キシュージ.

テンノウジ 「ねえ知ってる?」
ツルハシ 「キシュージのこと?」
テンノウジ 「うん。」
ツルハシ 「あんな奴もう友達じゃない。」
テンノウジ 「そうだよね。」

コダマ 「ねえあなたたち何してるの?」
ツルハシ 「別に何にもしてないよ。」
コダマ 「じゃあお寿司食べに行くよ。回転寿司好きでしょ?早くお出かけの用意しておいでよ。」
ツルハシテンノウジ 「は~い!」

【快速軍アジト】
カンクー 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
??? 「何を見てるだい?」
カンクー 「ん?ああ、みやこじか・・・・。」
みやこじ 「それって写真?」
カンクー 「ああ。」
みやこじ 「そこ写ってるのあんただな。」
カンクー 「ああ、わしの若い頃の写真だ。」
みやこじ 「ずいぶん古そうな写真だな。あれ?」
カンクー 「なんだ?」
みやこじ 「そこに写ってるのキシュージじゃないか?」
カンクー 「こいつか?こいつは確かにキシュージだ。」
みやこじ 「え?でも、それっておかしくないか?」
カンクー 「いや、こいつはキシュージだ・・・・。」

【暗闇をいずこかに向かって飛ぶ1匹のクロバット
??? 「げしげし。げしげし。」
 「R団の連中め!俺をバカにしやがって。皆殺しにしてやる。げしげし。」

【快速軍アジト】
みやこじ 「・・・・それって、どういうことだよ?」
カンクー 「こいつの名はキシュージ。わしの部下であり友であった。そして・・・」
みやこじ 「・・・・・・・・・・・・・。」
カンクー 「今のキシュージの父親だ。」
みやこじ 「キシュージ親父(おやじ)だと。」
カンクー 「ああ。もうこの世におらんがな・・・・。」
みやこじ 「ふん。で、その写真にはもう1匹ポケモンが写ってるがそれは誰だい?」
カンクー 「これはヒネノだ。キシュージと同じくわしの部下であり友であった男だ。」
みやこじ 「ああそうかい。」
カンクー 「そういえば、ヒネノにもキシュージの息子と同じ年頃の息子がいたな。幼少のころから久しく()うておらんが・・・・。」
みやこじ 「ふん。で、懐古の情に浸っていたわけかい。」
カンクー 「ふっ・・・・。で、お前の用は何だ。老人の昔話を聞き来たわけでもあるまい。」
みやこじ 「そのキシュージだよ。あんたキシュージのパージを命令したんだろ?何でだよ?」
カンクー 「奴は狂うてしもうた。」
みやこじ 「え?なんだって!」
カンクー 「奴は最早(もはや)殺人鬼にすぎん。」
みやこじ 「なんだと・・・・・・・・?」

【はるか♪病院キシュージ病室】
??? 「困ったわ。どこに行っちゃったんだろ?あの子。」
バタン!
ヒネノ 「おい!キシュージ!」
あい♪ 「?」
ヒネノ 「あれ?」
あい♪ 「あら?あなたはこの前の子。こんな遅い時間にお見舞い?」
ヒネノ 「違いますよ・・・・。そんなことより、キシュージは?あいつはどこに?」
あい♪ 「それがね、キシュージさん突然いなくなっちゃったの。」
ヒネノ 「え?なんでですか?」
あい♪ 「全然わからない。」
ヒネノ 「ち!」
あい♪ 「それよりも早くキシュージさんを探さないと。危険だわ。」
ヒネノ 「え?あいつもうケガはほとんど治ってたんじゃ・・・・。」
あい♪ 「・・・・・・・・・・・。違うの。キシュージさんのことじゃない。」
ヒネノ 「どういうことですか?」
あい♪ 「R団の子たちが危ないの・・・・・。」
ヒネノ 「え?どういうことなんだよ・・・・・。」

【快速軍アジト】
カンクー 「狂うてしまった者などいらぬ。」
みやこじ 「どういうことだよ?」
カンクー 「奴はもう歯止めがきかん。」
みやこじ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
カンクー 「奴はR団にバトルの真意を教えるなどと図に乗っておった。」
みやこじ 「ずいぶん思い上がった奴だな。」
カンクー 「そして、R団の女こどもたちを毒牙にかけていきおった。」
みやこじ 「おいおい。相手は女こどもかよ。完全に方向間違ってるじゃないか!」
カンクー 「奴は自分の考え方を修正することができぬ。」
みやこじ 「のぼせたバカだな。」
カンクー 「奴はバトルを楽しむということは敵に勝つことだと勘違いしておる。」
みやこじ 「そういえば、あいつどんな手段を使ってでも勝とうとしてたな。」
カンクー 「そうだ。奴は勝つための手段を選ばぬ。そして、奴が敵として選ぶ相手は己より弱い者だ。」
みやこじ 「それで女こどもを襲うのか!ゲス野郎め。」
カンクー 「うむ。」
みやこじ 「しかし、それって放っておけないんじゃないか。そんな危険な奴。」
カンクー 「そうだ。だから手を打った。」
みやこじ 「なるほどそういうことか。」
カンクー 「そういうことだ。」
みやこじ 「しかし、あんたもそれは同じだぜ。」
カンクー 「なに!」
みやこじ 「忠告しておいてやるぜ。まるであんた、自分のことを話してるみたいだったぜ。人の話を受け入れられないってとこ。」
カンクー 「むむむ。」
みやこじ 「あんたキシュージR団の連中を助けるつもりはないんだろ?」
カンクー 「う~む・・・・・・・・・。」
みやこじ 「あんたは快速軍の名を守るためだけにキシュージを切り捨てたんだよ。」
カンクー 「ふん。だからどうした。」
みやこじ 「快速軍はもう終わりだな。」
カンクー 「そういえばみえはどうした?」
みやこじ 「もう半年以上音沙汰ないぜ。」
カンクー 「そうか・・・。若い娘のことだ。好きな男でもできて駆け落ちでもしたのであろう。」
みやこじ 「今頃置屋にでも売られてるかもな。けけけけ。」
カンクー 「で、お前はどうするつもりなのだ?」
みやこじ 「オレか?オレは特に行くとこもないからな。まだここにいてやるぜ。」
カンクー 「好きにしろ。」
みやこじ 「ああ好きにするさ。で、あんたはどうするんだ?」
カンクー 「ん?」
みやこじ 「このままじゃ快速軍はORIGIN(オリジン)の二の舞だぜ。」
カンクー 「う~む。」
みやこじ 「陰で文句だけ言ってこのまま消え去るかい?ま、オレはどうでもいいけどな。けけけけ。」
カンクー 「・・・・・・・・・・・。ふっ。」しゅっぽ!
 「ふう~・・・。お前も吸うか?」
みやこじ 「オレはそれが大嫌いなんだよ。」
カンクー 「確かに百害あって一利もない。ふっふっふ。」
みやこじ 「ち!」
カンクー 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

【はるか♪病院キシュージの病室】
ヒネノ 「妄想性人格障害?」
あい♪ 「反社会性人格障害の症状もでているの。」
ヒネノ 「なんですか?それ?」
あい♪ 「猜疑心が強く他人の忠告が受け入れられないの。そしてその逆に自負心が強すぎて自分の間違った考えが修正できない。」
ヒネノ 「・・・・・・・・・・・・・。」
あい♪ 「あの子、人の気持ちを理解したり、人を愛する優しさが足りていない。そして。」
ヒネノ ごくっ
あい♪ 「自分が正しいと思っているから反社会的行動をしても良心の呵責を感じない。」
ヒネノ 「サイコパスかよ。」
あい♪ 「早く見つけないと危ないわ。」
ヒネノ 「俺キシュージを探します!」
あい♪ 「え?何か心当たりがあるの?」
ヒネノ 「全然ないけど。でも何かあいつのこと分かるような気もする。」
あい♪ 「お願い。あの子をとめてあげて。」
ヒネノ 「はい。」

【闇の中】
キシュージ 「げしげし。げしげし。」
 「R団はどこだ?あの最弱のR団員はどこだよ?」
 「俺がバトルの楽しさを教えてやるぜ。げしげし。げしげし。」

<<キシュージ.>>
(2011.5.8up byはるか♪)

読者様のご感想・ネタバレご注意
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まずタイトルややこしい。セリフばっかり多すぎ。
しゃべりあっているだけでは何が起きているのかさっぱりだ。
あと「半年」というのは『現実世界』での時間では?
物語同士のつながりも理解しないといけませんな。
ロンシャン(作者)の批評)

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最終更新:2011年05月14日 12:55