++ゴースト・マスター++
およそ1時間後・・・
まりさ♪ 「コホン。ん、ん~。」
むう♪ 「姉ちゃん。何、緊張してンだよ?」
キンコ~ン♪
ギィ
マスター 「その辺に座って。今お茶、入れるから。クスクス・・・」
まりさ♪ 「は、はい。」
むう♪ (・・・ボクたち浮いてるから座れないんだよな・・・)
マスター 「はい。お茶が入りましたよ。どうぞ。」
まりさ♪ 「あり、ありがとうございます。」
マスター 「あら?
まりさ♪ちゃん。」
まりさ♪ 「はい?」
マスター 「髪が、少しほつれてますよ。」
まりさ♪ 「えっ?」
マスター 「
あたしが、ブラシでといてあげます。」
まりさ♪ 「えっ?えっ?」
マスター 「嫌なの?」
まりさ♪ 「いえ、あの・・・。お願いします・・・。」
マスター 「ふふふ。じゃあ帽子、脱いで。」
まりさ♪ 「はい・・・。」
マスター 「ふふふ。優しくブラッシングしてあげますね。」
まりさ♪ 「はい。」
マスター 「こうやって、ブラッシングして・・・。いい子だから、じっとしててね。」
まりさ♪ 「・・・・・・・・・・」
マスター 「せっかくの綺麗な巻き毛なんだから、ちゃんとお手入れしなきゃ。」
まりさ♪ 「はい。」
マスター 「髪の毛、サラサラになって来ましたよ。
まりさ♪ちゃん、感じはどうですか?」
まりさ♪ 「・・・気持ちいいです・・・」
マスター 「ふふふ。綺麗な髪、思わず頬ずりしたくなっちゃうわね。」
まりさ♪ 「・・・あたし、とっても気持ちいいです・・・。」
マスター 「ふふふ。
まりさ♪ちゃん、もっと気持ちいいことしてあげようか?」
まりさ♪ 「えっ?えっ?」
マスター 「ふふふ。嫌?」
まりさ♪ 「いえ、あの・・・。お願いしm・・・」
??? 「おい!」
まりさ♪ 「・・・何?この心地よさを邪魔する無粋な声は?・・・」
むう♪ 「起きろーーーーー!!!」
まりさ♪ 「はっ!えっ?えっ?何?」
むう♪ 「姉ちゃん!何、真夜中っから白昼夢見てるンだよ!」
まりさ♪ 「えっ?あたし寝てたの?いつから?」
むう♪ 「ここに入ってきて、すぐくらいに寝ちゃったじゃン!」
まりさ♪ 「あたし、緊張のあまり寝ちゃったの?」
むう♪ 「姉ちゃんは、単に寝不足だろ!」
マスター 「ふふふ。
まりさ♪ちゃんって、かわいい。お茶、冷めちゃいますよ。クスクス・・・」
むう♪ 「姉ちゃん。次どうしよう?」
まりさ♪ 「あたし的には、
マスターと行動を共にするって分岐がほしかったな・・・。」
むう♪ 「この段階でピンクのしおりは立てられないよ。読者の乱入でも期待してよ。」
まりさ♪ (・・・・・・・・・・)
むう♪ 「とりあえず、
リーダーのところに行こう。」
(2009.9.5)
最終更新:2009年09月06日 16:41