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**++おばけの3人娘3++ #back(right,) [[ゆきこ♪]] 「うちを選んでくれたんやね。おおきに。」 [[むう♪]] 「いえ。どういたしまして。」 [[〃>むう♪]] 「あれ?[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]何食べてるの?」(いつの間に食べたンだろ?) [[ゆきこ♪]] 「爽やけど。」 [[むう♪]] 「そうやけどって・・・。それってアイス食べてるじゃン。」 [[ゆきこ♪]] 「だからさっきから爽や言うてるやん。あ。ひょっとして[[むう♪]]も欲しいん?」 [[むう♪]] 「え?いいの?ボクにもくれるの?」 [[ゆきこ♪]] 「口に入れたげる。あ~んしぃ。」 [[むう♪]] 「あ~ン♪」 [[ゆきこ♪]] 「はい。どうぞ。」 [[むう♪]] 「(^~^)」 [[ゆきこ♪]] 「あっ。しもた。」 [[むう♪]] 「どうしたの?」 [[ゆきこ♪]] 「間違えて、醤油飲ませてもたわ。」 [[むう♪]] 「ぶぅぅぅーーーー!!!」 [[ゆきこ♪]] 「堪忍な。」 [[むう♪]] 「普通間違えるか!!!」 [[ゆきこ♪]] 「ごめん。ごめん。お詫びにもう一口食べさしたげる。」 [[むう♪]] 「おい。」 [[ゆきこ♪]] 「何なん?」 [[むう♪]] 「その手に持ってるのタバスコだろ!」 [[ゆきこ♪]] 「あっ!また間違えてもた。ごめ~ん。」 [[むう♪]] 「わざとやってるだろ・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「ばれた?しゃあないね。」 [[ゆきこ♪]] 「あんな。うち[[むう♪]]にだけは、聞いてほしいことあるねん。」 [[むう♪]] 「何?」 [[ゆきこ♪]] 「うち雪女やねん。」 [[むう♪]] 「知ってるけど・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「誰にも言うたらあかんで。」 [[むう♪]] 「みんな知ってると思うけど・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「話の本番は、今からや。昔々ある村に老人と若者の2人のきこりが住んでてん・・・。」 ある冬の日、2人が森に出かけたところ、吹雪になってしまい村に帰れなくなってしまいました。 2人は、小屋を見つけ、そこで朝まで寝て過ごすことにしました。 真夜中、顔に吹き付ける冷たい雪を感じて若者が目を覚ますと、美しい女が小屋の中にたたずんでいるのです。 女が老人にふぅっと息を吹きかけると、老人は凍って死んでしまいました。 その後、女は、若者の顔を見つめていましたが、冷たい笑みを浮かべてこう言いました。 「あなたは若くてきれいだから、助けてあげる。だけど、今夜のことを誰にも言ってはいけません。誰かに言ったらあなたを殺します。」 それから数年して、若者はお雪という、色の白い美しい女と出会います。 2人は恋に落ち、結婚してたくさん子供をもうけました。 でも、お雪は、何年たっても一向に年をとらず、ずっと美しいままなのです。 ある夜、お雪に、もうええおっさんになってしまった若者が言いました。 「おまえを見ていると、不思議なことを思い出すんだ。あの日、おまえにそっくりな美しい女に出会った。恐ろしい出来事だったが、あれは夢だったのだろうか・・・。」 おっさんがそういうと、お雪は悲しげな顔をして言いました。 「それは、私です。あのとき、あなたに、もしこのことを人にしゃべったら殺すと言ったはずです。」 「お前は、俺を殺すのか。」 「いいえ。実はうち、近所のおばさんらに、もうしゃべってもた。」 [[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「おしゃべりな妻を持つと旦那は幸せになれるってお話や。」 [[むう♪]] 「・・・最後まで真面目に聞こうとしたボクの時間を返してくれる?」 [[ゆきこ♪]] ぽろ [[むう♪]] (・・・え?涙・・・) [[ゆきこ♪]] 「びえぇっ!」 [[むう♪]] 「え?え?」 [[ゆきこ♪]] 「ふえぇぇぇーーーーん!!」 [[むう♪]] 「え?ボクが泣かせたの?」 → [[ゆきこ♪とむう♪>ゆきこ♪とむう♪・TT2-4]] (2009.9.15) //
**++おばけの3人娘3++ #back(right,) [[ゆきこ♪]] 「うちを選んでくれたんやね。おおきに。」 [[むう♪]] 「いえ。どういたしまして。」 [[〃>むう♪]] 「あれ?[[ゆきちゃん>ゆきこ♪]]何食べてるの?」(いつの間に食べたンだろ?) [[ゆきこ♪]] 「爽やけど。」 [[むう♪]] 「そうやけどって・・・。それってアイス食べてるじゃン。」 [[ゆきこ♪]] 「だからさっきから爽や言うてるやん。あ。ひょっとして[[むう♪]]も欲しいん?」 [[むう♪]] 「え?いいの?ボクにもくれるの?」 [[ゆきこ♪]] 「口に入れたげる。あ~んしぃ。」 [[むう♪]] 「あ~ン♪」 [[ゆきこ♪]] 「はい。どうぞ。」 [[むう♪]] 「(^~^)」 [[ゆきこ♪]] 「あっ。しもた。」 [[むう♪]] 「どうしたの?」 [[ゆきこ♪]] 「間違えて、醤油飲ませてもたわ。」 [[むう♪]] 「ぶぅぅぅーーーー!!!」 [[ゆきこ♪]] 「堪忍な。」 [[むう♪]] 「普通間違えるか!!!」 [[ゆきこ♪]] 「ごめん。ごめん。お詫びにもう一口食べさしたげる。」 [[むう♪]] 「おい。」 [[ゆきこ♪]] 「何なん?」 [[むう♪]] 「その手に持ってるのタバスコだろ!」 [[ゆきこ♪]] 「あっ!また間違えてもた。ごめ~ん。」 [[むう♪]] 「わざとやってるだろ・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「ばれた?しゃあないね。」 [[ゆきこ♪]] 「あんな。うち[[むう♪]]にだけは、聞いてほしいことあるねん。」 [[むう♪]] 「何?」 [[ゆきこ♪]] 「うち雪女やねん。」 [[むう♪]] 「知ってるけど・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「誰にも言うたらあかんで。」 [[むう♪]] 「みんな知ってると思うけど・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「話の本番は、今からや。昔々ある村に老人と若者の2人のきこりが住んでてん・・・。」 ある冬の日、2人が森に出かけたところ、吹雪になってしまい村に帰れなくなってしまいました。 2人は、小屋を見つけ、そこで朝まで寝て過ごすことにしました。 真夜中、顔に吹き付ける冷たい雪を感じて若者が目を覚ますと、美しい女が小屋の中にたたずんでいるのです。 女が眠っている老人にふぅっと息を吹きかけると、老人は凍って死んでしまいました。 その後、女は、若者の顔を見つめていましたが、冷たい笑みを浮かべてこう言いました。 「あなたは若くてきれいだから、助けてあげる。だけど、今夜のことを誰にも言ってはいけません。誰かに言ったらあなたを殺します。」 それから数年して、若者はお雪という、色の白い美しい女と出会います。 2人は恋に落ち、結婚してたくさん子供をもうけました。 でも、お雪は、何年たっても一向に年をとらず、ずっと美しいままなのです。 ある夜、お雪に、もうええおっさんになってしまった若者が言いました。 「おまえを見ていると、不思議なことを思い出すんだ。あの日、おまえにそっくりな美しい女に出会った。恐ろしい出来事だったが、あれは夢だったのだろうか・・・。」 おっさんがそういうと、お雪は悲しげな顔をして言いました。 「それは、私です。あのとき、あなたに、もしこのことを人にしゃべったら殺すと言ったはずです。」 「お前は、俺を殺すのか。」 「いいえ。実はうち、近所のおばさんらに、もう全部しゃべってもた。」 [[むう♪]] 「・・・・・・・・・・・・・・・。」 [[ゆきこ♪]] 「おしゃべりな妻を持つと旦那は幸せになれるってお話や。」 [[むう♪]] 「・・・最後まで真面目に聞こうとしたボクの時間を返してくれる?」 [[ゆきこ♪]] ぽろ [[むう♪]] (・・・え?涙・・・) [[ゆきこ♪]] 「びえぇっ!」 [[むう♪]] 「え?え?」 [[ゆきこ♪]] 「ふえぇぇぇーーーーん!!」 [[むう♪]] 「え?ボクが泣かせたの?」 → [[ゆきこ♪とむう♪>ゆきこ♪とむう♪・TT2-4]] (2009.9.15) //

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