ある相談事例7

カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。お久しぶりじゃの。HSウメダ殿。」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。お久しぶりでございます。大神官様。」
カシコジマ 「早速じゃが今日貴殿のところに参った理由(わけ)はこのオルビスのお腹の子のことじゃ。」
オシリア 「おじいちゃん!」
カシコジマ 「どうした?オルビス。」
オシリア 「人前でその名前で呼ばないで。」
カシコジマ 「そうか。わかった。しかし、困ったの・・・。お前をなんと呼べばよいか・・・。」
オシリア 「前みたいにオシリアでいいんじゃない?」
カシコジマ 「嫁を苗字で呼ぶわけにもいかんじゃろ・・・。そうじゃ!オルビーでどうじゃ?」
オシリア 「それならいいよ。」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。大分事情が込み入っているようですな。」
カシコジマ 「いや、これからが本題じゃ。お主、我が子の世間の噂を知っておるか?」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉ。ゴシップなど興味ありませんと言いたいところですが、実は非常に関心を向けておるのですよ。ふぉふぉふぉふぉ。」
カシコジマ 「なら話は早かろう。検査を頼む。」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉ。かしこまりました。では、お嬢さん、準備をして検査台に上がってもらえますか。」
オシリア 「えっ?!でも・・・。」
カシコジマ 「案ずることはない。大丈夫じゃ。」
オシリア 「う、うん・・・。」
カシコジマ 「さ、わしが腹帯を解くのを手伝ってやろう。」
オシリア 「うん。」

カチャカチャ

HSウメダ 「ふむ。」
カシコジマ 「どうじゃ?」
HSウメダ 「内視鏡によればhymen(ヒーメン)に裂傷(あり)。性交頻度は多くはないものの処女ではありませんな。」
カシコジマ 「当たり前じゃ。」
HSウメダ 「処女降誕などありえないことです。」
カシコジマ 「まったく非科学的で無責任な噂を流しよって。」
HSウメダ 「処女膜の再生手術は可能ですが、どうされますかな?」
カシコジマ 「ありえんわい。」
HSウメダ 「触診でも異常は認められません。超音波検査をしてみましょう。」

HSウメダ 「ふむふむ。胎児は順調に育っていますよ。」
カシコジマ 「そうか。それは安心した。」
オシリア 「よかった。」
HSウメダ 「ほらこれを見てください。」
カシコジマ 「どれどれ?」
HSウメダ 「ペニスです。男の子ですね。」
オシリア 「男の子なんだ。名前どうしよう?」
カシコジマ 「楽しみじゃな。二人でいっしょに考えようぞ。」
オシリア 「うん。」
カシコジマ 「ところでHSウメダ殿。」
HSウメダ 「なんでしょうか?」
カシコジマ 「まだ調べてほしいことがあるのじゃ。」
HSウメダ 「なんなりと。」
カシコジマ 「お前は、少し席を外してもらえんか?」
オシリア 「え?・・・・うん。わかった。」
HSウメダ 「向こうに休憩室がありますから、そこで少し休んでいてください。」
オシリア 「はい。」

HSウメダ 「で、調べてほしいこととは?」
カシコジマ 「父親じゃ。」
HSウメダ 「やはりそこですか。」
カシコジマ 「わしは確かに卵未発見グループのポケモンじゃ。」
HSウメダ 「そうですね。」
カシコジマ 「しかし、だからといって子を成すことができぬはずと言われ、あの子の父親であることを妙な勘ぐりだけで否定されるのはがまんできぬのじゃ!」
HSウメダ 「ふぉふぉふぉふぉ。お気持ちは重々わかりますよ。」
カシコジマ 「でだ。わしの体を調べてほしいのじゃ。本当にわしが子を作ることができない体なのかを。」
HSウメダ 「胎児のDNA鑑定は2~3週間はかかりますよ。」
カシコジマ 「かまわぬ。」
HSウメダ 「わかりました。では、大神官様のから調べてみましょう。あい♪さん。あい♪さん。」
あい♪ 「あい。」
HSウメダ 「大神官様の精液を採取してもらえますか。」
あい♪ 「あい。」
カシコジマ 「すまんな。頼む。」

HSウメダ 「・・・・・・・・・・・・・・。う~ん。」
カシコジマ 「どうじゃ?」
HSウメダ 「う~ん。精子が・・・。」
カシコジマ 「どうなんじゃ?!」
HSウメダ 「有機質の精子が見当たらない・・・。」
カシコジマ 「なんと!」
HSウメダ 「う~ん。DNAがない・・・・。」
カシコジマ 「確かに膣内に射精したはずじゃ。」
HSウメダ 「・・・・・・・・・・。」(これは何なのだ?)
カシコジマ 「わしは、無精子症だったのか・・・・。」
HSウメダ 「いえ違います。無精子症ではありません。」
カシコジマ 「どういうことじゃ。」
HSウメダ 「うまく説明できませんがヒトの受精構造とはまったく異なっているのです。」
カシコジマ 「???」
HSウメダ 「ヒトの精子は、通常DNAとミトコンドリアを包むたんぱく質の頭部と鞭毛で構成されるのですが・・・・。」
カシコジマ 「・・・・・・・。」
HSウメダ 「あなたのにはこれが見当たらない。」
カシコジマ 「だから結論はどうなのじゃ?」
HSウメダ 「今はまだ結論を出すことはできません。」
カシコジマ 「どうすればいいのじゃ?」
HSウメダ 「精巣精子採取術(TESE)を施して更に検査をしてみましょう。」
カシコジマ 「・・・・頼む。」
HSウメダ 「今日は入院になります。あの子は先に帰ってもらいましょう。」
カシコジマ 「ふむ。」

HSウメダ (これは、・・・・・・。)
HSウメダ (DNAを含有しない無機質の精子だと・・・・・。)
HSウメダ (鞭毛運動が認められる。しかし、こいつらは何から運動のエネルギーを得ているのだ?)
HSウメダ (ヒトの卵子と受精してもES細胞を生成ない。i-PS細胞に変わる新たな細胞の発見なのか?)
HSウメダ (これは、HS-umeda細胞だ!はっはっはっはっは!神だ!私は神だ!)
HSウメダ (私は神の領域に踏み込んだのだ!)

(2015.10.18up byはるか♪)

12歳で出産って心身の負担デカそうだなぁ。というか12歳で非処女って色々な意味で大丈夫か?(ロンシャン(作者)談)
誕生日直前の12歳のとき初体験で出産予定は13歳だから大丈夫♪

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最終更新:2015年10月18日 21:51