錯綜する情報2

ウエロク隊改めおうじ♪隊】
サイダイジ 「しかし、災難だったな。集団食中毒なんてよ。」
KTナラ 「ピィィ!」
サイダイジ 「俺たちは軽症ですんだが、部隊の半分以上の戦闘能力を殺がれてしまったな。」
KTナラ 「ピ!ピィ!」
サイダイジ 「重篤者が出なかっただけでも不幸中の幸いか。しかし・・・。」
KTナラ 「ピィィィ・・・。」
サイダイジ 「ウエロク様が責任を負わされて幽閉されてしまった。」
KTナラ 「ピィィィ・・・。」
憲兵 「サイダイジKTナラおうじ♪隊長代行がお呼びだ。隊長室に出頭せよ。」
サイダイジ 「何なんだろう?」
KTナラ 「ピィ?」

【隊長室】
サイダイジ 「出頭しました!」
KTナラ 「ピィ!」
おうじ♪ 「ご苦労。でイガウエノはどこだ?」
憲兵 「イガウエノは、姿が見あたりません。」
おうじ♪ 「敵前逃亡か。どのみち重罪だな。おい!イガウエノを指名手配しておけ。」
憲兵 「かしこまりました。」
サイダイジ 「あの・・・。わたくしどもが呼び出された理由は・・・。」
おうじ♪ 「それは、今から全隊員の前で教えてやる。憲兵!兵を緊急集合させろ!病人も全員だ!」
憲兵 「かしこまりました。」

【屋外訓辞場】
憲兵 「おうじ♪隊長代行。全隊集合しました。」
おうじ♪ 「ふむ。今から重大発表を行う!全員気をつけ!」
全隊 「ビシ!」
おうじ♪ 「今朝方、R団本部から指令が届いた。我が隊に重罪人が潜んでいる。その重罪人をPPKO警察隊に引き渡せとの指令だ。」
全隊 「ざわざわざわざわ」
おうじ♪ 「そして、その重罪人とは、サイダイジKTナラ!お前らだ!!!」
サイダイジ 「えっ?!」
KTナラ 「ピィッ?!」
おうじ♪ 「PPKOから逮捕状がでている。お前ら、虫の楽園事件をおぼえているよな。」
サイダイジ 「虫の楽園事件?」
KTナラ 「ピィのピィピィピピィ?」
おうじ♪ 「お前たちは、当時団長をそそのかし、虫の楽園に侵攻するようし向けた。そして、虫の楽園に乱入し、ほしいままに略奪・強姦を繰り返し、虫たちを蹂躙した!」
サイダイジ 「嘘だ!俺たちは、確かに虫を捕まえたけど、あれはロンシャン様の夏休みの宿題で・・・。」
おうじ♪ 「うるさい!言い訳は、軍法会議で言え!もっとも聞いてもらえればの話だけどな。」
サイダイジ 「違う!違う!助けてくれ。俺は何も悪いことをしていない!あれはロンシャン様が・・・。」
KTナラ 「ピィピィピィッピィ!!」
おうじ♪ 「いい加減観念しろ!お前らはロンシャンに売られたんだよ!恨むならロンシャンを恨め!」
サイダイジ 「ロンシャン様・・・・。」
KTナラ 「ピィピンピィィ・・・。」
サイダイジ 「助けて・・・。誰か助けて・・・。」
おうじ♪ 「往生際が悪いな!抵抗するなら、この場で公開処刑だ!憲兵!この者たちを・・・。」

ドキューーン!

おうじ♪ 「おろ・・・・。」
ウジヤマダ 「告林神・樹神・山神・塚神・種々別神、殺諸畜生、取其血肉、祭祀一切夜叉羅刹食血肉者、書怨人字、并作其形、成就種々毒害呪術・厭魅蠱道・起屍鬼呪、欲断彼命、及壊其身。」
サイダイジ 「神官さま・・・。」
KTナラ 「ピィピィピイ・・・。」
まさこ♪ 「みなさーーーん!今、神罰が下りました!この極悪非道の毛虫野郎にです。」
全隊 「ざわざわざわざわ」
おくう♪ 「そうよ!そうよ!この毛虫野郎は最低野郎よ!罰が下って当然よ!」
兵たち 「そうだ。こんなやつ隊長でもなんでもない。」
まさこ♪ 「そうです。神罰です。神罰が下ったのです。そして、こんなひどい奴を我が隊に送り込んでいたのは誰でしょう!ウオッカ♪です。」
おくう♪ 「そうよ!ウオッカ♪よ!ウオッカ♪にも罰を下すのよ。ウオッカ♪をみんなでやっつけましょう!」
兵たち 「そうだ。悪いのはウオッカ♪だ。ウオッカ♪をやっつけなければ。」
まさこ♪ 「みなさん!そのとおりです。ウオッカ♪の率いる軍団に神罰を下さなければなりません。これは聖戦なのです。みなさんは聖なる戦士なのです。」
おくう♪ 「そうよ。そうよ。私たちは正義の戦いをするのよ!悪いのはR団なのよ。」
兵たち 「そうだ。もういいようにさせないぞ。俺たちは俺たちの正義の戦いをするんだ。」
ウジヤマダ 「天つ罪国つ罪許許太久の罪出でむ。」
まさこ♪ 「神官様もこの聖戦には神のご加護があるとおっしゃっています。さあ、みなさん立ち上がりましょう!」
兵たち 「そうだ。俺たちは聖戦士なんだ。神の部隊だ。」
おくう♪ 「じゃあ、みんな勝ち鬨をあげるよ!えい!えい!おーーーーーー!!!!」
兵たち 「えい!えい!おおーーーーーーー!!!」
まさこ♪おくう♪ 「くくくく・・・・。」

サイダイジ 「神官さま。ありがとうございました。助かりました。このご恩は、何にかえてもお返しします。」
KTナラ 「ピィィィィィィーーーーーーー!」
ウジヤマダ 「ふむ。それは、神に捧げよ。」
サイダイジ 「はは!」
KTナラ 「ピィィ!」
サイダイジ 「でも、神官さま。この部隊は疲弊している上に、東にはHSウメダ様が率いる部隊が集結しています。キキョウに戻るとしても、HSウメダ隊との衝突は必死。勝算はあるのでしょうか?」
ウジヤマダ 「心配するでない。」
 「諸君!我が十字軍は、これから東に踵を返す。そこにはHSウメダ隊がいる。しかし、心配するでない。HSウメダ殿は、敬虔な信者である。そして、元我々の仲間たちである。この聖戦に賛同いただけるであろう。そして、同部隊と合流し、キキョウに潜む俗物を成敗するのだ。」
サイダイジ 「でもHSウメダ殿は、神出鬼没の影のあるポケモン・・・。そんなに簡単に仲間になってくれるだろうか?」
ウジヤマダ 「仲間にならぬときは蹴散らすまで。こちらは、神の加護を受けた聖なる部隊。正義の戦士には勝利しかありえぬ。」

【調査団体ORIGIN本部】
ギムレット 「ちくしょう!また、とんでもない情報が飛び込んできやがった。」
ドトウ 「何だって!まだロンシャン暗殺事案もぜんぜん掌握できていないのに。」
ギムレット 「こんどは、R団の神官ウジヤマダがクーデターを起こしたとの情報が飛び交っている。しかし、出所が定かでないから、デマ情報かもしれん」
ドトウ 「何だって!!!どういうことなんだ!」
ギムレット 「これも詳細はまったくわからない。ウエロク隊が進軍をやめ、方向転換をしたことは事実のようだ。」
ドトウ 「単に撤退しただけじゃないのか?」
ギムレット 「いや違う。これも不確かな情報だが、隊長代行が銃殺され、今はウジヤマダが部隊指揮をとっているようだ。」
ドトウ 「神官が部隊指揮だと。クーデター説もあながちなくはないな。」
ギムレット 「しかし、そうだとすると、東にはHSウメダ隊がいる。仲間同士で衝突することになるぞ。」
ドトウ 「今、恐ろしい仮説を思いついた・・・。」
ギムレット 「何だ?その仮説って。」
ドトウ 「もし、これがはるか♪の仕組んだことなら・・・。」
ギムレット 「そんなことはありえないだろう。」
ドトウ 「そうだ。そのとおりだ。しかし、ウエロク隊とHSウメダ隊が衝突すれば、はるか♪は自軍の兵を失うことなく、R団を壊滅することができる。はるか♪が得をするばかりだ。」
ギムレット 「しかし、どうやってそういうふうにし向けることができるんだ。」
ドトウ 「わからない。あいつは、とんでもない悪魔かもしれん・・・。」
ギムレット 「もう、少し情報を待とう。はるか♪だって時間を操ることはできんだろう。」
ドトウ 「ああ。しかし、もしはるか♪の思惑だとすると、ずいぶんと展開が早いな。」
ギムレット 「ああ、そうだな。」

女王の居城】
女王 (・・・運命の歯車は回り出した。あとは時間が解決してくれる。あたしのこの人格。あとどれくらいのこの身にとどまることができるのか・・・。)

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(2009.10.3)