タコ焼き大会

あゆみ 「ロンシャンさま~♪」
ロンシャン 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(-_-)
あゆみ 「あら?そのお顔。何か悟りを開いたようなお顔ですね。」
ロンシャン 「実際に僕は悟りを開いたんだよ。」
あゆみ 「本当ですか?じゃあ、空中浮遊してみてください。」
ロンシャン 「できるかよ!」
あゆみ 「な~んだ。つまんない。」
ロンシャン 「で、今回も、また僕に何かさせる気だろ?」
あゆみ 「そうです。」
ロンシャン 「今度は、何の大会だい?」
あゆみ 「タコ焼き大会です。」
ロンシャン 「ルールは?」
あゆみ 「一定時間内にたくさん食べた人が勝ち。」
ロンシャン 「早食い大会か。」
あゆみ 「そうです。」
ロンシャン 「しかし、あきれるほど毎回、僕の苦手な種目を考え出すよな。」
あゆみ 「ロンシャンさまが、すんなり勝っても面白くありませんから。」
ロンシャン 「で、今回の優勝の副賞は何だい?」
あゆみ 「スタジオプラチナパス1名様分プレゼントです。」
ロンシャン 「僕が優勝して、お前がパスをもらうって寸法だな。」
あゆみ 「そのとおりです。」
ロンシャン 「わかったよ。」
あゆみ 「わ~い♪わ~い♪」
ロンシャン (・・・何を言っても無駄ってことを悟ったんだ・・・)(-_-)
あゆみ 「じゃあ、早速エントリーしておきますね。」

パーコ♪ 「みなさま、こんにちわ♪実況のパラセクトパーコ♪です。今回もかっこよく決めてやるぞ!おー!」
あゆみ 「おー!」
パーコ♪ 「今回は、タコ焼き早食い大会ということで、前回と違って多数の参加者が集いました。」
あゆみ 「すごい顔ぶれですね。」
パーコ♪ 「そうですね。参加者のみなさんにインタビューしてみたいと思います。」

パーコ♪ 「こんにちわ♪パーコ♪です。」
ウエロク 「こんにちわ♪ウエロクです。」
パーコ♪ 「名将ウエロクさん!今回のタコ焼きパーティにはどうして参加されたのですか?」
ウエロク 「今回は、選手としての参加ではないです。」
パーコ♪ 「どういうことですか?」
ウエロク 「炎の料理人として、タコ焼き焼き係としての参加です。」
パーコ♪ 「なるほど。食中毒料理人の汚名返上ですね。」
ウエロク 「はい。うちは的屋でしたので、タコ焼き焼きは得意です。」
パーコ♪ 「ウエロクさんの助手は、おくう♪ちゃんですね。」
おくう♪ 「はい。私が焼けたタコ焼きをみなさんのところに運びます。」
パーコ♪ 「がんばってくださいね。」
おくう♪ 「がんばります。」

パーコ♪ 「では、次にこの大物にインタビューしてみましょう。こんにちわ♪ウジヤマダさん。」
ウジヤマダ 「ふぉふぉふぉふぉ。こんにちわ♪」
パーコ♪ 「反逆のカリスマと言われるあなたが、どうして今回のこの大会に参加されたのですか?」
ウジヤマダ 「ふぉふぉふぉ、本音を言えば、このまま出番がなくなると困るからです。」
パーコ♪ 「クーデターは、しばらく休戦ですか?」
ウジヤマダ 「そうなりますね。」
パーコ♪ 「では、がんばってくださいね。」
ウジヤマダ 「ふぉふぉふぉふぉ、がんばります。」

パーコ♪ 「おおっと!珍しい方を見つけました。ダイパー♪さん!ダイパー♪さん、一言お願いします。」
ダイパー♪ 「こんにちわ♪ダイパー♪です。」
パーコ♪ 「ダイパー♪さんって、しゃべれるんですね。で、R団、幻の幹部さんはどうしてこの大会に参加されたのですか?」
ダイパー♪ 「僕は、タコ焼きが大好きなんです。」
パーコ♪ 「それで、大爆発事件の後はどこにいたのですか?」
ダイパー♪ 「女王様のところに隠れていました。」
パーコ♪ 「おおっと!その暴露発言は本編に影響しないですか?」
ダイパー♪ 「僕は、正直ですから隠し事はしません。」
パーコ♪ 「この質問は、これくらいにしておきましょう。では、がんばってくださいね。」
ダイパー♪ 「はい。がんばります。」

パーコ♪ 「あっ!あそこに見えるのは?すごい人を発見しました!リン♪さんリン♪さん!」
リン♪ 「こんにちわ♪」
パーコ♪ 「闇の暗殺者のあなたがこんな表舞台に出てもいいのですか?」
リン♪ 「ふふ。どうでしょうね。まあ、お祭りですから、いいんじゃないですか。」
パーコ♪ 「どうして、この大会に参加されたのですか?」
リン♪ 「ほんとはパルスィ♪が参加する予定だったんだけど、昨日、ダイエット体操中に腰を痛めちゃったらしくて。」
パーコ♪ 「それで、急遽、選手交代であなたが参加したってことですか?」
リン♪ 「はい。」
パーコ♪ 「では、補欠参加がんばってください。」
リン♪ 「はい。」

パーコ♪ 「続いて、優勝候補のヤマメ♪さんにお話を聞いてみましょう。こんにちわ♪ヤマメ♪さん。」
ヤマメ♪ 「きゃはははは。vブイv」
パーコ♪ 「余裕ですね。」
ヤマメ♪ 「当たり前田のクラッカーってか。」
パーコ♪ 「そんなギャグ誰も知りません。ずばり今回は、ライバルはどなたでしょう?」
ヤマメ♪ 「あいつだよ!」
パーコ♪ 「おおっと!中指を突き出したその先には、あの方の姿が!」
ヤマメ♪ バチバチバチバチッ!
パーコ♪ 「おおっと!ヤマメ♪選手!目から火花が散っています!今大会は流血ありかも!」
ヤマメ♪ 「あんた、あいつのとこに行って敗北宣言のインタビューでもしてきな。きゃはははは。」
パーコ♪ 「激しい前哨戦が始まってしまいました。では、ヤマメ♪さん、がんばってください。」
ヤマメ♪ 「きゃははははは。余裕だね。」

パーコ♪ 「はるか♪さん!はるか♪さん!こんにちわ♪」
はるか♪ 「こんにちわ♪」
パーコ♪ 「ヤマメ♪さんから、挑発を受けていますが?」
はるか♪ 「ふふふ。余裕のないゆとりは困ったものですね。」
パーコ♪ 「激しい舌戦の前哨戦がスタートか!」
はるか♪ 「ふふふ。あたしは、至って冷静ですよ。」
パーコ♪ 「今回は、どうして自らが参加なさったのですか?」
はるか♪ 「R団さんからお招きいただいたからですよ。楽しいことは好きです。」
パーコ♪ 「優勝の自信はありますか?」
はるか♪ 「勝敗なんて興味ないです。楽しければいいんですよ。材料もたくさん持ってきてますし。」
ツバサ♪オクタン) 「ギクッ!」
パーコ♪ 「私たちは、後でお裾分けを楽しみにしています。では、がんばってください。」
はるか♪ 「はい。」

パーコ♪ 「今回の参加者はすごいメンバーですね。」
あゆみ 「はい。」
パーコ♪ 「今回、ロンシャンさんに勝ち目はあるのですか?」
あゆみ 「おくう♪ちゃんを買収しておいたのですが・・・。」
パーコ♪ 「え?買収ですか?」
あゆみ 「ロンシャンさまには、小さめのタコ焼きを運ぶように言ってあるんですけど。それでも、今回は厳しそうですね。」
パーコ♪ 「そうなんですが・・・。あっ、いいにおいがしてきました。そろそろ第1弾のタコ焼きが焼けてきたようです。」

審判 「それでは、タコ焼き早食い大会を始めたいと思います。制限時間内に、よりたくさんのタコ焼きを食べた人が勝ちです。それでは、よーい。ドン!」

パーコ♪ 「さあ、各選手一斉にタコ焼きを口の中に放り込みました!タコ焼き早食い大会がいまスタートしました!」
パーコ♪ 「あああっっと!!リン♪選手いきなり飛び上がりました。」
あゆみ 「猫科のリン♪選手は、もちろん猫舌ですから、この挑戦は無謀だったみたいですね。」
パーコ♪ 「リタイヤです。リン♪選手、タコ焼き1個を口に入れた時点でリタイヤしました。あれれ?」
あゆみ 「はるか♪選手の手も止まっていますね。手がフルフル震えていますし・・・。」
パーコ♪ 「はるか♪選手、涙目です。いまにも泣き出しそうだ。あ!思い出しました。」
あゆみ 「どうかしましたか?」
パーコ♪ 「マスターは、チビの大食いなんですが、大の猫舌なんです。これはきついかも・・・。」
あゆみ 「そういえば、ほかの選手もなかなか食べるスピードが上がりませんね。」
パーコ♪ 「この企画も失敗だったかもしれません!」
あゆみ 「それでも、みなさん、涙目ながら、なんとか食べてますね・・・。」
パーコ♪ 「その中でもヤマメ♪選手、順調に飛ばしています。ロンシャン選手も黙々と食べ続けているようです。」
あゆみ 「いいえ。私にはわかります。ロンシャンさまとは、長い間付き合っていますから。」
パーコ♪ 「え?どういうことですか?」
あゆみ 「あの人は苦しいときほど外に出さないんです。多分口の中は大やけどでしょう。」
パーコ♪ 「黙々と食べていますね。」
ロンシャン σo(-_-)モクモク

ヤマメ♪ 「へへん。あんた、根性ないんだね。涙目になってるよ。ホフホフ。」
はるか♪ 「あら。あたしは、あなたとは違ってお淑やかなだけですよ。あち、あち。」

パーコ♪ 「おおっとはるか♪選手、ペースアップだ!ヤマメ♪選手の挑発が効いたみたいだ。」
あゆみ 「もう、やけ食い状態ですね。けど、熱さはしっかりこたえているみたいです。」
パーコ♪ 「ちょっと、他人には見せられない形相ですね。」
あゆみ 「もうこの二人の一騎打ち状態です。」
パーコ♪ 「ヤマメ♪選手、はるか♪選手恐ろしい勢いでタコ焼きを平らげていく!」
あゆみ 「ロンシャンさまは、いたってマイペースです。」
ロンシャン σo(-_-)モクモク
パーコ♪ 「ウジヤマダ選手は、ちょっとペースダウンの模様です。」
あゆみ 「こおり属性が足を引っ張りましたね。やはりタコ焼きは、きついようです。」
パーコ♪ 「ダイパー♪選手もペースダウンです。舌を大やけどしたようです。」
あゆみ 「痛々しそうですね。」

パーコ♪ 「審判が時計を見ています。そろそろタイムアップのようです。」
審判 「はい、食べ方やめえ!」

パーコ♪ 「さあ、いよいよ成績発表です。」
審判 「第3位!ロンシャン選手。36フネと4個。」

観客 パチパチパチパチ!

パーコ♪ 「ロンシャン選手、健闘むなしく4連覇を逃しました。それでも、よくやりました。堂々の3位です。」
あゆみ 「ち!」

審判 「上位2名は、フネ数が同数です。はるか♪選手とヤマメ♪選手は、72フネ・・・。」

パーコ♪ 「フネ数は、同じです。あとは、半端の個数の勝負となりました。ちなみに1フネ8個入りです。」

審判 「両選手の半端の個数は・・・。あれ?73フネ・・・。74フネ・・・。」

パーコ♪ 「ああっと!両選手は、まだ食べ続けている!やめません!タイムアップしたのに食べるのをやめていません!」

ヤマメ♪ 「あんたにだけは負けないからね!ハフハフ。」
はるか♪ 「あたしに挑もうなんて、1千光年早いですわ。ホフホフ。」
ヤマメ♪ 「きゃははは。1千光年は距離よ!あんたバカだね!ハフハフ。」
はるか♪ 「今日は手加減できそうもないですわ。たっぷり苦しませてから逝かせてあげる。ホフホフ!」
ヤマメ♪ 「望むところ!あんたの腹が割けるまで食ってやるからね!ハフハフ!」

審判 「あのう・・・。両者失格です。よって、優勝はロンシャン選手です。」

パーコ♪ 「意外な幕切れとなってしまいました。優勝はロンシャン選手です。」
あゆみ 「まあ、私は賞品さえ貰えればそれでいいんですけどね。」
パーコ♪ 「でも、まだ両選手タコ焼きを食べ続けていますね・・・。」

おくう♪ 「ウエロクさま~。まだまだタコ焼き追加だそうですよ。」
ウエロク 「任せとけって。ファイヤー!ははは。楽しいぜ!タコ焼き焼きは最高だ。」

<<タコ焼き大会・おしまい>>

(2009.10.25)

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最終更新:2010年02月20日 10:24