テケテケテーテンッテンッー♪ リビングに響く祝福の音。
「アス姉!レベルが上がったですよ!!」
「分かってるわよ、翠。落ち着きなさいってば」

仲良く頭を突き合わせて、懐かしのゲームに興じるは次女に三女。
興味無さげに後ろで見守るは長女。

『特技はイオナズン~三姉妹編~』

「それにしてもあんた達、古臭いゲームやってんのね」
「い、良いじゃないの!日本の生んだ傑作RPGよ?」
「別に悪いとは言ってないわよ。勇者『アスカ』。あんた自分の名前付けてるのね」
「い、いいじゃないの!・・・けど『ハルヒ』って付けても良かったわね、ライデインも使えるし」
「??どういう意味よ?」
アスカはニヤニヤしている

「きっと、電波を発信してるって意味ですぅ」
「んなっ!?翠!アスカ!ちょっとこっちへ来なさい!!」

「「きゃ~大魔王が怒った(ですぅ)」」
どたばたきゃあきゃあ

「で、わたしがライデインなら、アスカ、あんたの得意魔法は何よ?」
「ん~、きっとメラゾーマね。真っ赤な爆炎で焼き尽くすのよっ!」
「なに言ってやがるですぅ。アス姉はギガデイン並みの電波が似合うですよ?」
ごんっ!
「ふぎゃ!ハル姉~アス姉が叩いたですぅ~」

「はいはい、よしよし」
「そう言う翠は何なのよ?」
「そりゃ翠はベホマですぅ!優しくみんなを癒すです、健やかにのびやかにですぅ」

「「なに言ってんの、あんたはマホトラでしょ。力を吸い取って動くんだから」」
「い、言いやがったですねぇ、この姉ども!もう許さんですぅ!!」

どたばたきゃあきゃあわいわい
ゲームなんかそっちのけで、今日も楽しい三姉妹の日々は続く。

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最終更新:2007年04月06日 23:16