ハルヒ「ただいまー!」アスカ「おかえり……ん?ハル姉、なんか顔怖いわよ。」ハルヒ「髪を切りに行こうと思ってたんだけど美容室が休みだったのよ!」アスカ「まぁ、毎日髪型変えるのも見てて鬱陶しいから私も切って欲しいと思ってたけどさ。休みなら仕方ないじゃない。明日行けば?」ハルヒ「うるさいわね!今日切ってほしかったのよ!」翠星石「ったく、ワガママな姉ですぅ……あ、そうだ!ちょっと待ってろですぅ。」翠星石「紹介するですぅ。翠星石の双子の妹、蒼星石ですぅ。」蒼星石「はじめまして。いつも翠星石がお世話になってます。」アスカ「あら、翠星石と違って礼儀正しいのね。」ハルヒ「それでこの子呼んできてどうする気よ?」翠星石「蒼星石はハサミ使いのプロですぅ!蒼星石にハル姉の髪の毛切ってもらうといいですぅ。」ハルヒ「おお!ではお願いするわ、蒼星石。」蒼星石「はい。」そう答えると蒼星石の手に大きな金色のハサミが現れた。ハルヒ「え?……ま、まさかその大きなハサミで切るつもり?」翠星石「蒼星石の『庭師のハサミ』は抜群の切り味ですぅ。どんな大木でも一閃ですぅ。」ハルヒ「ちょっと?!私の髪は木なんかじゃないわよ!」アスカ「うるさい姉ねぇ。よっこいしょっと。」ハルヒの体を後ろからアスカが羽交い絞めにして、そのままイスに座らせる。ハルヒ「こ、こら!バカアスカ!離しなさい!」翠星石「大丈夫ですぅ。万が一、切りすぎて失敗しても翠星石のジョウロで新しい木を生やしてやるですぅ。安心するですぅ。」ハルヒ「だ、だから!私の髪の毛は木じゃないって言ってるでしょ!」翠星石「あ、でもハル姉の頭の中は年中お花畑だから、ひょっとしたら花が生えてくるかもしれないですぅ、プププ。」ハルヒ「なんですってー!!」アスカ「あー本当にうるさいわ。蒼星石、さっさとやっちゃって。」蒼星石「はい、ではいきます。はぁぁ!てりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ!」ハルヒ「うぎゃぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁっぁ!」その夜、静かな住宅街に悲鳴が鳴り響いていた。
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