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#right(){[[R団の部屋]]} [[R団]]と[[女王>はるか♪]]の戦いが終結してから、数日が経った。 [[やじゅうZ]]は再結成された[[R団]]に再び加入し、 その後好きだった[[あゆみ]]へと自分の気持ちを正直に手紙で伝えたものの、 まだ返事は貰っていない。今日も[[やじゅうZ]]は、空の郵便受けを見つめていた。 [[やじゅうZ]]「[[あゆみ]]ちゃんからの手紙・・・まだ来ねぇな・・・」 [[やじゅうZ]]は見かけによらず、デリケートな心の持ち主だった。 獰猛な外見に似合わず、その心はどんな草食系男子よりも純粋だった。 [[やじゅうZ]]は気晴らしに[[イコマ山]]へ散歩に出かけることにした。 [[女王>はるか♪]]との最終決戦の場となった[[イコマ山]]には、 [[女王>はるか♪]]との戦いの傷がまだ残っていた。 焼け落ちた[[ホウザン寺]]。山頂付近は激しいミサイル攻撃によって 完全に丸裸になってしまっていた。 [[やじゅうZ]]「ひでぇな・・・。山に罪はねぇのに・・・。 奴は・・・[[女王>はるか♪]]は俺達への私怨を晴らすためだけに、 こんなむごいことをしやがったのか・・・」 [[やじゅうZ]]は自分達が行った挑発行動、 そしてこの度の[[女王>はるか♪]]の復讐を重ね合わせた。 どちらも「悪」だったのかもしれない。しかし、 そのどちらが「善」で「正当」であったかなど、誰も知るはずはなかった。 この争いがポケモンバトルとしての「闘い」ではなく 戦争としての「戦い」であり、戦いに駆り立てたのも [[女王>はるか♪]]の「私怨」と[[ロンシャン]]の「プライド」であり、 明確な目的などどこにもなかったからである。 [[やじゅうZ]]はしばらく散歩を続け、山道へと出た。 するとそこには2匹の[[マリルリ]]がいるではないか。 1匹はコサックダンスをしていて、もう1匹は本を読んでいる。 [[やじゅうZ]]「アレはプーチンとキレネンコ・・・。[[R団]]の工兵と、戦闘員のコンビだな」 [[やじゅうZ]]は彼ら2匹へと近づいた。プーチンは[[やじゅうZ]]が 近づいてくる様子に気付いていたが、キレネンコは全く気にも止めず本を読んでいた。 キレネンコはキゲン良さそうに本を読んでいる。 [[やじゅうZ]]は彼を邪魔するのは何となく危険な気がした。 [[やじゅうZ]]「奴をキレさせたらマズそうだな・・・」 もう1匹のプーチンはガクガクと震えている。 何に怯えているのかはよく分からなかった。 その時、1匹の謎の[[スピアー]]が飛んできて、 本を読むキレネンコにケチをつけてきた。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「貴様、働きもせずに本を読んでいるとは何事でござる! 貴様も[[R団]]の一員ならば働けぃ!」 スピアーの名は[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]。 某所で有名な[[スピアー]]の名を持つ、武者[[スピアー]]である。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]のケチを聞いた途端、 キレネンコは急に本を閉じ、本をその場に置いた。 キレネンコの表情は眉間にシワを寄せ、目つきは非常に鋭くにらみつけるような、 非常に恐ろしくおぞましいものであった。 それを見て、プーチンは顔を青ざめてさらに怯え始めた。 [[やじゅうZ]]「何だ、何が始まるって言うんだ!?」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「ム、貴様拙者と一太刀交えるつもりか! よかろう、後悔するでないぞ!!」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]は連続でダブルニードルを放ち、 それが見事キレネンコに直撃した。なかなかの威力のようだ。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「どうだ、拙者の必殺ダブルニードル連射、クアドラプルニードルの味は!!」 しかし、キレネンコは倒れるどころか、その場に動きもせず立っていた。 何と、キレネンコは4発の針を全て受け止め、掴んでいたのである。 キレネンコは怒りの形相で[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]を見つめている。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「何!? 拙者の針が・・・!!」 キレネンコは受け止めた針を槍投げのごとく、[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]に投げつけた。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]は針の直撃を受け、地面に落下してしまった。 追い討ちをかけるかのごとく、キレネンコは[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]の両腕(?)の針を掴み、何度も何度も地面に叩き付けた。 この様子を見た[[やじゅうZ]]はあ然とする他なかった。 プーチンは最早見ていられないようで、目を背けてしゃがみ込んでいる。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「じ・・・実は拙者も・・・はたらきたくないでござる・・・」 威勢よく登場した[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]だったが、 キレネンコの逆鱗に触れ、ボコボコにされてしまった。 キレネンコは何事もなかったかのようにまた本を読み始めた。 プーチンはまだ青ざめ怯えている。 [[やじゅうZ]]もキレネンコの戦い方に驚きを隠せなかった。 [[やじゅうZ]]「すげぇ・・・何て戦い方だ・・・」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]が弱かったのか、 キレネンコが強かったのかなどはどうでもよかった。 [[やじゅうZ]]はただ、キレネンコがキレたらいかに恐ろしいかを思い知ったのであった。 息はしているようだがピクリとも動かない[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]を尻目に、[[やじゅうZ]]はその場を去った。 <<作者はバイオレンス・ヘヴンで亡くなりました>> #right(){} //今回セリフが少ないので、趣向を変えてみました。 //実際のキレネンコとプーチンも、ほとんどしゃべらないのですよw
*武者スズメバチVS凶暴ウサギ([[むてきまる先生>むてきまる(ロンシャン)]]VSキレネンコ) #right(){[[R団の部屋]]} [[R団]]と[[女王>はるか♪]]の戦いが終結してから、数日が経った。[[やじゅうZ]]は再結成された[[R団]]に再び加入し、その後好きだった[[あゆみ]]へと自分の気持ちを正直に手紙で伝えたものの、まだ返事は貰っていない。今日も[[やじゅうZ]]は、空の郵便受けを見つめていた。 [[やじゅうZ]]「[[あゆみ]]ちゃんからの手紙・・・まだ来ねぇな・・・」 [[やじゅうZ]]は見かけによらず、デリケートな心の持ち主だった。獰猛な外見に似合わず、その心はどんな草食系男子よりも純粋だった。[[やじゅうZ]]は気晴らしに[[イコマ山]]へ散歩に出かけることにした。 [[女王>はるか♪]]との最終決戦の場となった[[イコマ山]]には、[[女王>はるか♪]]との戦いの傷がまだ残っていた。[[神滅隊エイリア]]の襲撃によって焼け落ちた[[ホウザン寺]]。山頂付近の方は激しい攻撃によって完全に丸裸になってしまっていた。 [[やじゅうZ]]「ひでぇな・・・。山に罪はねぇのに・・・。奴は・・・[[女王>はるか♪]]は俺達への私怨を晴らすためだけに、こんなむごいことをしやがったのか・・・」 [[やじゅうZ]]は自分達が行った挑発行動、そしてこの度の[[女王>はるか♪]]の復讐を重ね合わせた。どちらも「悪」だったのかもしれない。しかし、そのどちらが「善」で「正当」であったかなど、誰も知るはずはなかった。この争いがポケモンバトルとしての「闘い」ではなく戦争としての「戦い」であり、戦いに駆り立てたのも[[女王>はるか♪]]の「怒り」と、[[ロンシャン]]の「トレーナーとしてのプライド」であり、明確な目的などどこにもなかったからである。 [[やじゅうZ]]はしばらく散歩を続け、山道へと出た。するとそこには2匹の[[マリルリ]]がいるではないか。1匹はコサックダンスをしていて、もう1匹は本を読んでいる。 [[やじゅうZ]]「アレはプーチンとキレネンコ・・・。[[R団]]の工兵と、戦闘員のコンビだな」 その2匹の[[マリルリ]]は工兵「プーチン」と戦闘員「キレネンコ」。[[R団]]では有名な[[マリルリ]]コンビだった。[[やじゅうZ]]は彼ら2匹へと近づいた。プーチンは[[やじゅうZ]]が近づいてくる様子に気付いていたが、キレネンコは全く気にも止めず本を読んでいた。キレネンコはキゲン良さそうに本を読んでいる。[[やじゅうZ]]は彼を邪魔するのは何となく危険な気がした。 [[やじゅうZ]]「奴をキレさせたらマズそうだな・・・」 もう1匹のプーチンはガクガクと震えている。何に怯えているのかはよく分からなかった。その時、1匹の[[スピアー]]が飛んできて、本を読むキレネンコにケチをつけてきた。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「貴様、働きもせずに本を読んでいるとは何事でござる! 貴様も[[R団]]の一員ならば働けぃ!」 スピアーの名は[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]。有名な[[スピアー]]の名を持つ、武者[[スピアー]]である。[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]のケチを聞いた途端、キレネンコは急に本を閉じ、本をその場に置いた。キレネンコの表情は眉間にシワを寄せ、目つきは非常に鋭くにらみつけるような、非常に恐ろしくおぞましいものであった。それを見て、プーチンは顔を青ざめてさらに怯え始めた。 [[やじゅうZ]]「何だ、何が始まるって言うんだ!?」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「ム、貴様拙者と一太刀交えるつもりか! よかろう、後悔するでないぞ!!」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]は連続でダブルニードルを放ち、見事キレネンコに直撃した。なかなかの威力だ。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「どうだ、拙者の必殺ダブルニードル連射、クアドラプルニードルの味は!!」 しかし、キレネンコは倒れるどころか、その場に動きもせず立っていた。何と、キレネンコは4発の針を全て受け止め、掴んでいたのである。キレネンコは怒りの形相で[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]を見つめている。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「何!? 拙者の針が・・・!!」 キレネンコは受け止めた針を槍投げのごとく、[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]に投げつけた。[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]は針の直撃を受け、地面に落下してしまった。追い討ちをかけるかのごとく、キレネンコは[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]の両腕(?)の針を掴み、何度も何度も地面に叩き付けた。 [[やじゅうZ]]「ひでぇ・・・」 この様子を見た[[やじゅうZ]]はあ然とする他なかった。プーチンは最早見ていられないようで、目を背けてしゃがみ込んでいる。 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]「じ・・・実は拙者も・・・はたらきたくないでござる・・・」 威勢よく登場した[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]だったが、キレネンコの逆鱗に触れ、ボコボコにされてしまった。キレネンコは何事もなかったかのようにまた本を読み始めた。プーチンはまだ青ざめ怯えている。[[やじゅうZ]]もキレネンコの戦い方に驚きを隠せなかった。 [[やじゅうZ]]「な・・・何て戦い方だ・・・」 [[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]が弱かったのか、キレネンコが強かったのかなどはどうでもよかった。[[やじゅうZ]]はただ、キレネンコがキレたらいかに恐ろしいかを思い知ったのであった。息はしているようだがピクリとも動かない[[むてきまる>むてきまる(ロンシャン)]]を尻目に、[[やじゅうZ]]はその場を去った。 <<作者はバイオレンス・ヘヴンで亡くなりました>> #right(){} //

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