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#right(){[[R団の部屋]]}
隊長不在による待機状態のまま、戦わずして[[R団]]別働隊の戦いは終わった。
事変の自然終結から数時間。ようやく緊迫した状況は終わりを告げ、その報が別働隊へと届いた。
その報告の内容は
「[[女王>はるか♪]]操る[[戦闘ヘリ>ヒューイ]]のミサイル攻撃により、[[R団]]は
クーデター部隊・守備隊共に大打撃を受け、戦闘の続行がほぼ不可能となり両軍は和解の上で撤兵」
というものであった。
[[スコルプ]]「ようやく戦いが終わったか・・・。だが[[あのプライドの高い団長>ロンシャン]]のことだ、
またいつ反撃に転じるかわからんぞ」
[[ヘカテー]]「あの方は優柔不断。重要なことは決して1人では決めません。
我々だけでも慎重な姿勢をとれば、必ず決意は揺れます」
[[スコルプ]]「そうだな。だが[[女王>はるか♪]]も女王だ、ポケモン同士の戦いに、
まさか本物の軍用兵器で介入してこようとはな」
[[ギリンマ]]「お前ら・・・ポケモンバトルに軍用兵器を平然と持ち込んでくるような[[奴>はるか♪]]にコケにされて、
悔しくないのかよ!!」
[[スコルプ]]「う・・・それはそうだがな・・・」
[[ヘカテー]]「終わった戦いに介入する必要はありません」
[[ギリンマ]]「ちっ、奴め・・・次会う時はズタズタに引き裂いてやるからなッ!!!」
???「まー落ち着きたまえ[[ギリンマ]]君・・・。今回の件ばかりは我々にも原因があるからね」
怒りを隠しきれない[[ギリンマ]]が激昂した時、それをなだめるかのように一匹の[[スピアー]]が現れた。
[[スコルプ]]「今までどこに行っていたんだ、&bold(){ボンビー}君!」
???「ちょっとヤボ用でですね・・・後わたしは&bold(){ブンビー}ですよ、スコンブさん」
[[スコルプ]]「ス コ ル プ だ」
[[スピアー]]の名はブンビー。別働隊の隊員のようだが、所用で留守にしていたようだ。
今回の事変の件は我々にも原因があるというブンビーに、[[ギリンマ]]は詰め寄った。
[[ギリンマ]]「ブンビーさん!!今回の[[女王>はるか♪]]の暴挙を、全て我々の非が原因だというのですか!!」
ブンビー「いや、そういうわけではない。確かに、[[女王>はるか♪]]のポケモンバトルに兵器を平気で持ち込み、
我々の仲間に牙を向けた行為、これは到底許せたものではない!!!」
[[ヘカテー]]「・・・寒いシャレ」
[[ヘカテー]]はささやき声でブンビーのシャレを皮肉った。
ブンビーの話は続く。
ブンビー「だがしかし!!我々[[R団]]の[[団長>ロンシャン]]の非も少なからず原因している!!
それはまず作戦不足!あの方は挑発するだけしておいて、その後を考えていなかった。
そして、[[マダツボミの塔]]には少数の守備隊しか置かず、あの方は塔を留守にした!
まさか、[[女王>はるか♪]]の部隊がいきなりキキョウに乗り込んでくるとは思ってもいなかったがゆえに!!」
[[スコルプ]]「そして、人質だった虫ポケモンにはまんまと逃げられ、塔は焼失・・・。
その後部隊再編が行われるも、大幹部[[ウオッカ♪]]の専制独裁で全てバラバラになった」
ブンビー「そう!!次の原因は、名将[[ウエロク]]様を更迭し、古参ではあるが人望のない[[ウオッカ♪]]を
大幹部にしてしまった、[[団長>ロンシャン]]の采配ミス!
あんな自己中心的で自己顕示欲が強い奴を大幹部にしてしまったせいで、
結束していた[[R団]]が全てバラけ、離反者が続出してしまう事態!
そしてその間に[[女王>はるか♪]]は動いた!我々が仲間割れをしている隙に、漁夫の利を狙いにな!
・・・だが!不審なのは主要幹部クラスが全て吹き飛んだあのテロだ・・・。
あればかりは、事故とはとても思えんからな」
[[ヘカテー]]「あのテロの真相は未だ不明・・・。爆弾が仕掛けられていた後も、
残留していた火薬も、爆弾の破片も全く見つからぬまま・・・」
[[ギリンマ]]「アレも[[ウオッカ♪]]のババァがやったにきまってますよ!!
[[R団]]を自分とあの方だけの私物にするために!!!」
ブンビー「確証もないのに疑うのはよしたまえ。・・・だがまぁ、第一に疑われるのは間違いないな。
奴はテロの発生時間その場にいなかった。自らが主催したにもかかわらずな」
[[ギリンマ]]「だったら、間違いないじゃないですか!!」
そう[[ギリンマ]]が言うと、ブンビーは[[ギリンマ]]に詰め寄った。
ブンビー「じゃあ聞くが[[ギリンマ]]君?自分が真っ先に疑われると分かり切ったことを、
あからさまに自分からやるかね?」
[[ギリンマ]]「う・・・や、やりません・・・」
ブンビー「そうだろう、[[ウオッカ♪]]が犯人にしても、あまりにあからさますぎるのだ。
あの状況では、『自分が犯人です』と言っているようなものだ。他に狙いがあったか、
そうでなければ第三者の工作としか考えられんよ」
[[スコルプ]]「確かに・・・あの状況で無計画にそんなことをして、
『私がやりました』の一言で一件落着では、あまりにマヌケすぎる」
[[ヘカテー]]「・・・しかし、彼女が会議室に爆薬等その他危険物を仕掛けている所は、誰も見ていない」
ブンビー「そこなのだ・・・。会議室は厳重に警備されている。
例え大幹部でも、爆薬を持ち込むなど論外だ。
ここでわたしの推測は途切れて迷宮だよ。他にも不審な点がある。
[[女王>はるか♪]]は[[団長>ロンシャン]]の到着とほぼ同時に攻撃を開始したという話なのだが・・・」
[[スコルプ]]「お前の頭の中に『偶然』の二文字はないのか」
ブンビー「偶然なわけがないでしょうが!!到着と同時に攻撃開始だなんて、待ち伏せ以外の何物ですか!!」
[[ヘカテー]]「その通り・・・。戦場で本当に偶然と呼べるものは、自然現象のみ・・・」
[[スコルプ]]「そ、そうかもしれんが・・・」
ブンビーの強い口調と[[ヘカテー]]の言葉に、[[スコルプ]]は黙るしかなかった。
<<作者は超聖竜シデン・ギャラクシーにぶつ切りにされました>>
#right(){}
#right(){[[R団の部屋]]}
隊長不在による待機状態のまま、戦わずして[[R団]]別働隊の戦いは終わった。
事変の自然終結から数時間。ようやく緊迫した状況は終わりを告げ、その報が別働隊へと届いた。
その報告の内容は
「[[女王>はるか♪]]操る[[戦闘ヘリ>ヒューイ]]のミサイル攻撃により、[[R団]]はクーデター部隊・守備隊共に
大打撃を受け、戦闘の続行がほぼ不可能となり両軍は和解の上で撤兵」というものであった。
[[スコルプ]]「ようやく戦いが終わったか・・・。だが[[あのプライドの高い団長>ロンシャン]]のことだ、
またいつ反撃に転じるかわからんぞ」
[[ヘカテー]]「あの方は優柔不断。重要なことは決して1人では決めません。
我々だけでも慎重な姿勢をとれば、必ず決意は揺れます」
[[スコルプ]]「そうだな。
だが[[女王>はるか♪]]も女王だ、ポケモン同士の戦いに、
まさか本物の軍用兵器で介入してこようとはな」
[[ギリンマ]]「お前ら・・・ポケモンバトルに軍用兵器を平然と持ち込んでくるような[[奴>はるか♪]]にコケにされて、
悔しくないのかよ!!」
[[スコルプ]]「う・・・それはそうだがな・・・」
[[ヘカテー]]「終わった戦いに介入する必要はありません」
[[ギリンマ]]「ちっ、奴め・・・次会う時はズタズタに引き裂いてやるからなッ!!!」
???「まー落ち着きたまえ[[ギリンマ]]君・・・。今回の件ばかりは我々にも原因があるからね」
怒りを隠しきれない[[ギリンマ]]が激昂した時、それをなだめるかのように一匹の[[スピアー]]が現れた。
[[スコルプ]]「今までどこに行っていたんだ、&bold(){ボンビー}君!」
???「ちょっとヤボ用でですね・・・後わたしは&bold(){ブンビー}ですよ、スコンブさん」
[[スコルプ]]「ス コ ル プ だ」
[[スピアー]]の名はブンビー。別働隊の隊員のようだが、所用で留守にしていたようだ。
今回の事変の件は我々にも原因があるというブンビーに、[[ギリンマ]]は詰め寄った。
[[ギリンマ]]「ブンビーさん!!今回の[[女王>はるか♪]]の暴挙を、全て我々の非が原因だというのですか!!」
ブンビー「いや、そういうわけではないさ。確かに、[[女王>はるか♪]]のポケモンバトルに兵器を平気で持ち込み、
我々の仲間に牙を向けた行為!これは到底許せたものではない!!!」
[[ヘカテー]]「・・・寒いシャレ」
[[ヘカテー]]はささやき声でブンビーのシャレを皮肉った。
ブンビーの話は続く。
ブンビー「だがしかし!!我々[[R団]]の[[団長>ロンシャン]]の非も少なからず原因している!!
それはまず作戦不足!あの方は挑発するだけしておいて、その後を考えていなかった。
そして、[[マダツボミの塔]]には少数の守備隊しか置かず、あの方は塔を留守にした!
まさか、[[女王>はるか♪]]の部隊がいきなりキキョウに乗り込んでくるとは思ってもいなかったがゆえに!!」
[[スコルプ]]「そして、人質だった虫ポケモンにはまんまと逃げられ、塔は焼失・・・。
その後部隊再編が行われるも、大幹部[[ウオッカ♪]]の専制独裁で全てバラバラになった」
ブンビー「そう!!次の原因は、名将[[ウエロク]]様を更迭し、古参ではあるが人望のない[[ウオッカ♪]]を
大幹部にしてしまった、[[団長>ロンシャン]]の采配ミス!
あんな自己中心的で自己顕示欲が強い奴を大幹部にしてしまったせいで、
結束していた[[R団]]が全てバラけ、離反者が続出してしまう事態!
そしてその間に[[女王>はるか♪]]は動いた!我々が仲間割れをしている隙に、漁夫の利を狙いにな!
・・・だが!不審なのは主要幹部クラスが全て吹き飛んだあのテロだ・・・。
あればかりは、事故とはとても思えんからな」
[[ヘカテー]]「あのテロの真相は未だ不明・・・。爆弾が仕掛けられていた後も、
残留していた火薬も、爆弾の破片も全く見つからぬまま・・・」
[[ギリンマ]]「アレも[[ウオッカ♪]]のババァがやったにきまってますよ!!
[[R団]]を自分とあの方だけの私物にするために!!!」
ブンビー「確証もないのに疑うのはよしたまえ。・・・だがまぁ、第一に疑われるのは間違いないな。
奴はテロの発生時間その場にいなかった。自らが主催したにもかかわらずな」
[[ギリンマ]]「だったら、間違いないじゃないですか!!」
そう[[ギリンマ]]が言うと、ブンビーは[[ギリンマ]]に詰め寄った。
ブンビー「じゃあ聞くが[[ギリンマ]]君?自分が真っ先に疑われると分かり切ったことを、
あからさまに自分からやるかね?」
[[ギリンマ]]「う・・・や、やりません・・・」
ブンビー「そうだろう、[[ウオッカ♪]]が犯人にしても、あまりにあからさますぎるのだ。
あの状況では、『自分が犯人です』と言っているようなものだ。他に狙いがあったか、
そうでなければ第三者の工作としか考えられんよ」
[[スコルプ]]「確かに・・・あの状況で無計画にそんなことをして、
『私がやりました』の一言で一件落着では、あまりにマヌケすぎる」
[[ヘカテー]]「・・・しかし、彼女が会議室に爆薬等その他危険物を仕掛けている所は、誰も見ていない」
ブンビー「そこなのだ・・・。会議室は厳重に警備されている。
例え大幹部でも、爆薬を持ち込むなど論外だ。
ここでわたしの推測は途切れて迷宮だよ。他にも不審な点がある。仲間から聞いたところによるとだな、
[[女王>はるか♪]]は[[団長>ロンシャン]]の到着とほぼ同時に攻撃を開始したという話なのだが・・・」
[[スコルプ]]「お前の頭の中に『偶然』の二文字はないのか?」
ブンビー「偶然なわけがないでしょうが!!到着と同時に攻撃開始だなんて、待ち伏せ以外の何物ですか!!」
[[ヘカテー]]「その通り・・・。戦場で本当に偶然と呼べるものは、自然現象のみ・・・」
[[スコルプ]]「そ、そうかもしれんが・・・」
ブンビーの強い口調と[[ヘカテー]]の言葉に、[[スコルプ]]は黙るしかなかった。
<<作者は超聖竜シデン・ギャラクシーにぶつ切りにされました>>
#right(){}