あ~・・・・俺だ。まあちょっと待て、お前らの言いたいことは分る。何でハルヒ本人じゃないのかと。お前じゃ萌えねーんだと。ま、それなりに事情が有ってだな?まだ話したくないんだと。ハルヒ自身が。しょうがないんでこの俺が出張している訳だ。ま、とりあえず詳細はハルヒの姉妹からお願いしよう。ではアスカさん?お願いしまっす。惣流=アスカ=ラングレーです。おとといの朝。熱帯夜のせいで寝不足気味。とりあえず着替えて朝ごはんに。ハル姉がフレンチトースト作ってました。・・・あたし、今日はごはん党なんだけど。ハルヒ「毎日ごはんじゃ飽きるでしょーが。それとも何、あたしの飯は食えないって訳?」はいはいごめんなさい。起き抜けに喧嘩はしたくありません。翠星石はまだオネム?姿が見えないけど。ま、いいや。いただきま~す。────・・・・・あれ?何?この違和感?寝ぼけた頭でリアルタイムの情報を必死で解析。いつもと違う?あれ?コレは、 ・・・・・────食卓が四辺全部埋まってる??バブシャ────────!!!!翠星石「ぎゃああああああああああああ!!!??」驚くハル姉と私。庭を見ると、翠星石と水を噴出すホースが一緒にツイスト踊ってる!翠星石「おおおオロチの呪いがこんな所にまでェ────!!?」」ハルヒ「バカ、蛇口閉めなさい蛇口ギニャ────!?」放水オロチキッチンに侵入。最高圧の水ブレスで朝ごはんを縦横無尽になぎ倒す!・・・・・・翠星石はどうも水やりをしようとしていたようで。結局朝ごはんは私の食べたフレンチトースト1枚半を除き、皆仲良く牛乳ケロッグと化しました。ハルヒ「・・・・・・・翠星石、罰としてお昼無し」翠星石「ううう・・・・・」 ・・・・・やっぱハル姉、家でも学校でも最強だわ。え~何かよくわからん話にスライドしてしまいました。ハハハでは次は、翠星石ちゃんにお願いしましょう。翠星石です。おとといの話なのです。その日は朝からいい天気。とてもいい一日の予定だったのです。さっそく庭の水まきに取り掛かりました。昨日の夕方水まきを忘れてたのです。まがりなりにも一応庭師、水まきなどお茶の子さいさいですぅ。蛇口を少しひねって、ホースの先を少しつぶして、たのしいいたのしい水まき時間♪バブシャ────────!!!!ぎゃああああああああああああ!!!??何ですかこの水量は!?てゆーかホースが暴れて、ハルヒ「ちょ、翠星石!?なにやってんのアンタ!!」おおおオロチの呪いがここまで追ってきたのです!とっとと八塩折酒之酒もってこいです!あ────オロチ勢い余ってキッチンに侵入!?ハル姉のウマウマトースト吹っ飛んでます!てゆーか誰ですか思いっきり蛇口捻ったのは!?翠星石はちょっとしか捻ってないです!本当に誰なんですか!?誰ですか・・・?オロチ大暴れの結果、朝ごはんはコーンフレークに化けてしまいました。あの時、庭には翠星石しか居ませんでした。他の二人はキッチンです。じゃあ誰が蛇口をいじったのですか?私達以外に? ・・・・・ぞっとしました。ハルヒ「・・・・・・・翠星石、罰としてお昼無し」ううう・・・・・・・・・・・・だれであろうが絶対に許さんですぅ・・・・・・ふう。似たもの同士の筈なのに個性豊かな三姉妹だぜ。ハルヒ×3でなく3乗なのがクセモノだ。ん?なんでこんな事してるかって?ソレはな、コレが最初の目撃情報だからだ。以下にコレ以外の情報を列挙しておこう。お前ら、はっきり云っておく。今回はマジでヤバい。別の意味で。T(北高2年女子)ん~、今日のハルにゃん?特に変わったとこは無かったけど?確かにみくるがらみで放課後一緒に居たけどさ、いつも通りのキャホキャホぶりだよ?そんな風に聞かなくても自分が一番分ってんじゃないかい?早くおいたしちゃいなさいって!あ、そうそう部室に見慣れない女子入ってたけどアレ誰?新入部員?にゃははンな訳ないやねっ!R・K(某特務機関諜報員)ああ、確かにその日俺は驚いたさ。マルドゥック機関から急な適格者の選定が行われたんだ。しかし送られてきた資料を見て更に驚いた。そもそもコイツは14才なのか?中国ではこいつに合わせたエヴァが急ピッチで建造中だという。委員会で何か起こったのか?それとも、コレも、シナリオの内・・・・・か?S(桜田家居候)くんくん探偵を見ながらお留守番ついでにお茶をしていたわ。すると物置から気配。それは────そう、薔薇乙女に特有の気配。行ってみると確かにNのフィールドが開いていた。一瞬また水銀灯が仕掛けてきたのかと思ったわ。でも違う────そう、羽が無い。替りに、鏡の向うに誰かが立っていた。ソレはニコリと笑うと、こう言った。『私はローゼンメイデン第8ドール・・・・・・・・・』あーこらそこ。引かんでくれ。俺もこれらが全部関係してるなんて思ってなかった。それぞれ世界観だって別だし。だがな、共通点が有るのさ。今、ハルヒは部室でマンガを描いている。前の文芸同人誌じゃなくて、何処かに投稿するらしい。『大作家』→『超作家』ときて今朝『極作家』に腕章が替わってたのには正直眩暈がしたが。で、そのときハルヒが聞いた。ハルヒ「ねえ、このマンガの主人公ってどんなのがいい?」正直すまんかった。悪ノリしすぎた。俺や古泉や朝比奈さんや長門の出したアイデア。それらをまとめて吟味し練り上げた結果、こんな主人公が出来上がった。『女性。名前はジャック。禿。ロリ』あーちょっと待て、だからそこまで引かんでくれ。悪ノリだと言ったろ?だが恐ろしいのはこれからだ。この主人公の特徴がな、さっきの証言の謎の人物に、共通しているんだ。あー待て待て待て。出てくな出てくな。コレは事実だ。純然たる現実だ。何故こんな事態になったのか?はたして原因は何か?どのように始末を付けるのか?そういった所も含めて、一旦休憩を挟んだ後、再び皆さんにお伝えしよう。・・・・・・・よろしいかな皆さん?OK?では。・・・・・あ?何?待て、なんで俺がそんな事を!?俺はキートン山田じゃねry) ~中略~ハルヒ「ほらキョン!とっとと皆さんに言いなさい!こういうのはお約束なんだから!」『・・・・・・・後半へ続く』
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