取らぬ狸の皮算用

女王の居城】
兵 「女王様。怪しげな者を捕らえました。」
女王 「ん?なんだい?」
兵 「東門で酔っぱらって倒れているところを保護した者ですが、本人は、ORIGINのリーダーだと言っています。」
女王 「取りあえずここに連れてきな。」

ベッカム 「ごペンなさい。」
女王 「あんた、ORIGINのリーダーだって?」
ベッカム 「そうです。」
女王 「ORIGINってのは、あたしんとこにラスカル♪ちゃんを送り込んだ組織だね。」
ベッカム 「そうです。」
女王 「で、ORIGINってのは、何がしたいんだい?」
ベッカム 「紛争の平和的解決です。」
女王 「ははは!あたしと目的は一緒かい!」
ベッカム 「ごペンなさい。」
女王 「で、ORIGINは、R団のこと、どれくらい掴んでるんだい?」
ベッカム 「よく知りません。」
女王 「何でだよ?」
ベッカム 「僕、あんまし報告してもらえないんです。」
女王 「じゃあ、あたしたちのことは、どれくらい掌握してんだい?」
ベッカム 「よく知りません。」
女王 「それも、あんた報告してもらえないのかい?」
ベッカム 「そうです。」
女王 「あんた、本当にリーダーなの?」
ベッカム 「僕も最近、疑問に思っています。」
女王 「それで、あんたどうしたいの?」
ベッカム 「僕をここで使ってくれませんか?」
女王 「う~ん・・・。あんた、情報収集能力低そうだし・・・。」
ベッカム 「ごペンなさい。」
女王 「せめて、ポッチャマだったら愛玩用に飼ってもよかったんだけどね。」
ベッカム 「そこをなんとかお願いします。」
女王 「そうだねえ・・・。あ!そういえば、ロッコー山牧場の搾乳係のじいちゃんがぎっくり腰で辞めたいって言ってたよな。」
ベッカム 「・・・・・・・・・・」
女王 「そこでもいい?」
ベッカム 「お願いします。」
女王 「じゃあ、早速、牧場に行ってくれる?手配しとくから。」
ベッカム 「わ~い♪わ~い♪」
女王 「もし、ORIGINの仕事、バイトで掛け持ちするんだったら、いつでも牧場の方、休んでもいいよ。」
ベッカム 「ありがとうございます。」
女王 「休むとき、いちいちあたしの許可とらなくてもいいから。適当にやってね。」
ベッカム 「は~い♪」

R団本部内ORIGIN詰め所】
サムソン 「ロン!チートイドラドラ♪」
クロフネ 「ちぇっ!地獄待ちかよ。きたねえな。」
サムソン 「クロフネさんは脇が甘いんですよ。六千四百いただき。」
クロフネ 「ち!ほいよ。で、今トップ目は誰だ。」
サムソン 「僕ですね。僅差でヒヒンが2位につけてます。」
ヒヒン 「ひひーん!」
クロフネ 「俺がラスかよ!ちぇ!」
サムソン 「そうですね。でも僕たち、こんなとこでサンマなんかしてていいんでしょうか?」
クロフネ 「しょうがないだろ。ORIGIN本部が壊滅しちまったんだから。」
サムソン 「R団の動きも結構あわただしいですよ。」
クロフネ 「そうだけど、R団員も次々とここ辞めていくから、情報収集しにくいんだよな。」
サムソン 「そうですね。顔なじみのR団員も辞めちゃいましたからね。」
クロフネ 「ここは、もう財政的に持たんだろう。ほれウーピン!」
ヒヒン 「ひひーん!」
クロフネ 「なんだ!ダマテンかよ!きたねえな。」
ヒヒン 「ひひーん!」
クロフネ 「高目だって!タンピン三色ドラドラ?親ッパネかよ!これでハコだぜ!!」
サムソン 「クロフネさんの方が財政的に持ちませんでしたね。」

【野戦病院】
アベノバシ 「俺たちやっとICUから出れたな。」
KTトバ 「ああ。」
アベノバシ 「今、外の状態はどうなってるだろうな。」
KTトバ 「見当もつかんな。」
アベノバシ 「ところでさあ、俺は本編で少しだけ台詞があったんだが、お前全く台詞なかったよな。」
KTトバ 「そのかわり番外編で結構台詞あったぜ。」
アベノバシ 「俺たち、このまま出番もなく話が終わっちまうのかと思ってたぜ。」
KTトバ 「俺もそう思ってたよ。」
アベノバシ 「それで、俺思うんだけどな。」
KTトバ 「なんだい?」
アベノバシ 「女王って奴は案外いい奴なのかもしれんな。」
KTトバ 「なんでそう思うんだい?」
アベノバシ 「だって、俺たちみたいな埋もれてるやつに気をつかって、ちゃんと出番をくれるもんな。」
KTトバ 「そうかもしれんな。」
アベノバシ 「俺、からだが治ったら、クニさ帰って女王みてえなエエ嫁ご探すだ。」
KTトバ 「んだ。おらもそうすベエ。」
アベノバシ 「んだ。んだ。」

【得体の知れない連中】
ニシノミヤ 「ここは、どこざます?Where is here?ざんす。」
ルイズ 「知らないよ~。」
ニシノミヤ 「あ!あいつは!」
ナギ 「ん?知り合いでも見つけたか?」

レーゼ♪ 「あ!お前はニシノミヤ!なんでこんなところにいる?」
ニシノミヤ 「Excuse me sir.ここはどこざんす?」
レーゼ♪ 「おい、俺たちは敵同士なんだぜ。」
ニシノミヤ 「Yesterday's enemy is a friend today.ざんす。だから、仲良くするざんす。」
レーゼ♪ 「何をわけ分からんことを・・・。」
ニシノミヤ 「あんたも作者たちに忘れかけられつつある存在ざんす。だから、そんなもの同士手を取り合うざんす。」
レーゼ♪ 「俺は、まだオシリアちゃんを襲うって話が今後あるかもしれないんだぞ!」
ニシノミヤ 「No problem!ざんす。そんな非人道的な話の展開はありえないざんす。つまりYouは、お払い箱ざんす。」
レーゼ♪ 「そ、そんなあ・・・・。」
ニシノミヤ 「世の中そんなものざんす。その気持ち、meにはよくわかるざんす。Don't mind.Going my way.ざんす。」
レーゼ♪ 「お前、言ってることよくわからんが、いいやつだったんだな。」
ニシノミヤ 「Unreliable account of Asian racoon that doesn't take it.ざんす。」
レーゼ♪ 「ニシノミヤー!」
ニシノミヤ 「レーゼ♪ー!」
ハグ!
ルイズ 「ぐすん・・・。とってもいいお話ね・・・。」
かぐら 「泣けるアル。」
ナギ (・・・あいつ、「取らぬ狸の皮算用」って言ってやがったぞ・・・)

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(2009.10.12)