走る翠。逃げる翠。追うハルヒ。待ち伏せるアスカ。
アスカ「ほら、観念しなさい! ハル姉ならいざ知らず、あたしから逃げられるとでも思ってるの?」ハルヒ「よくやったわ、アスカ。私の作戦通りね。ちょっと気になる発言があったけど許してあげるわ」翠「何するですぅ! 離しやがれですぅ!」アスカ「うるさい。さあ、観念しなさい」ハルヒ「ちゃんと換えも用意してあるんだから」翠「ううう、ハル姉もアス姉も、妹を脱がせようとはとんだ変態やろうどもですぅ。これも翠星石が可愛すぎるのが悪いのですぅ…」アスカ「はぁ? 人聞きの悪いこといわないの。あんたのその暑苦しい格好がいけないんでしょ」ハルヒ「せっかく、替えの夏服まで用意したんだから、とっととそれ脱いで着替えなさいよ」翠「嫌ですぅ。この服は、お父様からいただいた大切な服なのですぅ」アスカ「だけど、みてて暑苦しいのよ。その服は。別に捨てろっていうわけじゃないんだし」翠「アス姉は、あの赤くてでっかいやつに乗るのが好きです。代わりに青いのに乗れっていわれたら乗るですか!」アスカ「なんでこのあたしが零号機なんかに! …あ」ハルヒ「言いくるめられてどうするのよ」アスカ「うーん。でも、そういわれると、翠の気持ちも……」ハルヒ「……」翠「これは、翠星石のローゼンメイデンとしての大事な衣装なのですぅ」ハルヒ「……そっか」アスカ「ハル姉?」ハルヒ「あたしたちが悪かったかもね。…いいわ、翠。あなたの気持ち無視しすぎたみたいね」翠「ようやくわかりやがったのですか」ハルヒ「この服は処分ね。せっかくジュン君に作ってもらったのに」翠「!!!!! ちょ、ちょっと待つですよ?」ハルヒ「ん? いいのいいの。処分するから。あ、真紅ちゃんや雛苺ちゃんだったらきてくれるかな。ジュン君も喜ぶわ」翠「暑いです!」アスカ「は?」翠「夏は暑すぎるです。実は翠星石もそろそろ夏服にしようかなぁと、思っていたところですぅ!」
アスカ「ハル姉、翠の扱いうまくなったわね……」ハルヒ「当然よ、姉として」
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