++エミリ♪とむう♪++

まりさ♪ 「エミリ♪ちゃン、ミルクティ入れたよ。」
エミリ♪(エ) 「ありがとうございます。まりさ♪先輩。」
まりさ♪ 「むう♪は、エミリ♪ちゃンと一緒に飲ンでね。」
エミリ♪(む) 「は~い♪」
エミリ♪(エ) 「先輩先輩のパソコン独占しちゃってごめんなさい。」
まりさ♪ 「ぜンぜン気にしないで使って。それで、何か分かった?」
エミリ♪(む) 「姉ちゃんエミリ♪ちゃンってすごいよ!」
エミリ♪(エ) 「大体見えてきました。」
まりさ♪ 「分かったの?教えて。教えて。」
エミリ♪(エ) 「まず、虫歯の魔法が使えるものは、蟲の女王です。魔王クラスの魔族です。」
まりさ♪ 「蟲の女王・・・。それで、その蟲の女王てのは、何がしたかったの?」
エミリ♪(エ) 「おそらく勢力争いでしょう。」
まりさ♪ 「勢力争い?」
エミリ♪(エ) 「間違いありません。」
まりさ♪ 「勢力争いなら、相手は誰なの?」
エミリ♪(エ) 「おそらく氷の女王でしょう。」
まりさ♪ 「氷の女王?なンでそこまでわかったの?」
エミリ♪(エ) 「これは、むう♪が覚えていました。」
エミリ♪(む) 「うン。ボク、どこに行ったかぜンぜン覚えていないンだけど、記憶がなくなる前のことは覚えてるンだ。ゆきちゃん氷の女王の話をしたことは覚えていたンだ。」
エミリ♪(エ) 「それで氷の女王のことも調べてみて、大体のことが見えてきました。」
まりさ♪ 「なンで、その女王たちは、むう♪たちと関係があるの?」
エミリ♪(エ) 「むう♪が関係があるのかどうかまでは分かりませんでした。ただ夢魔が関係しているんじゃないかということが分かりました。」
まりさ♪ 「え?どういうこと?」
エミリ♪(エ) 「順を追って説明します。」
まりさ♪ 「うン。」
エミリ♪(エ) 「まず、氷の女王です。氷の女王は、ネ申に反逆し、天界から堕とされた堕天使です。堕天使のことを記した文献には、天界から堕ちたときに永久凍土に封印され、永久に眠り続けているとされています。」
まりさ♪ 「うン。」
エミリ♪(エ) 「それが、ある時期の文献から、氷の女王は、眠ることすら許されない激痛に苛まれながらも永久に眠り続けなければならないという業を背負わされたという記述に変わっているんです。」
まりさ♪ 「へえ~そうなンだ。よく調べたね。」
エミリ♪(エ) 「これって虫歯ですよね。おそらくこの時期に蟲の女王氷の女王に虫歯の魔法をかけたんだと思います。」
まりさ♪ 「それっていつのことなの?」
エミリ♪(エ) 「いろいろな文献の記述内容は、中世のある時期を境に変わっています。その時期に間違いないと思います。」
まりさ♪ 「文献だけからでも、そこまでわかるンだ。」
エミリ♪(エ) 「もうひとつこの推理を裏付ける出来事を見つけました。」
まりさ♪ 「どんな出来事?」
エミリ♪(エ) 「これは、氷ポケモンの間では、有名な話みたいです。中世のころ、栄光の勇者という人間が氷の女王にたてついたって。」
まりさ♪ 「栄光の勇者?」
エミリ♪(エ) 「その栄光の勇者が連れていた従者が夢魔のようです。それで、その夢魔は、万聖節の前夜に召還されたみたいなんです。」
まりさ♪ 「あ!」
エミリ♪(エ) 「ね。話が少しつながったでしょ。」
まりさ♪ 「なるほど。」
エミリ♪(エ) 「おそらくむう♪ゆきちゃんは、蟲の女王にそそのかされて、中世に栄光の勇者のことを調べに行ったんだと思います。」
まりさ♪ 「そこで何があったの?」
エミリ♪(エ) 「わかりません。」
まりさ♪ 「あたしたちも中世に行ってみようよ。」
エミリ♪(エ) 「いえ、それはやめた方がいいと思います。むう♪は、中世に行ってそのときの記憶をなくしています。私たちが行っても記憶がなくなってしまうか、もっとひどいことが起きるかもしれません。」
まりさ♪ 「じゃあ、手がかりはそれ以上ないの?」
エミリ♪(エ) 「もっと、別の観点から推理できるのではないかと今考えています。」
まりさ♪ 「でも、蟲の女王は、なぜそンな回りくどいことをしたの?」
エミリ♪(エ) 「おそらく、高位の魔族に直接魔法をかけようとしても、警戒されていてうまくいかないのでしょうね。それで油断させるためにむう♪たちを利用したのだと思います。」
まりさ♪ 「ちぇ!一杯食わせやがって!」
エミリ♪(エ) 「?」
まりさ♪ 「じゃあ、蟲の女王は、どうやって氷の女王虫歯にしたの?」
エミリ♪(エ) 「ゆきちゃん虫歯にして、そこに氷の女王を憑依させて虫歯をうつしたんだと思います。」
まりさ♪ 「よくそこまで、うまくことを運べたね。」
エミリ♪(エ) 「あらかじめいくつかのパターンを想定しておいて、そのうちのひとつがうまく成功したのだと思います。」
まりさ♪ 「そうなンだ。」
エミリ♪(エ) 「でも、そうなると私の推理を少し修正しないといけない。」
まりさ♪ 「どういうこと?」
エミリ♪(エ) 「私は、誰かがゆきちゃんの副作用の強い鎮痛剤を飲ませたのは、ゆきちゃんに憑依するためだと推理しました。」
まりさ♪ 「うン。」
エミリ♪(エ) 「だけど、蟲の女王は、ゆきちゃんに憑依していません。なぜなら氷の女王が何も疑わず憑依しているからです。もし蟲の女王ゆきちゃんに憑依したままなら、氷の女王ゆきちゃんに憑依しなかったと思います。」
まりさ♪ 「それって、どういうことになるの?」
エミリ♪(エ) 「最初は、蟲の女王は、ゆきちゃんに憑依して別の作戦を行うつもりだったんでしょう。でもその必要がなくなったから、憑依しなかった。」
まりさ♪ 「?」
エミリ♪(エ) 「それは、別の誰かが憑依したから・・・。じゃないと、ゆきちゃんは、お薬の副作用で眠ってしまって一人では動けないはずですから。」
まりさ♪ 「それって誰よ?」
エミリ♪(エ) 「わかりません。」
まりさ♪ 「よく、そこまで推理できるね・・・。」
エミリ♪(む) 「すごいだろ。ボクも感心しちゃったよ。」
まりさ♪ 「それでさあ。エミリ♪ちゃン。」
エミリ♪(エ) 「はい?」
まりさ♪ 「一緒にお風呂入らない?」
エミリ♪(エ) 「え?先輩とですか?」
エミリ♪(む) 「えっ?」
まりさ♪ 「だって、エミリ♪ちゃンお風呂入りたいだろ?」
エミリ♪(エ) 「はい。」
まりさ♪ 「だけど、むう♪と一緒に入るわけにいかンだろ?」
エミリ♪(エ) 「そうですね。」
まりさ♪ 「だから目隠ししてお風呂に入りなよ。あたしが体洗ってあげるよ。」
エミリ♪(エ) 「いいんですか?」
まりさ♪ 「あたしはかまわないよ。あンた、かわいいし。」
エミリ♪(エ) 「え?」
まりさ♪ 「むう♪!覗いたら承知しないからね。」
エミリ♪(む) 「ええー。ボク覗いたりしないよー。」
まりさ♪ 「じゃあ、エミリ♪ちゃン、お風呂入ろ。」
エミリ♪(エ) 「はい。まりさ♪先輩


(2009.9.26)