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時渡り」(2009/12/04 (金) 23:34:15) の最新版変更点

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*時渡り #back(right,) [[???>アリマ♪]]([[セレビィ]]) 「泣いているの?」 [[IKOMA]] 「泣いてはおらぬ。」 [[アリマ♪]] 「悲しんでいるの?」 [[IKOMA]] 「この感情は悲しみというものなのであろうか?」 [[アリマ♪]] 「久しぶりね。[[イコマ>イコマ山]]の。」 [[IKOMA]] 「[[ロッコー>ロッコー山]]の。しばらく見なかったな。」 [[アリマ♪]] 「そなたの頂の木々は凍り、焼け落ち、坊主でござる。ぬしはまるで河童でござる。」 [[IKOMA]] 「河童とはいかにも。」 [[アリマ♪]] 「Vamos! Vamos! ALCINDO Sartori! Ole!Ole!Ole!」 [[IKOMA]] 「汝の言葉。私にはわからぬ。」 [[アリマ♪]] 「ボクもよくわからないよ。」、「あたいもよくわかんない。」 [[IKOMA]] 「汝は山。私と同じく様々なものの集まり。」 [[アリマ♪]] 「余とそちは同じじゃ。」、「うちと同じや。」、「ボクと同じだね。」 [[IKOMA]] 「だから言葉を選んでもらえぬか?汝らが一度にしゃべると混乱する。」 [[アリマ♪]] 「わかったよ。みんなの代わりにボクが一人でしゃべるよ。」 [[IKOMA]] 「この地の民は私を山神として信仰し、敬い、[[IKOMA]]神と呼ぶ。」 [[アリマ♪]] 「[[ロッコー山]]でボクが神さまって呼ばれたことはなかったね。いやボクたちが正解かな?」 [[IKOMA]] 「信仰のない地なのであろう。」 [[アリマ♪]] 「よくわからないよ。でも[[ロッコー山]]の民は、ボクを大事にしてくれる。」 [[IKOMA]] 「本来、山と民は共存するものなのだ。」 [[アリマ♪]] 「だけど、ここ燃えちゃったね。山頂は凍ってる。」 [[IKOMA]] 「ふむ。」 [[アリマ♪]] 「どうするの?」 [[IKOMA]] 「何もせぬ。」 [[アリマ♪]] 「何もしないの?」 [[IKOMA]] 「これから冬を迎える。そして春が訪れる。さすればまた木々は芽吹き、新たな生命が生まれる。」 [[アリマ♪]] 「また繰り返すの?」 [[IKOMA]] 「命は繰り返す。山がある限り、また命を産み。山もまた新たな命を育む。」 [[アリマ♪]] 「愚かなあの連中を止めないの?」 [[IKOMA]] 「そのようなことはできぬ。」 [[アリマ♪]] 「[[イコマ>IKOMA]]の。あなたには火を操る力があるのに。」 [[IKOMA]] 「私の力?」 [[アリマ♪]] 「この山の眼下に広がる地。民らがジョウトと呼ぶこの地を7日と7晩の間、焼き尽くすだけの力があるのに。」 [[IKOMA]] 「私をあがめる民をたたるなど私が望むことではない。」 [[アリマ♪]] 「ボクには人をたたる力はないけどね。」 [[IKOMA]] 「[[ロッコー>アリマ♪]]の。汝の力とは?」 [[アリマ♪]] 「ボクにあるのは時を渡る力。」 [[IKOMA]] 「ふむ。」 [[アリマ♪]] 「やつらを止めないの?」 [[IKOMA]] 「終わってしまったことだ。」 [[アリマ♪]] 「でも、また繰り返すかもしれないよ。」 [[IKOMA]] 「汝は止められるのか?」 [[アリマ♪]] 「ボクにはそんな力はない。ボクは時を渡る力を持つだけ。」 [[IKOMA]] 「あの者たちを過去に戻し、過ちを起こさぬよう諫めることはできぬのか?」 [[アリマ♪]] 「ボクにはそんな力はない。今を生きる者を過去に戻すなんて力はない。」 [[IKOMA]] 「人を過去に戻すことはできぬのか?」 [[アリマ♪]] 「生命の力が強すぎる。生きとし生けるものを操ることはできないよ。」 [[IKOMA]] 「&ruby(しびと){死人}であれば?」 [[アリマ♪]] 「瞑府の民?」 [[IKOMA]] 「&ruby(しびと){死人}であれば、時を遡らせることができるのか?」 [[アリマ♪]] 「できるかもしれないよ。」 [[IKOMA]] 「ところで[[ロッコー>アリマ♪]]の。」 [[アリマ♪]] 「何?」 [[IKOMA]] 「汝、何故[[アリマ♪]]と名乗る?」 [[アリマ♪]] 「それは、また今度教えてあげるよ。機会があればね。くすくす。」 <<時渡り・完>> (2009.12.3) //
*時渡り #back(right,) [[???>アリマ♪]]([[セレビィ]]) 「泣いているの?」 [[IKOMA]] 「泣いてはおらぬ。」 [[アリマ♪]] 「悲しんでいるの?」 [[IKOMA]] 「この感情は悲しみというものなのであろうか?」 [[アリマ♪]] 「久しぶりね。[[イコマ>イコマ山]]の。」 [[IKOMA]] 「[[ロッコー>ロッコー山]]の。しばらく見なかったな。」 [[アリマ♪]] 「そなたの頂の木々は凍り、焼け落ち、坊主でござる。ぬしはまるで河童でござる。」 [[IKOMA]] 「河童とはいかにも。」 [[アリマ♪]] 「Vamos! Vamos! ALCINDO Sartori! Ole!Ole!Ole!」 [[IKOMA]] 「汝の言葉。私にはわからぬ。」 [[アリマ♪]] 「ボクもよくわからないよ。」、「あたいもよくわかんない。」 [[IKOMA]] 「汝は山。私と同じく様々なものの集まり。」 [[アリマ♪]] 「余とそちは同じじゃ。」、「うちと同じや。」、「ボクと同じだね。」 [[IKOMA]] 「だから言葉を選んでもらえぬか?汝らが一度にしゃべると混乱する。」 [[アリマ♪]] 「わかったよ。みんなの代わりにボクが一人でしゃべるよ。」 [[IKOMA]] 「この地の民は私を山神として信仰し、敬い、[[IKOMA]]神と呼ぶ。」 [[アリマ♪]] 「[[ロッコー山]]でボクが神さまって呼ばれたことはなかったね。いやボクたちが正解かな?」 [[IKOMA]] 「信仰のない地なのであろう。」 [[アリマ♪]] 「よくわからないよ。でも[[ロッコー山]]の民は、ボクを大事にしてくれる。」 [[IKOMA]] 「本来、山と民は共存するものなのだ。」 [[アリマ♪]] 「だけど、ここ燃えちゃったね。山頂は凍ってる。」 [[IKOMA]] 「ふむ。」 [[アリマ♪]] 「どうするの?」 [[IKOMA]] 「何もせぬ。」 [[アリマ♪]] 「何もしないの?」 [[IKOMA]] 「これから冬を迎える。そして春が訪れる。さすればまた木々は芽吹き、新たな生命が生まれる。」 [[アリマ♪]] 「また繰り返すの?」 [[IKOMA]] 「命は繰り返す。山がある限り、また命を産み。山もまた新たな命を育む。」 [[アリマ♪]] 「愚かなあの連中を止めないの?」 [[IKOMA]] 「そのようなことはできぬ。」 [[アリマ♪]] 「[[イコマ>IKOMA]]の。あなたには火を操る力があるのに。」 [[IKOMA]] 「私の力?」 [[アリマ♪]] 「この山の眼下に広がる地。民らがジョウトと呼ぶこの地を7日と7晩の間、焼き尽くすだけの力があるのに。」 [[IKOMA]] 「私をあがめる民をたたるなど私が望むことではない。」 [[アリマ♪]] 「ボクには人をたたる力はないけどね。」 [[IKOMA]] 「[[ロッコー>アリマ♪]]の。汝の力とは?」 [[アリマ♪]] 「ボクにあるのは時を渡る力。」 [[IKOMA]] 「ふむ。」 [[アリマ♪]] 「やつらを止めないの?」 [[IKOMA]] 「終わってしまったことだ。」 [[アリマ♪]] 「でも、また繰り返すかもしれないよ。」 [[IKOMA]] 「汝は止められるのか?」 [[アリマ♪]] 「ボクにはそんな力はない。ボクは時を渡る力を持つだけ。」 [[IKOMA]] 「あの者たちを過去に戻し、過ちを起こさぬよう諫めることはできぬのか?」 [[アリマ♪]] 「ボクにはそんな力はない。今を生きる者を過去に戻すなんて力はない。」 [[IKOMA]] 「人を過去に戻すことはできぬのか?」 [[アリマ♪]] 「生命の力が強すぎる。生きとし生けるものを操ることはできないよ。」 [[IKOMA]] 「&ruby(しびと){死人}であれば?」 [[アリマ♪]] 「瞑府の民?」 [[IKOMA]] 「&ruby(しびと){死人}であれば、時を遡らせることができるのか?」 [[アリマ♪]] 「できるかもしれないよ。」 [[IKOMA]] 「ところで[[ロッコー>アリマ♪]]の。」 [[アリマ♪]] 「何?」 [[IKOMA]] 「汝、何故[[アリマ♪]]と名乗る?」 [[アリマ♪]] 「それは、また今度教えてあげるよ。機会があればね。くすくす。」 <<時渡り・完>> [[決勝前]]に続く。 (2009.12.3) //

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