++トモヨ♪とむう♪2++
トモヨ♪ 「また、途中で寝ちゃったね。もう寝ないって約束したのに。」
むう♪ 「ごめン。ごめン。」
トモヨ♪ 「今度寝たら許さないからね。」
むう♪ 「・・・・・・・。」
トモヨ♪ 「眠くならないおまじないしてあげる。」
むう♪ 「え?」
トモヨ♪ 「目をつむって。」
むう♪ 「うン。」
チュッ!
トモヨ♪ 「ここは子ども病院なんだ。」
むう♪ 「そうなンだ・・・。」
トモヨ♪ 「あと、お母さんになる人の病院でもあるんだよ。」
むう♪ 「ずいぶン静かだね・・・。ほかに誰も入院していないのかな?」
トモヨ♪ 「みんな、もう寝ちゃってるんだよ。」
むう♪ 「でも、静かすぎだよ・・・。」
トモヨ♪ 「いつもは、そうでもないよ。大けがをした子が運ばれてくることもあるよ。」
むう♪ 「大けが・・・。」
トモヨ♪ 「ここにいる子は、みんな難しい病気なんだ。」
むう♪ 「そうなンだ・・・。」(・・・
トモヨ♪ちゃんは、どんな病気なンだろ。でも聞かない方がいいみたいだな・・・)
トモヨ♪ 「ねえ、
むう♪。」
むう♪ 「なに?」
トモヨ♪ 「
むう♪が首にぶら下げてるの、それって、すごくイヤ。外してくれる。」
むう♪ 「うン・・・・・。」
トモヨ♪ 「ここが霊安室。」
むう♪ 「え?」
トモヨ♪ 「入ってみる?」
むう♪ 「いやだ!ここだけは絶対にいやだ!」
トモヨ♪ 「
むう♪って、恐がりなんだね。」
むう♪ 「・・・・・・・・・・・・・・・。」
トモヨ♪ 「隣が手術室だよ。」
ぶ~~~~ん。
むう♪ (・・・あれ?蠅かな?・・・)
トモヨ♪ 「ここが処置室。」
ぶ~~~~ん。
むう♪ (・・・何?蠅が多いな・・・)
トモヨ♪ 「クスクス・・・。」
むう♪ 「・・・・・・・・・・・・。」
トモヨ♪ 「思い出してくれた?
むう♪。」
むう♪ 「何を?」
トモヨ♪ 「私のこと。」
むう♪ 「知らないよ!ボクは、君のことなンか知らない!」
トモヨ♪ 「思い出してくれないんだね。あのときも誘ったんだけどな。」
むう♪ 「何のこと?ボクは、君のことなンか全然知らないンだよ!」
トモヨ♪ 「思い出してくれないんならいいよ。じゃあ、今から一緒に行こうよ。」
むう♪ 「何言ってるンだよ?!君が何言ってるのか全然分からないよ!」
トモヨ♪ 「クスクス・・・。みんな待ってたんだよ。108つ目の魂。
むう♪がそうだったんだよ。」
むう♪ 「何言ってンだか全然分かンないよ!」
トモヨ♪ 「ねえ、一緒に逝こうよ。みんなで一緒に。」
??? 「起きろーーーーーー!!!!!!」
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
むう♪ 「・・・あ、姉ちゃん。
ゆきちゃんもいる・・・。」
まりさ♪ 「目が覚めた?!
この子に目覚ましビンタ食らわせてもらったンだよ。」
むう♪ 「・・・・おはよ。でも、まだ眠い・・・・。」
まりさ♪ 「これを飲んで!眠気覚まし!!」
むう♪ 「・・・グビ、グビ。・・・全然効かないよ・・・zzzz・・・・。」
まりさ♪ 「もう1回!目覚ましビンタをお願い!!」
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
むう♪ 「・・・・ホッペが痛いよ。だけど、まだ眠い・・・・でも寝たくないよ、怖いよ・・・・。」
まりさ♪ 「何も効かないの?
あんたは、
マスターを呼んできて。お願い。」
ゆきこ♪ 「はいな。」
むう♪ 「・・・・・眠いよ。・・・だけど、寝たくないよ。お願い、助けて・・・・zzzzzz・・・・・・。」
まりさ♪ 「
むう♪!寝たらダメ!
むう♪!起きて!
むう♪!」
むう♪ 「・・・・・・・・・zzzzzzzzzz・・・・・・・・・・・。」
まりさ♪ 「
むう♪!!!!」
最終更新:2009年09月23日 20:12