「ねえ、ハルヒ?」
「何よアスカ?」
「ん~っとね・・・。やっぱいい」
「言いなさいよ。世界の謎と不思議と、妹の秘密はわたしの物なんだから」
「なによそれ・・・。じゃあね、えーっと・・・・ハルヒはキスしたことある?」
ぶはっっ!!げほげほ
「いきなり吹かないでよ!あーあびしょ濡れじゃないの」
「あ、あんたが変な事言うからでしょ!
そりゃわたしは高校生なんだからそれくらいね(夢の中だけど・・・)」
「へっー!初耳!!誰と?例のなんとかって同好会の男子?ほらギャンとかチュンとか言う」
「キョンよ、キョン!!って、誰がキョンなんかと!べ、べつに何とも思ってないんだから!」
「それでね、こないだヒカリに紹介されてデートしたじゃない・・・」
「聞けよ、妹。まあいいわ、続きを話しなさい」
「で、そのデートの相手がつまんなくて、途中で抜け出してふらりと学校に行ったの。
そしたら音楽室で、知り合いの男子がチェロを弾いててさ。さえない奴と思ってたんだけど、
それが意外に似合ってて、『あんたキスした事ある?』って・・・」
「なに?アスカから迫ったの?や、やるじゃないの。流石はわたしの妹ね!」
「けどその後に、教室から飛び出て、すぐ近くの手洗いでうがいしちゃった」
「ちょっとそれ最悪じゃないの!わたしの相手がそんな事したら死刑よ、死刑!
・・・シンジ君も可哀想に」
「ちょっと!相手がシ、シンジだなんて言ってないじゃない!
誰がシンジなんかと!あんなさえない奴、べ、べつに何とも思ってないんだから!」
「駄目よ~、アスカ。素直にならなきゃ♪あんたは態度でばればれなんだから」
。oO(お前が言うなですぅ。ほんとに似た者姉妹なんですから。
その点、翠星石は違うです、絶対にああいう風になら無い様にするですよ)