ハ「ふぅ~、やっとできたわね!」ア「ホント!中々のクリスマスケーキができたわ~」翠「翠星石のスコーンも上出来ですぅ あ、そろそろ『くんくん探偵』はじまるですぅ」タタタタハ「待ちなさい!今からアタシが『地獄少年 引き籠り』見るんだから、ダメよ!」翠「な、なんか凄く参考になりそうな番組ですけど、くんくんは譲れねーです!」ア「アンタ達ばかぁ!?今日は『やりすぎシンジィ』を見んのよ!」
などと健康的な衝突を年中無休で営業している三姉妹であったが、今まさに彼女達の背後に魔の手が迫っていた…
━━━━タンスの脇へっへっへ、俺様は天下無敵の“GOKIBURI”様だぜ。しかも、ただのゴキじゃねぇ。見な!この茶色の羽を!お~れは、ちゃばね!ゴ~キ大将!なんてなていうか、甘そうなケーキにスコーンがあるじゃねえか!しめしめ、今日の晩飯はあれに決定だ! 行くぜっ!!
ハ「翠、いい加減にしなさいっ!」翠「そっちがいい加減にするですぅ…って、ヒャー!!最も忌むべき甲殻類がお菓子の城を侵略してるですぅ!」ア「断じて甲殻類ではないけれど、あれはヤバイわね!ハル姉!翠!新聞と雑誌と殺虫剤!」ハ&翠「合点!」ハ「よし!準備は良いわね!?」ア&翠「イエス、マム!」ハ「じゃあ、行くわよ!」ハ、ア、翠「ツンデレ三恋星秘技『ジェットストリームアタック』(ですぅ)」
━━━━━ゴキサイドぉお!?あいつら殺し慣れしてやがるな!だったら、俺も本気で行くか!ゴキブリほいほい100m行軍で会得した光速の秘技を見せてやる…
三姉妹&ゴキ「「勝負!」」
先ずゴキを襲ったのはアスカの鋭い打撃だった。しかし、ゴキのたぐい稀なる運動神経が辛うじてそれを見切る。否、二撃目すなわちハルヒの雑誌攻撃が亜音速で飛んできた。 普通のゴキであれば、この二撃目で粉砕され、最後の抵抗と言わんばかりに嫌な液を巻き散らし息絶えるわけだが、今回の奴は一味いや二味違った…
ハ「あたしの『燕返し』をよ、避けた!?」ア「嘘!?ハル姉はエベンクルガ並の剣術使いなのに!」翠「ほぅ、やるですね… ここまで来たのはお前で二人目ですぅ!けど、翠星石のじょうろ(中身は殺虫剤)攻撃を逃れた奴はいないです!おとなしくくたばりやがれ、ですぅ!!」
その刹那、ゴキの目が光った『ゴキバッツゴースト!』
三姉妹「き、消えたぁ!?」
それから、ケーキ&スコーンはゴキに食われ、アイシールド21伝説は始まったしかし、明日!伝説となったゴキに試練すなわち三姉妹と雌雄を決するハルマゲドンの幕が上がる…!
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