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「また、ハル姉の力ぁ? まあ、暴れられるから良いけど」
惣流・アスカ・ラングレー.はMHのコクピットでそう口にした。
シンクロによらず巨大兵器を操るのはそれはそれで楽しいのである。
打ち込みや打撃の衝撃がMHから騎士に伝わるバックラッシュも、
EVAのフィードバックに比べればどうということもない。
「貴方は余計な力を入れすぎ」
ファティマ用コクピットから常に冷静な彼女のパートナーの声が伝わってくる。
「ファースト、なんでアンタはいつもそう冷静なのよ」
そう返しながら、彼女の駆る紅のMH、エンプレスは戦場を疾駆する。
紅の旋風となって。
「てっりゃー」
掛け声と共に大上段から振り下ろされたメトロテカクロムの実剣が
豪快にヘルマイネの頭をたたき割る。
「これで、44機撃破ー」
「42機の誤り」
「だから何でアンタはそう余計に細かいのよ! 少しはマスターを立てなさいよね!」
「私の本当のマスターは碇君の筈なのに……」
「うっさい」

コクピットでそんなやりとりを繰り広げながら彼女たちのエンプレスは戦場を征く、
次なる敵を求めて。

「キョン、狙うのはあれよ」
「あれはどうみても強そうだぞ」
キョンはもう何度目かわからなくなった溜息をついた。
涼宮ハルヒの気まぐれには誰よりも慣れているはずの彼も、
巨大兵器に乗って戦わされるとは思っていなかったのである。
おまけに狙う相手は一機だけ背中に妙なものを背負ったアシュラ・テンプルだ。
どうみてもあの集団では一番強そうだ。それに加えて……
「なあハルヒ、この色はなんとかならなかったのか?」
彼が乗っているのはピンクに黄色の花柄をあしらったMHなのである。
「なによ、このルミナス・ミラージュに文句あるの? キョンにはもったいない性能よ!
 ついでにこのあたしもね!」
「やれやれ、ファティマってのはもっと……」
「いくわよ、キョン! ヘボ騎士のアンタでも最高のファティマであるこのあたしが付いていれば
大金星が取れるんだからね」

そのころ三女は……

「MHが起動しないですぅ!」
「バカか、こんな化け物動かせるわけがないだろう!」
「翠星石カラーのMHだから、ちゃっちゃと動かすですぅ!」

ヤクトミラージュ・グリーン・デーモンを動かせずにジュンと一緒に四苦八苦していた。