ヤーダー(知る) יָדַע


カシコジマ邪神尽きぬ呪詛を放ちながら山頂にていきり立つ。において、胸中で「(・・・・オシリア。お前を知りたかったぞ・・・・。)」と思い描くシーンがある。
ここでカシコジマが脳内で使用した言語は日本語ではなく、神官らしくヘブライ語。
ヘブライ語の「ヤーダー」(知る)は、日本語の「知る」とは意味が異なっている。
「ヤーダー」は「知識」ではなく、「性交(セックス)」「交わる」「交合する」との意味である。
単に肉体的に性交するだけでなく、精神的にも相手と一つになり、相手の本質と交わることによって、本当の意味で相手を知ることになるという意味で用いられる。
「さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。」(創世記4章)

自らの命を投げうって邪神ミシャグジさまを封印することを決意し、オシリアたちを守ろうとしたカシコジマの魂の言葉がこのときオシリアの胸に届いていたのかもしれない。