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**++カイ♪とむう♪++
#back(right,)
[[むう♪]] 「何これ?何なンだよ!これは!!!![[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]!![[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]!!!!」
[[???>カイ♪]] 「これは惨いな。」
[[むう♪]] 「誰?」
[[カイ♪]]([[カイリュー]]) 「ふむ。俺の名は[[カイ♪]]」
[[むう♪]] 「氷のドラゴン!敵?!」
[[カイ♪]] 「構えずともよい。敵意はない。」
[[むう♪]] 「[[氷の女王]]の仲間じゃないの?」
[[カイ♪]] 「[[氷の女王]]に敵対するものではないが、従属するものでもない。」
[[むう♪]] 「・・・そんなことより、早く[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を助けて、現代に戻ってポケセンに連れていかないと。」
[[むう♪]] 「お前には、その氷の魔物を助けることができないぞ。」
[[むう♪]] 「どうしてだよ!」
[[カイ♪]] 「氷の槍が、その魔物の躰ごと永久凍土を射抜いておる。お前の力だと氷の槍を抜くことはできぬ。」
[[むう♪]] 「魔物じゃないよ・・・。[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]だよ。そしてボクは、[[むう♪]]だ・・・。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「ねえ。知ってるンだったら教えてよ。[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を助ける方法を。」
[[カイ♪]] 「助けることは、もうできぬ。魂を救うことしかできぬ。」
[[むう♪]] 「どういうこと?」
[[カイ♪]] 「ふむ。よかろう。教えてやろう。」
[[カイ♪]] 「通常、人間が槍に射抜かれれば、肉体が傷を負う。その傷が大きければ、肉体はやがて機能しなくなる。そして、魂が肉体を離れ、その人間は死を迎える。魂の抜けた肉体は腐り、朽ち果てる。」
[[〃>カイ♪]] 「しかし、その槍は、[[氷の女王]]の魔力が秘められた氷の槍。極寒の冷気を放つ魔法の槍だ。その槍に射抜かれても、傷は広がらない。躰が凍り付いてしまうのだ。」
[[むう♪]] 「それって、どういうこと?」
[[カイ♪]] 「つまり、氷の槍に射抜かれても死なないのだ。肉体は、凍り付き、朽ち果てることはない。また、魂も肉体と共に凍り付いてしまい、肉体から離れることもない。死なないというより死ねないと言う方が正しいのかもしれん。」
[[むう♪]] 「ってことは・・・。槍を抜いちゃうと・・・。」
[[カイ♪]] 「そのとおり。仮に強力な魔力を得て、氷の槍を溶かし、または引き抜くことができたとしても、そのときは、傷ついた躰が再び滅びに向かって動き出す。射抜かれた者の肉体は、やがて機能を停止し、その者は、死を迎えることとなる。」
[[むう♪]] 「・・・・・・そんな・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「槍に貫かれたまま、永久にこの地に呪縛されるか。殺して魂を救ってやるか。そのいずれかだ。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。いずれもお前が選ぶことのできる選択ではあるまい。」
[[むう♪]] 「・・・ボクは・・・。ここにいる。ずっと[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]のそばにいる。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「ボクが[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を殺すなんてできない。だからボクは、ここにいてずっと[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]のそばにいることしかできない。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「誰かが・・・。誰か[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]の魂を救うことができる人間がここに現れるってことはあるの?」
[[カイ♪]] 「それは、わからない。」
[[むう♪]] 「・・・[[カイ♪]]。栄光の勇者って知ってる?」
[[カイ♪]] 「栄光の勇者?全く聞いたことがないな。」
[[むう♪]] 「そう・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。その首に掛けているものは何だ。」
[[むう♪]] 「これ。お守りだよ。」
[[カイ♪]] 「ふむ。俺は、氷の槍がお前たちに向かって飛んでゆくのを見ていた。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「氷の槍は、お前をめがけて飛んでいた。槍が当る瞬間、その娘はお前と体を入れ替えたのだ。」
[[むう♪]] 「・・・・・[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。すぐ近くに俺のねぐらがある。ついてこい。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
【分岐】
1 過去の栄光の勇者編を読んだ。 → [[おばけの3人娘6>おばけの3人娘6・TT2-2-3]]
2 過去の栄光の勇者編を読んでいない。 → [[過去の栄光の勇者>過去の栄光の勇者・TT3]]
(2009.9.19)
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[[むう♪]] 「何これ?何なンだよ!これは!!!![[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]!![[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]!!!!」
[[???>カイ♪]] 「これは惨いな。」
[[むう♪]] 「誰?」
[[カイ♪]]([[カイリュー]]) 「ふむ。俺の名は[[カイ♪]]」
[[むう♪]] 「氷のドラゴン!敵?!」
[[カイ♪]] 「構えずともよい。敵意はない。」
[[むう♪]] 「[[氷の女王]]の仲間じゃないの?」
[[カイ♪]] 「[[氷の女王]]に敵対するものではないが、従属するものでもない。」
[[むう♪]] 「・・・そんなことより、早く[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を助けて現代に戻ってポケセンに連れていかないと。」
[[むう♪]] 「お前には、その氷の魔物を助けることができないぞ。」
[[むう♪]] 「どうしてだよ!」
[[カイ♪]] 「氷の槍が、その魔物の躰ごと永久凍土を射抜いておる。お前の力だと氷の槍を抜くことはできぬ。」
[[むう♪]] 「魔物じゃないよ・・・。[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]だよ。そしてボクは、[[むう♪]]だ・・・。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「ねえ。知ってるンだったら教えてよ。[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を助ける方法を。」
[[カイ♪]] 「助けることは、もうできぬ。魂を救うことしかできぬ。」
[[むう♪]] 「どういうこと?」
[[カイ♪]] 「ふむ。よかろう。教えてやろう。」
[[カイ♪]] 「通常、人間が槍に射抜かれれば、肉体が傷を負う。その傷が大きければ、肉体はやがて機能しなくなる。そして、魂が肉体を離れ、その人間は死を迎える。魂の抜けた肉体は腐り、朽ち果てる。」
[[〃>カイ♪]] 「しかし、その槍は、[[氷の女王]]の魔力が秘められた氷の槍。極寒の冷気を放つ魔法の槍だ。その槍に射抜かれても、傷は広がらない。躰が凍り付いてしまうのだ。」
[[むう♪]] 「それって、どういうこと?」
[[カイ♪]] 「つまり、氷の槍に射抜かれても死なないのだ。肉体は、凍り付き、朽ち果てることはない。また、魂も肉体と共に凍り付いてしまい、肉体から離れることもない。死なないというより死ねないと言う方が正しいのかもしれん。」
[[むう♪]] 「ってことは・・・。槍を抜いちゃうと・・・。」
[[カイ♪]] 「そのとおり。仮に強力な魔力を得て、氷の槍を溶かし、または引き抜くことができたとしても、そのときは、傷ついた躰が再び滅びに向かって動き出す。射抜かれた者の肉体は、やがて機能を停止し、その者は、死を迎えることとなる。」
[[むう♪]] 「・・・・・・そんな・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「槍に貫かれたまま、永久にこの地に呪縛されるか。殺して魂を救ってやるか。そのいずれかだ。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。いずれもお前が選ぶことのできる選択ではあるまい。」
[[むう♪]] 「・・・ボクは・・・。ここにいる。ずっと[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]のそばにいる。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「ボクが[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]を殺すなんてできない。だからボクは、ここにいてずっと[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]のそばにいることしかできない。」
[[カイ♪]] 「ふむ。」
[[むう♪]] 「誰かが・・・。誰か[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]の魂を救うことができる人間がここに現れるってことはあるの?」
[[カイ♪]] 「それは、わからない。」
[[むう♪]] 「・・・[[カイ♪]]。栄光の勇者って知ってる?」
[[カイ♪]] 「栄光の勇者?全く聞いたことがないな。」
[[むう♪]] 「そう・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。その首に掛けているものは何だ。」
[[むう♪]] 「これ。お守りだよ。」
[[カイ♪]] 「ふむ。俺は、氷の槍がお前たちに向かって飛んでゆくのを見ていた。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「氷の槍は、お前をめがけて飛んでいた。槍が当る瞬間、その娘はお前と体を入れ替えたのだ。」
[[むう♪]] 「・・・・・[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]・・・・・・。」
[[カイ♪]] 「[[むう♪]]よ。すぐ近くに俺のねぐらがある。ついてこい。」
[[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
【分岐】
1 過去の栄光の勇者編を読んだ。 → [[おばけの3人娘6>おばけの3人娘6・TT2-2-3]]
2 過去の栄光の勇者編を読んでいない。 → [[過去の栄光の勇者>過去の栄光の勇者・TT3]]
(2009.9.19)
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