最萌で優勝した翌日、翠星石は上機嫌。少し遅い目覚めのあと、リビングへ。アスカ「おはよ」翠星石「おはようですぅ☆きっ今日は翠星石に・・・いえ、いいいい天気ですぅ」アスカ「は?」翠星石「えっ・・・と、アスカ姉は何か話したいことないですか!?」アスカ「別に。さっきから意味わかんない」翠星石「うぅ・・・」ハルヒ「翠星石!はやく朝御飯食べてよね。食器片付かないんだから」翠星石「はいですぅ・・・」昼前。ハルヒ「んじゃあたし達買い物行ってくるね。お昼は作っといたからテキトーに食べといて」アスカ「ちゃんと戸締まりすんのよ」翠星石「はぁ~い・・・」一人留守番をする翠星石。翠星石「まったく!可愛い妹が最萌で優勝したってのに、おめでとうの一言もないのですかあのバカ姉どもは!」夕方になっても姉たちは帰ってこない。翠星石「何してるんですか遅いですぅ・・・全然待ってませんけど。うー・・・きっと翠星石にお祝いのプレゼントを買ってるはずです。だから時間かかってるですぅ、そうに違いないですぅ」夕飯時になってようやく帰ってきたハルヒとアスカ。ハルヒ「ただいまー!ごめんごめん遅くなって。すぐご飯の準備するから」アスカ「あ、あたし2階に荷物置いてくるね」翠星石「おかえりですぅ・・・バカ姉どもこの翠星石をこんなに待たせるとはいい根性してやがるですぅ・・・」夕飯ができるのをリビングでテレビを見ながら待つ翠星石。翠星石「なぁ~んにも言ってこないですぅ・・・別にお祝いして欲しいわけじゃないからいいですけど・・・」ハルヒ「何ブツブツいってんの!ほらご飯できたわよ! お~~~い!! アスカー!ご飯できたから降りてきなさぁい!」食卓に集まる三姉妹。アスカ「あーっ!おなかすいた~!いっただっきまーす」ハルヒ「いただきます。あら、どうしたの翠星石?食べなよ」翠星石「いただきますですぅ・・・」いつもと変わらない夕食。特にお祝いって感じは全くしない。翠星石「ごちそうさまですぅ・・・」夕飯を半分ぐらい残して席を立つ翠星石。トボトボと2階の自室へ。部屋に入り電気をつけると、壁一面に装飾された横断幕。そこには『2006年最萌トーナメント 優勝おめでとう!』と書かれてあった。机の上には白い箱。開けると中にはケーキが入っていて『これからもよろしく! ハルヒ&アスカ』と、クリームで書いてあった。リビングではアスカとハルヒがニヤニヤしながら話す。ハルヒ「ちゃんとできた?」アスカ「バッチリよ!・・・まさかハルヒ姉がこんな企画を言い出すなんて」ハルヒ「こういうのは本人に秘密でやるのが一番なのよ!それに楽しかったでしょ? 公園で横断幕に紙の花とかつけたり」アスカ「まぁね。綺麗にたたんで持って帰るの大変だったけど」ドタドタと階段を駆け降りる音。ハルヒ「あ、来た」翠星石「・・・っ!!!」アスカ「あはははははは!翠星石のやつ人形のくせに泣いてるわよ!」翠星石「うううるさいですぅバカ姉!ううぅ・・・」ハルヒ「さ!あんたの部屋行ってケーキ食べましょっ!」翠星石「うっうっ・・・バカ姉共もなかなかいい心掛けしてやがるですぅ・・・」アスカ「はいはい。そりゃどーも」翠星石「・・・ありがとうですぅ」
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