる存在を守る『守護神』!あなた方が思い描く『破壊神』ではありません!」
デザーム♪「破壊神も見方を変えれば立派な守護神!神を信じる者は目の前の現実や事実が見えないものだな」
H.イコマ「あなたには何を言っても無駄のようですね・・・」
デザーム♪「お互い様だ」
デザーム♪「(奴は何故倒れない・・・
ネイティオ1匹に苦戦していてはイプシロンの威厳が立たぬ!)」
副隊長「
デザーム♪様が苦戦している・・・このままでは
バーン♪様や
ガゼル♪様が到着してしまうぞ」
神滅隊「なら、私達が加勢すればいいんじゃない?私たちは別にポケモンバトルしてるんじゃないし、ルールを守る必要なんてないでしょ♪」
副隊長「そうだな・・・総員
デザーム♪様を援護!奴の後ろに回りこめ!!」
神滅隊は戦闘中の
H.イコマの後ろに回りこみ始めた。
副隊長「行くぞ!一斉攻撃!!ラスターカノン!!」
神滅隊各メンバー「いわなだれ!!」「パワージェム!!」
H.イコマ「援護射撃・・・!?なんとアンフェアな・・・ぐおおおおおお!!!」
副隊長「
デザーム♪様!ご無事ですか」
デザーム♪「うむ・・・まさかこの程度の敵に援護を要するとはな」
副隊長「お前は一体何者だ。言え」
H.イコマ「・・・な、名乗るまでもありませんよ・・・それよりも、何故この寺の場所がわかったのです・・・」
デザーム♪「まだわからないのか・・・いいだろう、もう隠す必要もない。・・・
R団の大幹部の名は何かわかるな?」
H.イコマ「・・・
ウオッカ♪様が何か関係しているのですか」
副隊長「その通り・・・お前達が命令に従っていた
R団大幹部
ウオッカ♪様は・・・
はるか♪様が送り込んだ、スパイだ」
H.イコマ「な・・・何ですと!!?」
神滅隊「おかげで機密情報は
はるか♪様に全部筒抜け。幹部が誰かも、神官がどこにいるかも、神の居場所も全部。ホント
R団団長って正直者でおバカよねー」
デザーム♪「覚えておけ・・・正直かつ純粋なことは、戦場では仇となる。戦いは、狡猾で卑怯な者が勝つのだ!」
H.イコマ「くっ・・・(なるほど・・・これで全ての謎が解けた・・・、
ウジヤマダ様のクーデターも、
ウエロク様の左遷にも、スパイであった
ウオッカ♪様が関わっていたとすれば・・・!)」
デザーム♪「
バーン♪様や
ガゼル♪様の到着を待つまでもない。この
ホウザン寺を破壊するぞ」
神滅隊全員「ふふふ・・・」
H.イコマ「お・・・おやめ・・・」
?????「我が寺を荒らすものは誰だ・・・」
H.イコマ「!?」
デザーム♪「誰だ!?」
?????「悪しき者、この鳥居くぐるべからず・・・」
副隊長「どこにいる、出て来い!」
?????「私はここだ・・・」
この場にいる全員「!!!!!」
その声が聞こえると同時に、1匹の
エムリットが、鳥居の上に浮かび上がっていた。
<<作者は神帝スヴァに呪われました。
神の猛威へ続く。>>
最終更新:2009年10月27日 16:19