ビュ~
ハルヒ「なんか、夏だってのに変に風が強いわね」
アスカ「少しは暑さが和らぐんじゃない?」
翠星石「でも、いろいろと飛ばされそうで心配ですぅ」
アスカ「まあ、スカート穿いてる人とかは危ないわよね」
ハルヒ「あ!今日部室に集まる日なのよ!着替えなきゃ」
翠星石「どうせ頭の中じゃキョン人間に見せることとか考えてたに違いないですぅ」
アスカ「うっそぉ?ハル姉って大胆」
ハルヒ「んなわけないでしょ!しかも何でキョンが出てくんのよ!着替えたらすぐに行くから!(タタタタ」
アスカ「さて、と。私も」
翠星石「あれ?アス姉もどっか行くんですか?」
アスカ「今日はネルフに行かなきゃなんないのよ。じゃ、行ってくるわね」
翠星石「いてらっしゃいですぅ」
ハルヒ「タタタタ)よし、行くわよ」
翠星石「ハル姉も行ってらっしゃいですぅ」
バタン
翠星石「ふぅ。さて、翠星石もジュンのとこに遊びに行くですぅ」
ハルヒ「ガチャ)あれ?まだあんただけなの?」
キョン「ああ。みんなは来てないぞ」
ハルヒ「ふ~ん、そう。それにしても夏だってのにすごい風ね!」
キョン「そういえば、谷口の野郎が『外に出たらパンチラパラダイスだ!』とかいちいちメールで言ってきやがったな・・・・・」
ハルヒ「あんたもそんなこと考えてんじゃないでしょうね!?(ビシッ」
キョン「(普通の会話をしようかと思っただけなんだが・・・・)何ムキになってんだよ。・・・あっ!」
ちょうどそのとき、ハルヒの指刺す際に手を腰に当てたせいで、その肘がみくるの衣装掛けに当たった。
グラッ
キョン「危ねぇ!」
ハルヒ「え?キャッ」
ガターン!
・・・チュッ
キョン「いってぇ・・・腰打った・・・・・」
ハルヒ「///っ!!!」
先ほど頬に感じた感触と、鼻と鼻がくっつきそうな距離に彼の顔がある状況に一瞬思考を失った
ハルヒ「///・・・は、早くどきなさいよ!」
キョン「あ、悪い(あれ?いつもだったらビンタか蹴りが来るのに、変だな?)」
みくる「ど、どうしましょう~?」
有希・古泉「・・・・・(ゴゴゴゴ」
みくる「ひ、ひぃぃぃ~!こ、怖いぃ~!」
アスカ「ふい~。終わったぁ~!」
シンジ「そんなに伸びると、風でパンツが見え・・・」
アスカ「何言ってんのよ、変態!さ~て、帰るとしますか」
ブワッ
シンジ「うわっ!」
アスカ「くっ!なによこれぇ~!痛っめ、目になんか入った・・・・・」
シンジ「だ、大丈夫!?ちょっと見せて!」
アスカ「え!?」
気が付くと吐息がかかるほど接近している両者
アスカ「///・・・・・」
シンジ「う~ん・・・これはなかなか取れないなぁ。目は出来るだけ擦らない方が・・・・って、どうしたの?顔赤いよ?」
アスカ「///な、何でもない!!!断じて何でもないわ!!!」
シンジ「そ、そう・・・・?」
アスカ「そうよ!私はもう帰るわよ!」
シンジ「あ、うん。じゃあね」
アスカ「///(ま、まだ息のかかった感触が・・・)」
レイ「・・・・・(ゴゴゴゴ」
ミサト「レイ、何してんの?」
翠星石「あれ、お庭が荒れてるですぅ。のり、直してあげるですぅ!」
のり「え?でも翠星石ちゃん、外は風強いからお手入れしてもまた・・・」
翠星石「大丈夫ですぅ」
のり「でも・・・・そうだ。ジュン君、何かあるといけないから付いてあげてくれる?」
ジュン「何で俺が・・・わかったよ」
翠星石「さあ!直すですぅ!(ガラッ」
ビュ~!
翠星石「・・・・・」
ジュン「やっぱり中にいたほうがいいんじゃないのか?」
翠星石「な、何言ってるですぅ?様子を見てたでけですぅ。さっさと終わらせて・・・・・あ!!!」
翠星石の懐に挟まっていたハンカチが風にさらわれた。
翠星石「ハンカチが!」
ジュン「おわっちょぉ!!!(ガシ」
翠星石「ほっ・・・・・よかったぁ」
ジュン「ふぅ・・・やっぱ、中に入ったほうがいいな(ガラッ」
翠星石「しょ、しょうがねえですね。中に入ってやるかですぅ」
ジュン「な、なんだよ、礼ぐらい言ったらどうだ?」
翠星石「え?あ、ありが・・・・・っ!やですぅ!さっき飛んで奇声を発したことを笑わなかったことでチャラですぅ」
ジュン「まったく・・・・・あれ、それって俺があげたハンカチか?随分大事そうに抱えてるな」
翠星石「なっ!そっ、そんなことないですぅ!ポジティブシンキングも大概にしろですぅ!」
ジュン「いや、ただ単に大事にしてくれてうれしかったから・・・・・」
翠星石「えっ・・・・・?///もっ、もう帰るですぅ!」
のり「あ、翠星石ちゃん!」
蒼星石「良かったね、翠星石」
雛苺「ジュンと翠星石、ラブラブなの~!」
真紅「・・・・・(ゴゴゴゴ」
雛苺「こ、怖いの~!」
夜
ハルヒ「あれぇ~?二人とも、何か嬉しそうねぇ~(ヘラヘラ」
ア・翠「そういうハル姉も(ですぅ)」
ハ・ア・翠「(むふふふふ)」