山道を抜けて近回りをすることとしたイ♪たちは、むしとり少年の居城に向かいます

ヤマメ♪ 「この山を越えたらあいつがいるとこ、すぐ近くなんだって」
イ♪ 「あいつってどんなことにいるんだ?」
ヤマメ♪ 「あのね…マダツボミの塔っていうんだってw」
イ♪ 「なんかイメージにぴったり合うなw」

チョキン♪ 「…そろそろ峠だ…あとは下りだ…」
 (…今のところ何もないな…)

一気に山道を抜けようとしたためでしょうか
体力差が出てきて隊列が少し乱れてきました

ハチ♪ 「ちょっと遅れ気味だぜ」
タマ♪ちゃん 「ピーピキ」
ハチ♪ 「何だって?水が飲みたいだって?ちょっと待ちな」
 「こんな落ち葉んとこに雨水がたまっていることが…おお、あったぜ」
タマ♪ちゃん 「ピーピキw」
ハチ♪ 「今、濾してやるからな…さあ飲みな」

先頭を行くイ♪たちはハチ♪たちが、ついて来ていないことに気がつきます

イ♪ 「あれ?ハチ♪タマ♪ちゃんが見えないな」
ヤマメ♪ 「そういえばヌケサク♪もいないね」
チョキン♪ (…………………)
しとり♪ 「ちょっと前までは、みんなおいらの後ろにいたんだけど…」
チョキン♪ 「俺が戻って見てくるよ。少し待っててくれ」
イ♪ 「ああ。頼むぞ」
チョキン♪ 「それで、少し待っても俺が帰って来なかったら、先に進んでくれ」
イ♪ 「え?」
チョキン♪ 「何かその方がいいって予感がするんだ」
イ♪ 「わかったよ…」
 (…あの理詰めのチョキン♪が予感ってか…)

ヤマメ♪ 「あ!見て!イ♪。あそこに見えるあの塔」
イ♪ 「あの塔か…いかにもマダツボミの塔って感じだな…」
ヤマメ♪ 「こんなに近いんだ…」
イ♪ 「いよいよだな…」

一方こちらはハチ♪タマ♪ちゃんです

ハチ♪ 「あれ?みんなが見えないぜ!先を急ぐぜ」
タマ♪ 「ピーピキ!」
ハチ♪ 「しかしよう。なんか胸騒ぎがするぜ…これは虫の知らせ…」
 「おっ?あれはヌケサク♪じゃねえか!迎えに来てくれたんだな」

ヌケサク♪ 「…………ゴニョニョ……………」
ハチ♪ 「えっ?何言ってんだか分かんねえぜ」
タマ♪ちゃん 「ピーピキ!」
ハチ♪ 「え?危ないから早くこっちに来いって、言ってるって?」
 「なんだタマ♪ちゃんはヌケサク♪の言うこと分かるのかよ」
 「あれ?でも何で俺っちタマ♪ちゃんの言うことさっきから分かるんだろ?」
ヌケサク♪ 「…………ゴニョニョ……………」
ハチ♪ 「早くしろ。だと!うっせいなあ」

ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!

ハチ♪ 「なんだ、あの音は!うおおおおおおおおーーーー!!!」
 「岩なだれだあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!」

<<つづく>>

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最終更新:2015年09月24日 20:01