ハルヒとアスカが学校に行っている間、翠星石は一人留守番をしている
翠星石「はぁ…毎日の事ながら一人で留守番するのはほんと退屈ですぅ 二人とも寄り道してないで早く帰ってきやがれですぅ…」(ピンポーン!)翠星石「やれやれ、また新聞の勧誘ですか。いつも通り居留守使ってやるですぅ」(ピンポーン、ピンポーン!)翠星石「あぁ、ハル姉がいたら相手を説き伏せてくれるですのに」(ピンポピンポピンポーン!)翠星石「あぁ、アス姉がいたら相手を再起不能にしてくれるですのに」(ピンポピンポピンポピンポピンポーン!)翠星石「ふぬぅ~!しつっこい野郎ですぅ!今日という今日はとっちめてやるです!」シンジ「ごめんくださーい」翠星石「おやや?この声はシンジじゃないですか。待つです、今開けてやるですぅ」(ガチャ)翠星石「まったく、紛らわしいチャイムの鳴らし方はやめるです! 危うく鞄ごとすてみタックルするところだったですよ!」シンジ「あ、ごめん…えっと、アスカはもう帰ってる?」翠星石「あれ?一緒じゃなかったですか?」シンジ「うん、実は今日一緒に買い物に行く約束してたんだけど…」
マヤ「!?学校方面より正体不明の移動物体接近中!」マコト「は、早い…」シゲル「パター(ry」
翠星石「…なんですか今のは?」シンジ「さぁ…って、え!?」(ドドドドド!)アスカ「こらぁぁ!シンジぃぃぃ!」シンジ「うわっ、アスカ、そんなに慌ててどうしたの?」アスカ「このバカシンジ!校門で待ち合わせの約束でしょ!」シンジ「あっ…そうだった、ごめん」アスカ「ごめんじゃないわよバカ!もういいわ、さっさといくわよ!」シンジ「え、ちょ、痛っ!み、耳ひっぱらないでよ!」アスカ「いいから黙って来る!」シンジ「アッー!」翠星石「…」(バタン)こうしてシンジは連行された…
翠星石「アス姉との約束はしっかり覚えてないと駄目です やれやれ、シンジはまだまだ精進が足りんですぅ」(ピンポーン!)翠星石「むっ!今度こそ悪徳業者ですか!」(ガチャ)キョン「あ、翠星石ちゃんか、ハルヒ帰ってきてないかな?」翠星石「…」キョン「ん?どうかした…」(ドドドドド!)ハルヒ「こらぁぁ!バカキョン!」キョン「おぉ、ハルヒか、探したぞ」ハルヒ「何が「探したぞ」よ、さっきからずっと部室にいたわよ!」キョン「え、そんな馬鹿な。さっきこっそり覗いた時は朝比奈さ(ry」ハルヒ「いいからとっとと来る!」キョン「ぐ、ちょ、く、首が絞ま(ry」翠星石「…」(バタン)こうしてキョンは連行された…
翠星石「ふぅ、これは二人とも帰ってくるの遅そうですね しょうがないからジュンの所にでも行ってやるです べ、別にさびしいからとかそういうんじゃないですよ! 暇で暇でしょうがないから仕方なく遊びに行くだけです! 火の元よし、戸締りよし、完璧です!じゃあ出発ですぅ!」(ガチャ、バタン)こうして翠星石は満面の笑みを浮かべながら桜田邸に向かった…
そして誰もいなくなった…そして時は流れて…
(すとん)金糸雀「やったのかしら~♪とうとう侵入に成功したのかしら~♪」 って誰もいないのかしら、しかも何だかお外が暗くなって…」(ピカッ!ゴロゴロ!)金糸雀「ふえっ、か、かみなりなのかしら…、で、電気を付ければ… と、届かないのかしら~」(ピチョン…ピチョン…)金糸雀「な、なんの音なのかしら…、確かめたいけど怖いのかしら… というか、なんで誰もいないのかしら~」
翌朝、炬燵の中から発見されるまで金糸雀の恐怖の時間は続いた…
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